靄が晴れる | ちょいコワおかんのつれづれ

ちょいコワおかんのつれづれ

2児の子育て中のおかん。
怒ったらコワイ!
毎日がドラマチック。
子育てするオカンは、実は管理栄養士で、地域食堂や健康ランチなどで活動中。
/子育てしながら、自分も育つ/今日よりちょっといい明日にしよう/
そんな日々の色々を書いていきます。


月1参加している「いのちびと人間塾」。

今月の講師は、NHKプロフェッショナル仕事の流儀でも放送されたことのあるチャイルドライフスペシャリスト佐々木美和さん。

名古屋大学医学部附属病院の小児病棟で、病気と闘う子どもたちと日々一緒に過ごしておられます。

白衣などは身に着けず、私服で、
治療をする医療者ではなく、
カウンセラーとか相談窓口とかでもなく、
ただそばにいて、
話を聞いて、
笑ったり泣いたり、
遊んだり、
静かにあたたかくそこにいてくれて。


見守るって難しい。

どうしても、
〇〇してあげなくちゃいけないんじゃないの、って
どこからくるプレッシャーなんやろか


でも、
遡って遠い記憶を手繰り寄せると、

別に何かしてもらいたかったわけじゃない


ただ、
受け入れてほしかった


だめな自分も

できない自分も

普通なとこもすごいとことも

みんなと同じようにできるところも

どうしても違ってしまうところも

褒めて欲しいんじゃない、
ただ
そのまま丸ごと認めてほしかったというか、
なんというか。



私が子どもの頃は、
今よりもっと「みんなと同じで」っていう風潮が強かったから、
致し方なかった、、、それは理解できる。

みんなと同じにならなくちゃって
頑張ってみたし、

みんなよりすごくなろうって
頑張ってみたし、

みんなと同じになれなくて、
モヤモヤして、

みんな違ってみんないい、って
言葉はきいても、
現実は全然違うよなってがっかりしたし、

ほんとはみんなと違っていいんだ!って
心の奥では思っていても、
人前ではなかなか声を大にして言う勇気がなかったり、
自信が持てなかったり…



佐々木美和さんは、
アメリカの幼稚園やこどもホスピスで学ばれて、


違いを受け入れる文化、
ネガティブな気持ちを表現する大切さ、
それを持ち帰って、
今の仕事に活かしておられます。


活かして、っていう表現に
私自身ちょっと違和感があるんだけど…




なんかやってやろうとか、
変えようとか、
助けようとか、

そんな気張った感じはないんです。


ただただ受け入れ、その存在を受け止めて。


悲しみとか苦しさとかをいっぱい受け止める立場だから、心のエネルギーがいくらあっても足りない気がするけど、そんなご自身の仕事を「不要不急」だと言い切られてます。

そんなことある?????




けど、
人生って
不要不急が大部分やんな。


そこを満たせるか満たせないか…
すごい重要…


あまりにも優しくあたたかいすがたに圧倒されてしまいました。


お話、聞けてよかった…。
ありがとうございました!

いのちびと人間塾の講座ではありませんが、YouTubeに8年前のTEDに登場された映像がありましたので載せました↓↓↓