今回のミステリクイズは、難易度が一つ星だったこともあり、
解答に辿り着いた方がいらっしゃったようです。
さて、みなさんのお考えが正しかったのかどうか…
いつものように、解決編を掲載して今日の記事としましょう。
今回の謎を解くカギは「雨」にあります。
「ここへ来るときには降っていなかった雨が」とありますので、
M氏がN氏の家に着いたとき、まだ雨は降っていなかったわけです。
その後、N氏を殺害したM氏が、隠蔽工作を終えて外に出たとき、
「雨は、すでにやんでいた」のです。
したがって、雨が降っていたのは、
M氏がN氏の家の中にいた間だけということになります。
M氏が車でN氏の家まで行ったことは、問題文を読めばわかります。
しかし、M氏は「大急ぎで近くの警察分署に走って」いきました。
したがって、車は、M氏がN氏の家に到着してから、
刑事に送ってくれるように頼まれるまで動かされていません。
そして、M氏が「車を出そうとした」とき、刑事は何かを見ました。
それは、車の形にくっきりと残った乾いた地面です。
これだけで、M氏が殺人犯という証拠にはなりえませんが、
少なくとも「10時に約束をしていたので家を訪ねた」というのは嘘です。
おわかりになりましたでしょうか。
「雨の日の犯行」
雨が降ったことで出現する証拠があります。
たとえば、ぬかるみ(濡れた地面)に足跡が残る、服が濡れてしまう、
あるいは、カバンなどの中身(紙製のもの多い)が濡れてしまうなど、
意外なところから足がついてしまうことがあるのです。
完全犯罪を企むなら、雨の日は避けるべきでしょう。
では、名探偵のみなさん。
次回をお楽しみに。
by スグル