◆柴犬 男の子 ひなた、あお7歳 そら6歳
◆父と3兄弟の歴史
父、犬を飼う~ 犬嫌いだった男が、柴犬3匹と暮らすに至った物語
毎日欠かさず繰り返される犬との散歩。
何があろうとも必ず実行される恐るべきタスク。
何年も積み重なった経験。
ただ漫然と行われてきたこの行為をよく考えてみる。
世の中には散歩学という言葉があるらしい。
そこで犬を連れて散歩を極めてみようかと思う。

散歩学には特に定義は無いようだが、散歩をしていろいろな気付きやひらめきを得ることにつなげていければいいのではないかと考えてみた。
犬を連れていることによる制限もあるが、逆に気付きもある。犬は人の何倍も敏感であるためかなり遠くの変化にも反応する。その変化を人が見極めることは困難であるが、それでも何があるのだろうかと観察して想像することに意味が生じるのではないか。
さらに毎日同じコースを歩くことによる定点観測で変化を見ることが出来るかもしれない。季節の変化や山や町の変化、そして自分と犬たちの変化にも気付くのではないか。
人も犬も生きるものは年老いていくことからは逃れられない。その変化をプラス思考へと昇華させるためにこの毎日繰り返される行為に意味を与えたい。
今は散歩に適した季節である。緑が日々成長し動物や虫が夏に向けて活動を始めている。今までと違った変化を見つけることが容易な季節といえるだろう。
もう犬と散歩を初めて7年になる。犬の寿命を考えるとそろそろ折り返し地点かと考えると寂しく悲しい気持ちになるが、これは避けては通れない道である。自分の折り返し地点はとっくに過ぎていることを考えるとお互い同じ年の頃ということになる。
ちょうどいいパートナーとも考えられるがひとつ問題もある。それは3匹ということ。一人で3匹を連れて歩くことはなかなか体力が必要でつらい時もある。でも3匹だから元気でいるのかもしれないし、年老いても健康でいてくれるかもしれない。犬同士の精神的な安定には3匹で一緒に散歩にいくことは大切なことだと思っている。
ボスがまだ家にいたころは1匹づつ散歩に行っていた。犬たちはボスと行くときは順番に1匹づつ行くことを理解して大人しく2匹は待っていた。今は3匹同時に行くもんだと理解しているので誰かを置いていくことはできない。残された犬の悲しい遠吠えを聞くのもつらいものだから。
父が更新
雨の季節がもうそこまできている。
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