オンラインで給食に参加中の写真。

パソコンの画面越しにクラスメイトと給食時間をともにできるなんて、ほんとに素晴らしい!
先生に感謝!声をかけてくれるお友達にも感謝!
【発症8日目】
■6:30頃
起床。いつもどおりに起きて、昨夜からセットしておいた洗濯物を取り出しておく。
追加で洗うものを洗濯機に入れて、最後に息子が脱いだパジャマをいれたらすぐに洗い始める。
朝ごはんは、前の日に生協さんから届いた蒸しパンやワッフルなど。昨夜、娘がこのパンを見つけて「明日の朝食べるの?」って言っていた。ふわふわの蒸しパンは娘も息子も好物だ。
洗濯も朝食の後片付けも、掃除機をかけるのも、私と娘で毎日やっている。夫は一切なにもしない。洗濯物を干したり、食器を洗ったり、掃除機をかけたり、できないわけではない。それなのに、ずっとYou Tubeを見ている。その姿を見ているだけで、滅入ってくる。
■11:00すぎ
妹からベーグルとカヌレの差し入れが届く。
サプライズだった!
ベーグルは色んな種類があって、見ているだけで元気が出た。晩ごはんに食べよう。正直言って、ご飯を炊く気力もない。

■12:00前頃
お義母さんからLINE。買い物のときに、お店で美味しそうな鶏肉の照り焼きがあったので、買ってきてくださったと。玄関先の自転車カゴに入れておいたよ〜と、書いてくれていたので取りに行くと熱々の焼き芋も入っていました。
昨日、電話で「差し入れはいらない」と言われていたのに、また持ってきてくれたというのは、なんとも言えない気持ちになった。買い物に行けないわけではないし、家に食べ物がないわけじゃないし、それでも嬉しいし心強いと思えるのは、お義母さんの気遣いとか思いやりが込められているからじゃないかな。
食べ物を運びに来てるんじゃないのよ、
私は頑張ってるあなたたちを応援してるって伝えたいのよ、
勝手な想像でも、そう思うだけで元気が出た。
お昼ごはんはほんとになにも作る気が起きず、仕方がないからうどんでも茹でて、ざるうどんにでもするか…と思っていた。
ざるうどんに、焼き立ての鶏の照り焼きと、熱々の焼きいもが加わって、とても豪華になった。息子も娘もすごく喜んだ。
息子は部屋で一人で食べるし、ずっと部屋にいるのでお腹もそんなに減らないし。でも、焼き鳥見て「わぁ!美味しそう!!」って、声を上げて喜んだ。食べる楽しみって、こういうことだよな。
■13:00
遠隔面談。アポイントをとったときの電話で、気難しい印象だったけど、ほんとに気難しい方だった。どっと疲れた。
真意は分からないけど、話の流れや順番がおかしい、と何度も説明し直しを求められた。肝心の生活習慣の話になかなか移れず、なんとか本題に入れたと思ったら、問いかけに答えてもらえず…なんというか…スキル不足というか…。私も疲れまくってたので、すごくしんどい面談だった。
前の日から話す内容とかながれを準備していたけど、なんにも役に立たなかった…。歯が立たなかった…。でも、途中でZoom切られず、最後まで話ができたことだけでも、良しとしよう。よくがんばった、そう思うことにしよう。
■15:00過ぎ
先生から電話があったと夫が言う。息子の担任の先生だったが、息子は熱が下がって、元気になったから自宅療養期間が済んだら登校しますと言った、それで良かったか?と。
なぜ、母親の私に声をかけずに切電したのか理解できない。ずっと世話をしていないのになにをわかったふりをしているんだ。登校する前に、先生に確認したいことがあったし、話しておきたいこともあったのに。言いたかったけど、言ったところで何になるんだ、また私が嫌な気持ちをするだけだ。怒りとかそういうのをもう通り越してしまっていて、ただ「ふーん」というしかできない。それで精一杯。
■16:00前頃
ママ友さんからLINE。「玄関を見てください」と。
息子のクラスメイトからだから、すぐに息子に伝えに行った。ベランダから玄関をのぞいたけど、よく分からなくて、玄関のドアをそっと開けてみた。
ドアに小さい紙袋がかけられている。それを取ろうとすると、なんと娘の担任の先生が自転車で来てくれていた。学校のおたよりを届けてくれたみたいだった。直接受け渡しはできないことになってるので、ポストインして帰るつもりだったと思う。間が悪く、私が顔を出してしまったので、苦笑しつつ「ここに置きますね」とポストに立てかけて学校へ戻っていかれた。「学校来てくれるの待ってますって伝えてください!」って。なんとも嬉しい言葉だった。娘が、学校にちゃんと居場所があってほんとにありがたい。
先生からの封筒と、お友達からの紙袋をとって家の中へ。封筒は娘に渡した。紙袋は息子に持っていった。
これ、玄関に置いててくれたみたいやで、
と渡すと、中身をのぞき込む息子。
「かいとう れきしずき より」っていうメッセージカードが入っていた。息子にはすぐ誰か分かったみたいで、本当に嬉しそうな顔をした。
中には恐竜のマスコット、息子が好きそうなクッキーとチョコレート。
みんなの温かい気遣いがとても嬉しい。
■17:00すぎ
学校の先生で保健指導の対象になった方に電話した。忙しいのに、丁寧に応対してくださり、訪問先が不便なところにあるからとバスの都合も考えてくださった。
こうありたい。そう思った。
きっとこどもたちもよい大人の姿を見て育つんだろうな。自分にはできなさそうだな。でも、見習っていかないとな。
■19:00
ベーグルを早速夕食に。
夫は、塩バター
娘はアールグレイオレンジ
息子はココアチョコ
私は黒ごま
おかずはハンバーグとレタス、トマト。
娘が炒めものを作ってくれた。豚肉とニラとウインナーを炒めてくれて、味付けもしてくれた。ほんとにこの1品がとても助かる。
それなのに、出来上がりを見て鼻で笑う夫。
「ニラは最後に入れるねん」
今このタイミングで言う?あなたはこの待機期間で、一回でも食事の支度をしたの?この子にアドバイスする筋合いなんてないでしょ?余計な一言やわ…。こんな小さい子どもが頑張って誰の手も借りずに作った。そのことを褒めてやって欲しい。黙って食え。
■20:00頃
入浴を済ませ、息子にも促す。
娘の好きなモノマネ特番がテレビ放送されていた。
■21:00すぎ
2階で休んでいると娘が来た。モノマネ特番はまだ終ってない時間なのに、全部見なくて良かったのか聞くと、誰もいなくなったし寝たほうがいいのかと思って2階に上がってきたと言う。
2階のテレビは息子がいる部屋にしかないので、私の部屋でパソコン使ってネット配信されてるものがないか探した。
なくて、吉本新喜劇の動画をみることにした。すごく楽しそうに見る。ゲラゲラ笑って見ていた。楽しそうで良かった。
息子は部屋で、アマゾンプライムビデオを利用してシンカリオンを見ていた。幼稚園の頃に見ていて、好きなアニメだったし、懐かしいのと、また違うストーリーもあるのとで、全部見たくなったようだ。戦闘シーンに興奮して、言いに来る。「おかあさん!すごいで!」
次の日はオンライン授業もない予定だったので、夜ふかしも良しとした。こんなこと、もう何回もあることじゃない。娘とお笑い見てゲラゲラ笑ったのも、いつかたぶんいい思い出になる。
【発症9日目】に続く。