◆柴犬 男の子 ひなた、あお7歳 そら6歳
◆父と3兄弟の歴史
父、犬を飼う~ 犬嫌いだった男が、柴犬3匹と暮らすに至った物語
久々にやらかしました。
明らかに油断していました。
一番やってはいけない、とても危険なノーリード脱走を許してしまいました。
逃げたのは赤柴そら。
ボスが門を開けた隙に脱走しました。父は門の外にいたのですぐに追い、ボスは念のため残り2匹を押さえる役目。家の前ですぐに捕獲完了。
と思ったら一瞬で父の手をすり抜けて道路を走っていく赤柴。
曲がり角で立ち止まりこちらを見ている。慌てて後を追うが素手では無理だと気付きリードを取りに一度戻る。
再び道路に出るとさっきと同じ場所でこちらを見ている赤柴。
完全に遊んでいる。
追ってくるの確認すると夜が迫る夕闇のなかへ走り去る。
リードだけを持ち、サンダルで追う父。
久々の全力疾走。
角を曲がると赤柴は悠然とおしっこをしている。
目の前に迫ると走り去る。
そっちはダメだ。
ざわつく心。
車の多い通りに向かっている。
行先は想像がついた。公園だ。
通りの前で止まる赤柴が見えた。
まさか車が来ないかみてるのか?
いやおしっこだった。
運よく道路を渡る。
父も通りを渡る。
もう全力疾走はできない。
走りながら電話を持ってくればと悔やむ。ボスに連絡して2人で捕獲したほうが早いし体力が持たない。あとからボスも追ってくるだろうが、もうどこに行ったかはわからないはずだ。
赤柴を見失った。
でも行先には確信があったのでそこへ向かう。
やっぱりいた。
おしっこ体勢に入ったところで走る。追いつき素早く尻尾を掴む。こういうときは尻尾が確実だ。
もう逃がさない。
ハーネスを付けて一息つく。不満げな赤柴。でもまだ油断はできない。
帰りにうんこをしても拾えないので隙を与えないように走って帰る。
家に帰るとボスが反対から走って帰ってきた。
笑顔が戻る。
おびき寄せるための餌を手に握りしめていたが
「そらにはやらん!」
となぜか黒柴2匹にあげる。
でもやっぱり赤柴にもあげる。
思い切り走った赤柴はやっぱり満足げで「はぁはぁ」と息をしている。
父は心臓がちょっと・・・
気温の低い日で良かった。
夕暮れ時で良かった。
夕焼けの中で満足げな赤柴
ひなた先輩が近づき「俺も行きたかったな」とでも言っているようだ。ひなた先輩のノーリード脱走は捕まえられる気がしない。
黒柴あおいも「どこ行ってたの?」と聞いているのかな
父が更新
車にひかれるのが心配で心がざわつきました。帰ってからも心臓バクバクで死にそうでした。全力疾走は何年ぶりだ?毎日の散歩で少し走っているのが役立った。往復で1km弱くらいか。疲れた。油断禁物!
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