先日、BMWのディーラーに、再び注文していたドレンワッシャーを買いに行ってきました。

千円ちょっとだったのですが、えーっとそれを5セット計10個ください、とやっていたら、別嬪さんのお姉さんは、一万1千…、と伝票の値段を間違って言って来ました。

千円ちょっとの買い物ばかりしにくる客は、僕ぐらいなのでありましょう。

えらい、すんません。

ともあれ、今日はプラグを交換しました。

BMWの車載工具は世界一だ!と豪語する人は多いです。

確かに、色々と載っています。


しかし、このプラグレンチ、実はNGKのプラグには使えません。

いちびって、車載工具を見せびらかしているだけでは、ホームセンターでプラグを買ってくる身としては、困った事になります。

プラグ

そこで、工具箱に入っていたプラグレンチと入れ替えておきます。


外したプラグは、キャブレターを入れ替えてごちゃごちゃとしていたため、真黒でした。



もちろん、新品のプラグに交換です。
ホームセンターで買ってきた、BP6ESです。2本セットで3~400円くらいだったような。

プラグの向き

本当は、プラグの向きを、シリンダー中央に向けたいと思っているのですが、そんな事を気にするより先に、やらないといけない事がたくさんあるので、今回は無視です。

コンパウンド

プラグのネジの部分には、アストロで買ってきた焼き付き防止剤を、ちょっぴり塗ります。

プラグの締め付けトルクは、25Nmと書いてあります。

トルクレンチ

もちろん、車載工具で締めることはせず、トルクレンチを使います。

僕の持っているトルクレンチは安物で、30Nmくらいからしか計れないので、昔懐かしバージョンで締めつけます。

トルクレンチを使っても、もっとぎゅーっと締めつけたくなるのは、僕だけでしょうか?


プラグを入れ替えて、念のためエンジンをかけました。

右側から、カチカチと音が聞こえます。

うーむ。



にほんブログ村
古いトライアルバイクを頂いてから、仕事の合間にユーチューブで映像を見てみた。

知り合いのモトクロスライダーが、おっさんになったからトライアルでもするか、と大会を見に行ったらしい。
知り合いは、モトクロスほど危なくはないだろうと思って、見に行ったらしいのだが、あまりの危険さに、青くなって帰ってきた。


なるほど、動画を見ると、見学するのも命がけである。
大会の様子を見ていると、ライダーも凄いが、失敗した時にバイクを押さえたり引っ張ったりするサポート役も凄い。

マインダーと呼ぶのだそうだ。
各選手に一人のマインダーがつくそうなのだが、動画を見ていると、色々な人がサポートに入っている。

失敗した時は、皆で助け合おうという精神なのか。

ううむ、その心意気には深く共感するけれども、僕はこんなレベルにはチャレンジしない。

プリコラージュとは、“「寄せ集めて自分で作る」「ものを自分で修繕する」こと”らしい。反対の意味を持つ言葉は、“理論や設計図に基づいて物を作る「エンジニアリング」”であるらしい。


トライアルバイクを頂いた。

左

右


さすがに世界のHONDAだけあって、かよう外観でも、キック一発でエンジンがかかる。


BMWも見習え!


近寄ってみると、なかなか手ごわそうである。

エキパイ

何でも、トライアルというのは、恐ろしいライダーがたむろする団体であるそうで、崖からバイクと一緒に転がり落ちる、ハンドルを折る、フレームを曲げるのは、日常茶飯事であるそうだ。

まずアンダーガードを岩にぶち当てて…、みたいな事をするそうで、おおよそ安全とは言い難い。


そうした、真剣にトライアルをやっていた人たち数人に使われた末に、僕のところにやってきたトライアルバイクは、何度も再構築が行われたらしい。


バイクを運んでくれた人は、崖ではすぐに後ろにひっくり返って折れるから、後輪の上にあるフェンダーはこれをつけなさい、と似たような色の、折れたフロントフェンダーであろう部品をくれた。

たぶんフロントフェンダー


適当に切ってタイラップで後輪の上にくくりつけるのだそうだ。

きっとフロントフェンダー


このバイクは、何台のパーツのあり合わせなんであろうか。


最初


最初は、これだったんだそうだ。


あまりの変わり様に驚く。


元の部品を維持しているのはエンジンだけか?


はたまた、エンジンも積み変わっているのか?


これを、プリコラージュと呼ばずして、なんと言おう。

BMWは、なるべくノーマルを維持しようとする人が多い。

ところが、トライアルでは、どんどんバイクが壊れていくので、余っているパーツを流用していくらしい。


どこか部品が壊れると、まず金づちなどを持って、修正を試みるらしい。

ガンガンと叩いてみて、修正が不可能とみるや、知り合いなどを頼ってパーツをはぎ取り、場合によっては加工して、バイクを切り貼りしていくのだそうだ。


レギュレーター

コイル

キルスイッチ

さて、このバイク。無事にナンバーをつける事が可能なんだろうか?

ひょっとすると、トレーラーを買ってきて、バイクを積み込めるようにした方が、安上がりかもしれない。


当面は、スタンディングスティルの専用練習台である。

↓こういう練習をしないといけないんだそうだ。
 やはり、トライアルとは、恐ろしい領域である。