先日のマッチョバスツアーで、取材に入っていたTVが参加者に好きな筋肉の部位を聞いてランキングを作っていたようです。


その結果がこちら





僧帽筋と二頭筋です。


二頭筋はやはり力こぶですから、
筋肉といったら力こぶ、力こぶと言ったら筋肉のような
定番のイメージがあるのでしょう。

しかし一位はなんと僧帽筋です。

一般に筋肉の写真で思い浮かべる腹筋でも、胸筋でもなく、僧帽筋。

これはなぜか。


感の良い人ならもうお分かりでしょうが、これは僧帽筋にテストステロンのレセプターが多いからではないか?

と思われます。


説明しますと、
人間の体にはホルモンというものがあり、これが体にさまざまな影響を及ぼしています。

男性ホルモンはその一種で、テストステロンと呼ばれ、思春期に男の子が声変わりしたりヒゲが生えたり体格が良くなったりするのはこの男性ホルモンのおかげです。

また、テストステロンが多い時、人はリスクを恐れず攻撃的になったり、やる気や性欲が強いということも知られています。

そう、テストステロンはまさに「精力」や「男らしさ」を与える存在なのです。

で、この男性ホルモン、睾丸(テスティス)で作られ血中を巡って体の各所に働きかけますが、そのためには男性ホルモンを受けいれてその場で効果を発揮してくれる受容体(レセプター)というものが必要になってきます。

女性はそもそも男性ホルモンが少ないですし、受容体の数も少ないです。
レセプターが少ないとせっかく血中の男性ホルモンが多くても意味がなかったりします。


で、さっきの部位の話に戻りますが、


実は体の筋肉の中で、この男性ホルモンのレセプターが多い筋肉があります。


それが、僧帽筋、三角筋、二頭筋です。


当然、男性ホルモン分泌の多い人は僧帽、肩、二頭が発達しやすいわけです。

また、男性ホルモンの分泌および受容体が多い人は筋肉が発達しやすいと言えます。


特に僧帽筋の発達は男女で顕著です。

女性と男性の体を見比べればわかりますが、筋肉をつけてる女性でも同程度の男性の体と比べて僧帽がモリっとしてる人はまずいません。



そう、僧帽筋はまさに男らしさの象徴と言えるのです。



僧帽筋が好きな筋肉第一位に選ばれた理由はこんな所にあったのでは?

というのが今回の僕の推測です。






ちなみに僧帽と二頭がデカいマッチョといえば?





シュワちゃんです。


いつかのバスツアーでも言いましたが、マッチョ界の人はシュワちゃんのことを尊敬の念を込めて「アーノルド」と呼びます。


アーノルドは世界で最も有名なマッチョであると同時に、
マッチョ界で最も偉大な人物であるからです。



アーノルドがボディビルの世界チャンピオンであったことは、日本の若い人や女性には意外と知られてなかったりします。

アーノルドについてはまた今度詳しく話します。
今日はこれまで。