腹に入れて気づくこと | ちょいコワおかんのつれづれ

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2児の子育て中のおかん。
怒ったらコワイ!
毎日がドラマチック。
子育てするオカンは、実は管理栄養士で、地域食堂や健康ランチなどで活動中。
/子育てしながら、自分も育つ/今日よりちょっといい明日にしよう/
そんな日々の色々を書いていきます。

 

数か月前の話、
発酵調味料について学びに行ってきました。
 
醤油麹について学ぶ講座でした。
 
昨年のファスティングで甘酒のおいしさとすごさに圧倒され、
以来米麹の魅力にどんどん引き込まれていき、
月1ランチでも使うけれど、ふだんの食生活にも使うようになりました。
 
そのうちに、もう少し深く知りたくなり、
きちんと勉強したいと思うようになっていきました。
 
地域食堂を一緒にやる方の中に、発酵調味料の教室をなさっている方がいました。忙しくてなかなか行けなかったけど、ようやく時間がとれて行けました!
 
醤油とは、、、から始まり、
材料の大豆、水、素材自体の安全性や質の良さについてのお話がありました。
 
今まで使ってきた醤油は、価格重視で選んできました。
本当に美味しいかどうか、質がいいかどうか、そんなに考えてはこなかったんです。
 
いつもおいしく調理して、家族みんなふつうに食べてきたし、体もどこも悪くない。
 
けれども、
醤油を食べ比べてみたら、全然違った汗・・・。
 
 
味の深み、濃さが違う。
 
そして、添加物を使っている醤油の味にある違和感に気付くことができました。
 
 
美味しいと感じていたのは、本来の醤油の味ではなかったのか。作られた味だった・・・。衝撃でした。
 
 
 
本やネットで知っていた情報ではあった。けれども、現実味はない感じだった。「だから何?」位な感じで。
 
実際に舌で感じて、腹に入れると違う。この違和感を毎日毎日なんとも思わずに体に入れてきたかと思うと、なんとも言えない気持ちになった。
 
そして、これからもそうするのか?と自問自答しました。
 
 
 
米麹と混ぜて作る醤油麹は、ほどよく甘さと旨味が生まれて、料理をおいしくしてくれます。米麹の栄養分が加わり、酵素やビタミンB群、食物繊維など、生きる力の助けとなります。うま味調味料がなくても美味しく、肉はやわらかくなり、消化を良くして、腸内環境も整える。
 
 
米麹は、日本特有のもので、麹菌は「国菌」と呼ばれるもの。日本人の体に合う菌で、ずーっと日本人の体を守ってきた菌だった。そんなことも知らなかった、管理栄養士なんて自分のことを本当に恥ずかしいと思いました。
 
大切なことは、栄養計算でもカロリー計算でもない。栄養士というなら、栄養のことを熟知して、それを体に活かし、病気にならない体につなげるとこまでできないと・・・。
 

お話のあとは、発酵調味料を使ったお料理をふるまってくださいました。
発酵調味料で味付けするだけじゃなく、食材自体も安心・安全の無農薬野菜をできるだけ選び、調理法も重ね煮等の素材を大切に、栄養を十分に引き出すもので、実にこだわったメニューでした。そして、美味しい。体に吸い込まれるような味わいです。
 
食後のデザートも。米粉や甘酒を使い、体に負担になるものは使わないようにこだわっておられました。
そして、これもまた美味しい。
 
たっぷり学び、お腹も満たされ、こころもからだも充実させることができました。
 
その後の暮らしと活動に取り入れています。数か月続けてみて感じたのは、体にいいことと便利さ。
 
米麹を使う食生活は、手間がかかるようでかかりません。
そして、「○○の素」のような一見便利な調味料からどんどん卒業していける。お金の面でもいいのではないかと。
 
 
とはいえ、まだまだ始まったばかりの発酵生活。
無理せず、できることから勉強と実践を続けていこうと思います。