ザ・マシンガンズの必殺技(絶望日記) -147ページ目

ザ・マシンガンズの必殺技(絶望日記)

 心にうつりゆく よしなしごと

暑中お見舞い申し上げます。


8月になって、陽射しの強さが明らかに変わりました。

たった1日、出歩いただけで顔、手や腕が日焼けで痛みます。

特に手首のあたりは、真っ赤に腫れあがって見るも無残です。


さて、今日はひとつジョークを紹介しましょう。



見渡すかぎり、広大な砂漠だった。

太陽がギラギラ輝いていた。

男は、もう立って歩くこともできず、砂上を這うようにして進んでいた。


そこへラクダを連れた男が通りかかった。

神の助けとばかり、男は頼んだ。

「助けてください。水を持っていませんか」

「あいにく」 ラクダの男が答えた。

「水は持っておらんのです。ところで、ネクタイならありますよ」

「ネクタイ?いや、ほしいのは水だ」

「どうです、ネクタイ1本がたったの4ドルですぞ」

「私は水がほしいんだ」

「よし、2本で7ドルにしましょう」

「お願いだ」 男はいった。

「水がどこにあるか知らないか」

「わかった」 ラクダの男はうなずいた。

「ここから3マイルほどまっすぐに行くと、そこに1個の石がある」

「石だな。それから」

「そこで左に曲がりなさい。さらに3マイルほどいくとオアシスに着く」

「そうか。わかった」

「ところで、ネクタイが要らんというのは本当かね?3本で10ドルだ」

男は、返事もせず、よろめきながら教えられたとおり進み始めていた。


歩きに歩いて、やっと石のところまでたどり着いた。

積もった砂を払いのけると、左を示した矢印が現われた。

男は、ときに這い、ときに立って、よろめきながら進んだ。

そして、とうとうヤシの木立を見つけたのだった。


オアシスの入り口には、ひとりのアラブ人が立っていた。

「ここがオアシスかい?水はあるかい」 男は尋ねた。

「もちろんです。水はたっぷりあります」 その男は答えた。

「ああ!助かった」 男は、井戸の方に向かってよろよろと歩き始めた。

「あいにくですが」 立っていた男が呼び止めた。

「何だい」 男が訊いた。

「ネクタイ着用が決まりになっていますので」



水分と同時に塩分もこまめに補給しましょう。

また、冷たいものの摂りすぎには注意しましょう。


みなさま、時節柄ご自愛くださいませ。


                                     by スグル

どうやら、小型犬の人気は未だ衰えるところを知らないようです。


先日、銀行で窓口受付の順番待ちをしていると、

私の斜め前にある座席に中年の女性が座りました。

彼女は、肩に取っ手の長いカバンを提げていて、

その中から小さな犬が、顔だけを出していました。


そこへ、見えを張った感じの初老の女性がやってきて、

私のすぐ前に、つまり先ほどの女性の隣に、腰を下ろしました。


座るやいなや、それに気がついた様子で、

犬にも飼い主にも話しかけていました。


「全然吠えませんのね。よくしつけられたこと」

「いえいえ、吠えますよ。いまは猫をかぶってるんです」

「まあ、ワンちゃんですのに」

「ホホホホホ」

「ホホホホホ」


 まさか、噂には聞いていましたが…

 実際に耳にすることがあろうとは…


ところで、私はたいていの動物は好きですが、

どうにも小型犬だけは苦手なのです。

単刀直入にいえば、これっぽっちもかわいいと思いません。

上目遣いにみなぎる自信と、媚びたような物腰が鼻につくのです。


こんなことをいうと、変わっていると驚かれたり、

あるいは、鬼だといわんばかりに非難されたりします。


苦手なのは、犬そのものだけではありません。

その飼い主もまた、あるいは犬以上に苦手です。

見境のない言動や、「親ばか」などといわれて喜ぶ姿など、

理解や共感のできる余地など何ひとつありません。


そして、何より鼻持ちならないことは、

見せかけの「マジョリティ・ルール」と、それによる支配です。


                                     by スグル

先日、大学時代の友人と久しぶりに会いました。


たまにはいっしょに夕食をとろうかと誘い、

何か食べたいものはあるかと尋ねたところ、

以前から「参鶏湯」を食べてみたかったということでした。


そこで、鶴橋にある評判のよい韓国料理店に行くことにしました。


玉造筋からほどなく、JR鶴橋駅の中央改札口を出ると、

道路を挟んですぐその正面が商店街になっています。

駅と商店街の間の道路には、短い横断歩道があって、

週末でしたので、多くのひとが行きかっていました。


さて、駅前で友人がやってくるのを待っているときのこと。


背後の方から大きな叫び声が聞こえてきたので、

何ごとだろうかとそちらへ目を向けてみると、

初老に差しかかった男性が激しい身振り手振りで、

歩行者と車の往来を懸命に整理していたのでした。


赤信号になっても渡ろうとする歩行者。

信号を無視して行き過ぎようとする車。

あるいは、道路の脇に駐停車しようとする車。


どんな違反も見逃さないといわんばかりに、

駆け寄っていっては、すごい剣幕で捲くし立てます。

注意されて、申し訳なさそうに苦笑いするひともいれば、

見て見ぬふり、聞こえぬふりをして通り過ぎるひともいます。


ある意味、何の変哲もない日常のひとコマに映ります。

ただひとつのことを除いては…


実はその男性、警備員でも何でもないのです。


私は、彼のことをまったく知りませんから、

絶対にそうではないといい切ることはできませんが、

よれよれの汚れたシャツに綿のパンツという姿で、

縦から見ても横から見ても、そのいでたちからして、

少なくとも正規に派遣された警備員でないことは確かでした。


訝しげに、あるいは煙たそうに睨みつけていく輩もいましたが、

ほとんどのひとは、呆れつつも笑みを浮かべて見ていました。

ときおり若いひとたちと親しげに話す場面さえありました。


待つこと約5分。


ほどなく友人はやってきました。

しかし、その5分そこらの短い間に、

私は二度までも、自分自身を恥ずかしく思ったのでした。


                                     by スグル