ザ・マシンガンズの必殺技(絶望日記) -201ページ目

ザ・マシンガンズの必殺技(絶望日記)

 心にうつりゆく よしなしごと

気象庁によれば、近畿地方でも、あと一週間もすれば、

和歌山県で桜が開花する見込みなのだそうです。

新しい生命の息吹きがそこかしこに。

暖かい日射し、陽気に誘われて心が弾みます。


いよいよ、春近し。


春は、出会いと別れの季節といわれます。

さまざまな文学や音楽、絵画などの芸術において、

他のどの季節よりも数多く春が題材にされてきたのは、

もの悲しさと待ち遠しさに、心が乱れる季節だからなのでしょうか。


この時期は、各地の各学校で卒業式が行われています。

卒業とは、学業や段階を終えること、また完了することをいいます。

何かが終わるときには、

ことばにならない寂しさや不安がいつもつきまとうものです。

名残惜しさに、ときの流れを疎ましく思うことさえあります。


ちなみに、英語で「卒業する」にあたる語は "graduate" です。

オックスフォード現代英英辞典によると、次のように説明されています。


【graduate】

 to start doing something more difficult or important

 than what you were doing before


 あなた方が以前していたことよりもより難しい、

 あるいは、より重要な何かをしはじめること


「卒業とは、何かが終わることではなく何かが始まることである」

卒業の季節になると、そんな言い回しをよく耳にします。

そして、まさしく "graduate" とは、何かを「始める」ことなのです。


さて、まずは何から始めてみましょうか。



                        30名の愛する「我が子」に捧ぐ

                                     by スグル

昨日の私の記事に自分で便乗…


フィギュアスケートの世界ジュニア選手権で、

女子自由が行われ、15歳の天才少女が大会2連覇を逃しました。


スポーツの世界において、

世界大会などで期待された選手が、良い結果を残せなかったとき、

周囲の期待を裏切ったとして、さまざまなメディアが報じます。

それを見聞きしたひとたちは、

「プレッシャーに負けた」

「精神面が弱い」

「次に期待したい」

などと、専門家さながらに評します。

しかし、果たして本当にそうなのでしょうか。


メディアによる才能の搾取は、留まるところを知りません。

性の商品化だけでは飽き足らず、

歌手、俳優、政治家、作家、弁護士、医師…

性別も年齢も関係なく、ひたすら「金目のもの」を探すのです。


その魔手が、スポーツの世界にまで伸びています。

これまでに、若き才能がいくつ食い尽くされたでしょう。

同様に、前途洋々、順風満帆であったはずの天才少女は、

搾取の嵐に巻き込まれてしまった故に、

世間の荒波の藻屑となって葬られてしまうのでしょう。


真実を映し出す媒体として、

果たすべき役割を全うしてくれることを切に願うばかりです。


                                     by スグル

日本の便乗文化、さもあらばあれ。


フィギュアスケートの世界大会で天才少女が金メダルをとれば、

こぞって我が子に習わようとする。

トリノ冬季五輪でカーリング女子日本代表が強豪を破れば、

カーリング場への問い合わせが殺到する。

巷では、イナバウワー。

某議員がメール問題で責任を問われれば、

こぞって敵対する政党からの出馬を希望する。


あまりにお粗末で、ことばが見つかりません。


勢いを増して押し寄せる統一化の波。

個性の尊重を訴えるひとたちの勘違い。


いったい行き先はどこなのでしょうか。


ずいぶん前のことですが、

ノーネクタイで就職活動をする青年を取り上げたテレビ番組を観ました。

彼いわく「僕の個性を評価してほしい」のだそうです。

結果は、どの企業も彼を採用しませんでした。

一様に口を揃えて「個性を履き違えている」と。


個性とは、どう生きてきたかということです。

生きていく過程で培われるものなのです。

奇をてらった小手先の細工では、取り繕うことはできません。


盲目的に一方向へ走る人々に、

私は、レミングを重ね見てしまいます。

便乗はすれど、せめて行く先は見据えておきたいものです。


                                     by スグル