◆柴犬 男の子 ひなた、あお、そら7歳
◆父と3兄弟の歴史
父、犬を飼う~ 犬嫌いだった男が、柴犬3匹と暮らすに至った物語
冬のある日の出来事です。
父は柴犬3匹を連れて夕方の散歩に出掛けました。見慣れたコースを回り散歩も終盤になったときのことです。数人の小学校低学年の子供たちが犬を見つけて楽しそうに近づいてきました。もちろん犬たちも大喜びです。特に赤柴そらは人懐っこい性格で誰にでもなつくため子供たちに可愛がられていました。
この小学生たちは3匹に会ったことがあるようでした。だから誰にでも吠えまくる黒柴あおいも吠えることなく楽しそうに遊ぶことができたようです。
子供たちと犬の交流を見守りながら数分たったとき車が走ってくるのが見えました。車をやり過ごそうと道路の端によったときの事でした。突然車が超低速になり、ゆっくりと近づいてくるのです。
「なんだ?この不審な車は」
ちょっと警戒レベルが上がります。そろそろと近づいてくる車。
「?」
「子供?」
「犬?」
「なんだ?」
父の警戒レベルはどんどんと上がっていきます。子供と犬と車を交互に見ながらその場で緊張が高まります。
その時でした、子供の一人が声を上げます。
「〇〇先生だ!」
父「!?」
その車は子供たちの学校の先生の車だったのです。父のそのときの散歩の服装は黒いダウンジャケットにフードを頭からすっぽりかぶり、顔にはマスクをしていました。この姿で小学生に話しかけていたら明らかに不審者です。
「不審者が子供に近づいている」
先生はきっとこう思っていたのです。見極めるために警戒心MAXでゆっくりと近づいてきたのです。
不審者vs不審者
お互いに相手を不審に思い警戒を高めていただけでした。父は子供の声を聴いて一気に安心し車の意図を理解しました。先生も近くまで来ると自分に向かって笑顔を見せる子供たちと犬3匹をみて安心したようです。そのまま走り去りました。
東北の冬は寒いのです。フードもかぶるし喉が痛ければマスクもするのです。不審者に見えるかもしれないけれど不審者ではないのです。

父が更新
また冬がやってくる
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