ちょっと前にニュースで知った衝撃の事実、「ちい散歩」終了。。。
勝手に師匠と仰いでは、いつもまち歩きをするときには地井さんの地元の人とのふれあいの姿勢を忘れず、まちの魅力に迫る努力を続けて来ました。
地井さんが歩いた後には、老若男女を問わず多くの人が見ず知らずの土地に降り立ち、まち歩きをしていることも知っていました。
「あ、もしかしてそれ『ちいちいバッグ』?」
散歩をしている途中にそんな声をかけられたことも少なくありません。
こちらとしてはいくばくかの照れと、同じちいちいファンに出会えたことの感動で、たったそれだけのきっかけでいろいろなまち歩きの話を立ち話したこともあります。
地井さんが歩いた後にならい、また新たな散歩人がまちを訪れる。
なかにはメディアではほとんど取り上げられることのないような、とりわけ特徴の無いまちでも、地井さんが歩けば、その後に人が続く。人が歩けば、お茶やご飯、お土産などお金がその土地を潤す。
まさに、地井さんの散歩がまちおこしの一端であり、散歩がまちを変えるひとつの手段だと言うことを教えられた貴重な番組でした。
散歩がまちを変える、さらには散歩が世界を変える。
ちょっと大げさな表現かも知れないけれど、散歩にはそのチカラがあると確信しました。
僕が撮り続けているまちの風景も、そんなちい散歩のようなまちに潤いをもたらし、まちを変えて行くチカラをもったものになればと。
地井さん、お疲れ様でした。
心の師と仰ぐ地井さんの一日も早い復帰を楽しみにしています。
4月8日(日)快晴

半年ほど前に幼稚園の仕事で来て以来の日高市再訪。
秩父への玄関口に位置する地域なのだが、いつも所沢周りで秩父に行く小生にとってはほとんど馴染みのないまち。
午後イチからは川越で撮影があり、限られた時間で行ける場所ということでその道の延長線上にあった日高市へ足を伸ばしてみることにした。
「モデルさんですか?」
「いえ、そんなことはありませんっ
」エキゾチックな顔立ちと切れ長の目尻に、思わず仕事を忘れてしまったあの瞬間のことを今でも恥ずかしく思う。。。

幼稚園の先生と言う職業柄、まわりに保護者もいたなかで不適切な発言だったことは重々承知しているものの、困惑とともにちょっと怒った感じの先生の表情が日高市にまつわる数少ない思い出のひとつとして今も胸に残っている。
まちの記憶というのも面白いもので、たったひとりでもまち歩きのなかで面白い、カッコいい、素敵だなぁと感じた人がいればまたそのまちに行って見たくなる。逆もまた然り。
そんな半年前の出来事を思い浮かべながら川越から車を移動させること約1時間。
車通りからたった5分入っただけの場所にこんなに洗練された場所があるとは思いもよらなかった。
「聖天院(しょうでんいん)」。
観光客と思われる人たちのほとんどが「拝観料」という言葉に敷地内に入ることを躊躇してしていたので、人が少なくてゆっくりできるかなと思い階段を上ってみた。
入口には200円と書いてあった拝観料も、受付では300円に値上がりし、これじゃ評判よくないよなぁと思いながら門をくぐると、見事なまでの景色がひろがっていた

手入れが施された庭園に、その緑の中に浮かぶ朱の欄干。階段のさらにうえには本堂があるようで上ってみると、これまたスタイリッシュで力強いあうん像が出迎えてくれる。シックスパックに割れた腹筋も見事だった。
本堂の横の桜もちょうど見頃を迎えていたようで、誰もいない敷地内でひとり占めできたのは何よりのご褒美だった。先の朱の欄干は見晴らし台になっていて、心地良い風とともに日高のまちにまたあらたな思い出が刻まれた。
日高市、次回はグルメを探しにまち歩きに行ってみよう

たまたま通りがかった公園で「陶器市」が開催されていた

萩焼、九谷焼、有田焼などチラシによれば約50万点ほどの品揃えがあったようだ。
もともと学生時代に窯元が近くにあり趣味で通っていたことや、同姓同名で陶芸家の方がいらっしゃったりと焼き物にはそれなりに興味がある

笠間で焼いたお気に入りのご飯茶碗を割ってしまって以来、客人用の小さい茶碗を使っているのだけれどどうにも味気ない。ご飯の味もいくぶん違う感じがする。
カタチ、色、手触りのそれぞれ異なる食器を眺めていると、「このお皿には煮物が似合う」とか「焼魚をのせたら美味しいだろうな」とか、「山盛りのサラダにしたら見栄えがするだろうな」とか自然とカラのお皿のうえに料理のイメージが湧いてくる

しかもその食器からイメージが膨らんで「ダイニングはモノトーンでシックにしたい」とか、「5つまとめて揃えて家族みんなで使えるようにしよう」とか、「仕事の合間に飲むホットミルクには大きめのマグカップ」なんて、自分が思い描く理想の生活イメージまでもが目の前に広がる。
毎日使う物だから、そのまま口へと運ぶ物だから、自分の理想や価値観と合わない物はそうそう受け入れられないような性質のものなのだろうか。
僕がいまどんな生活、どんなライフスタイルを求めているのか、食器選びから分かる深層心理

値札3,200円 → 売値300円の黒光りするちょっと深めのご飯茶碗を購入。
ひとつしか無いため格安で提供していたという代物。
「お兄ちゃん、これは良い買い物だね。陶器市ならではの楽しみはこういうものにあるんだよ」とお店のおばさま。さてこのエピソードにまつわる深層心理やいかに。。。
2012川越水上公園の「陶器市」は明日4月8日(日)まで。
お花見がてらまた行こうかな


