朝の身支度をしながらNack5を聞いていたら、この歌が流れて来た。
「入間の借家で犬と暮らしてる」
http://www.youtube.com/watch?v=_8BWnA-34Fw
地元でしか伝わらないご当地ソングかと思いきや、東京から一時間以上という距離感にある土地で人生を見つめ直しながら生活する人の普遍的な哀愁を感じた。
飾らない歌声に、等身大の歌詞。
入間の街なみがどうこうというわけではなく、同じような環境で同じような境遇に過ごし、同じように胸を打たれる人がいるんじゃないだろうか。
めまぐるしく流れ過ぎる日々に、こんな歌を聴いて「ふぅ」と大きく息をつくのも良いかも知れない。
今年で4年連続となる地元与野の七福神めぐり。
いつも仕事を兼ねてせわしなくお参りしているのだが、今年は完全なるプライベートでお散歩ぶらり。
まず一カ所目はイオン与野の近くにある「氷川神社」。
イベント最終日の午後とあってか参拝者はまばら。
テント内のスタッフもみな役目をひと段落終えてのリラックスムードがひろがっていた。
「何か縁起もの残ってますか?」
集印台紙のほかはほとんど売れてしまったらしく、今年も元旦から盛況だった様子がうかがえる。
聞けば、七福神めぐりというのは全国各地で行われているイベントなのだが、七福神が行列をつくり各神社を参拝してまわるいわゆる仮装行列は珍しいようだ。
しかも、その七福神と至近距離で触れ合え、運が良ければ小槌で頭を「トン」と何とも正月らしい縁起の良いパフォーマンスをしてくれるのはなかなかないと言う。
3日に行われる七福神の行列に参加できなかったは心残りだが、これも年初めの縁起もの。
地元の神様に今年一年の抱負を語って歩こう。
まずは出生人望、良縁成就の福禄寿神にひと言。
「仕事、プライベートともに良い人に出会えますように」(真剣)
2012年1月1日、はじめてシャッターを切ったのは日光だった。
具体的に何か目的があったわけではないのだが、去年あたりから呼ばれてる気がしてずっと気になっていた。
「福よ来い来い 福よ来い
」境内に流れる日光山輪王寺のCMソングを口ずさみながらの散策。
改修中の三仏堂に足を踏み入れたとき地震が起きた。
「えー、今のは地震ですね」
木の軋む音、金属の擦れる音にも動じず、落ち着き払った様子で参拝客に「ありのまま」伝えたお坊さんの口調が面白くて、境内は笑いに包まれていた。
学校の修学旅行や大学生のときにもドライブで訪れていたはずなのだが、記憶はすでに曖昧で見るものすべてが新鮮だった。
日光東照宮の三猿を見つけたときも、感動が身体を覆った。
「見ざる・言わざる・聞かざる」
彫像の下で同じポーズをしながら記念撮影を繰り返している若者たちを見ながらふと考えた。
いったい何を見ない・言わない・聞かないんだろう???
「見たくないものは見ない振り・言いたいこともぐっと堪えて・都合の悪いことは聞かなかったことにしよう」
そんな大人の処世術をあらわしたものだとすっかり思い込んでいた。
しかしあらためて調べてみると、なんと三匹の猿はエジプト、中国、インドなど世界中で共通する隠喩だった。
それぞれ意味するところは微妙なニュアンスの違いがあるそうなのだが、いずれもその対象は「悪」とされている。
日光東照宮の三猿においては、子どもへの教訓、子育て論の意味合いが強いということもはじめて知った。修学旅行に人気なのもよくよく理解できる。善悪を判断できない幼い頃には、悪いことを見せない、言わせない、聞かせないということなのだろう。
またひとつ写真を撮って賢くなった・・・気がした2012年の年初め。
今年もたくさん写真が撮れますように


