
何回か前の月イチランチのお料理です。
この日は、お粥ランチでした。
はと麦入りの白粥と炒り玄米と小豆のお粥、そしてお粥のおともを数品。
春の胃腸を助ける、ビタミンやミネラル豊富で、冬を耐え忍んだからだをいたわるメニューにしました。
体のことを考える食事は、誰だって毎日意識すると思います。もちろん、どの程度意識するかは個人差があるけれど。
私も仕事に関係なく、そういうことは母の食事や田舎の新鮮な野菜や海の幸で育ったこともあってか、意識しながらここまで生きてきた気がします。
もちろん、いつもというわけでもなく、からだに悪いこともいっぱいしてますが(笑)それもこれも全部が、今のからだを作っていることは間違いないです。
健康については、
人によって価値観が大きく分かれます。
何を大切にしたいのか、
そこが根本的にみんな違うから、当然食べるものも、生活スタイルも、生き方も、違います。
その違いを「あーそうなんだ」と、
私はそのまんま受け止める傾向があるんですが、
受け止め方もまた、
人によって違っていて、
違っているそっちがおかしい、
変わるべきだ、
と、同じにしようとする考え方もあります。
それが、お互いのためになることある。
ほんとうに心の根っこまで、納得できれば素晴らしいけど、もしもどちらかが折れてるだけの結果だったら…
何を食べるのかも同じで、
何をどう食ようが、結局その人の自由。
別の人生を生きる別の個体が、コントロールする話でもない気がします。健康相談を仕事にしている私がこんな事を言っては元も子もないけれど、そういうスタンスでいつも対象者様のお話を聞くことにしています。
その人が変えたいと望むならそれを応援して、
その人がこのままでいたいと望むならそれを応援する。
自分の立場でできるのは、
情報提供ときっかけ作りだけだ。
歯磨きしたことのない人に歯磨きの目的、するメリット、しないデメリット、やり方、続けるコツを伝えることはできます。あと、どうするかはその人次第なんだと思います。
何より怖いのは、
自分で選ばなくなることかもしれないな〜って。
こんなに世界は広いのに、
こんなに人生は限られているのに、
自分で選ぶことをあきらめてしまう。
どんなものを食べてもいい。
どんな食べ方をしてもいい。
どんな結果も受け入れる覚悟があるならマルだ。
受け入れる覚悟がないなら、素直に人の話に従うのがいいですが。
体にいい情報も、あふれすぎてて、何が本当がすごく分かりにくくなってきたなぁ〜と感じます。目新しいことに振り回されたり、思い悩むシーンによく出くわします。
せっかく良くなりたいと望んで行動した結果が、
ちょっとした考え方の違いで良い方向に行かなかった、
さてどうしよう…
みんな分かっているので、
良かれと思って、
その人のためを思って、
大切な友達を思って、家族を思って、
簡単に切り捨てたりしないで、
心底悩んで考えてしまう。
難しい。
ほんとうに難しい。
でも、きっとこうして悩みながら繋がり合って生きていくんだ。
今自分にできることを、
小さくてもなんの足しにもならなくても、
毎日毎日続けていこう。