柴犬 男の子 全員6歳

メモ柴犬ひなあおそら プロフィールの記事

 

 父は「ひなた派」です。

 ひなたは「父派」です。たぶん。

 

 我が家に初めてやってきた「ちびひなた」。初めての犬との暮らしに慣れてきていた父は、弟あおいがやってくる前に母にこう聞きました。

「子犬が来たら、みんな子犬ばかりを可愛がるから、ひなたがかわいそうじゃないか?」

母は迷いなく

「そんなことはない!」

と断言しました。この言葉は今でもよく覚えています。だってその通りだったから。今同じことを聞かれたら私も迷いなく答えれると思います。

「そんなことは絶対にない!」と。

 

 

 ちびひなた。まだ耳がたれてます。

 

 私が犬を抱いたのはひなたが初めてです。母の実家ではずっと犬を飼っていて母もボスも犬と触れ合っていましたが、私は犬が苦手で母の実家でも犬には触ったことはありませんでした。

 原因は子供のころのトラウマです。私が子供の頃は野良犬が普通にいました。吠えられたり追いかけられてりしたことがあり、その経験がトラウマになって犬が苦手でした。

 

 年老いていた実家の犬が亡くなった後、母とボスは犬を飼いたい気持ちが高まっていったようです。大震災の後のことですが、柴犬を飼うことが家族会議で決まりました。そのとき私は反対していましたが押し切られてしまいます。ただ飼うなら柴犬ということでは私も一致していました。

 

 ブリーダーさんに犬を見に行ったのは母とボス、引き渡しの日に引き取りに行ったのは父とボス。引き取りの日にブリーダーさんから小さな段ボール箱に入れられた子犬を渡されました。ボスは抱き上げて大興奮、私は想像以上に小さい犬に少し驚いていました。

 ひなたは子犬の頃から車が苦手で家に着くまでの間、不安そうにずっと鳴いていました。子犬に慣れない父とボスも不安になって家路を急いだことを覚えています。

 

 可愛かったちびひなた。でもちびひなたを一度だけぶっ飛ばしたことがあります。

 ある朝、ひなたは布団の上にやってきておしっこをはじめたのです。気づいた私は驚いてひなたをぶっ飛ばしていました。ひなたも驚いたと思います。今思えばおしっこくらい気にすることはないのですが、その時はショックで「なぜここで?」と思っていました。今でもソファやカーペットに時々やられていますが、特に何も気になりません。掃除すればいいだけです。ちなみに誰がやったかはわかりません。

 でもひなたは、家の中ではおしっこはしていないと思います、少なくとも私の前では。

 

 少年ひなた

 

 予防接種等終わって散歩に行けるようになっても散歩が大嫌いだったひなた。公園まで抱いて連れていって徐々に土や草の上を歩かせていきました。1週間くらいして自分から歩き出した時はみんなですごく喜びました。今では想像つかないですが。

 

 

 小さなひなた、私の犬生活の始まりでした。大きくなってからや3匹になってからの思い出も別の機会に書きたいと思います。

 

 

父が更新

 3匹の散歩をしていると3匹分のうんこを拾います。地域のごみ出しルールでは家庭ごみで捨てることになっています。普段は週2回出せるのですが、正月など休みがあると1週間分たまります。すごい量です。

 

父、犬を飼う~ 犬嫌いだった男が、柴犬3匹と暮らすに至った物語