町田ロッテと野球散策 -20ページ目

町田ロッテと野球散策

いやぁ、野球って、本当にいいものですね。

 

久々に海浜幕張でのお仕事でした。したがって、いつもより早く家に帰れました。
夕食後、我が子は宿題のテーマの一つである国語の教科書の音読をしていましたが、手元に教科書を持たずに我が子は読み上げ始めました。なんと、暗誦していたのです。
実はうすうす気づいていたのですが、我が子はおそろしく勉強ができます(小2にしては、です。あくまで)。漢字はもう勝手に3年生以降の漢字をやっていますし、地理は学校で全くやっていないはずなのに異常に強かったりします。そして今学校では「九九」が始まったのですが、全く問題なくこなします。持ち帰るテストもほぼ満点です。
ちょっと、ひいてます。なお、「勉強しなさい」とは一度くらいは言ったことはあるかもしれませんがほとんど言ったことはないです。親としてはちょっと恐ろしいですが、これが天性のものであれば、あとは好きなだけ好きなものを学んでくれればいいと思うことにしています。
 
一方、野球です。こちらは、なかなかうまくなりません。チームに入ってから1年以上経ちますが、送球が全く定まらず、正確に投げられません。肩と腕が連動しないためにそうなってしまうのですが、こちらはいくら言っても直りません。
 
もしかしたら、こちらの才能はあまりないのかもしれません。天は二物を与えないということでしょうか。
 
ただ、どんな子も同じ条件を持って産まれるわけではなく、得意不得意、向き不向きはあるものです。
実はそんなことに気付いたのは、ついこの前です。それまでは努力すれば誰でもできるようになる、そう思っていました。そして、そんな親の想いが子どもを苦しめることもあるということすら気付けていませんでした。こういったところから、いわゆる「教育虐待」というものが発生する…
 
そんな本を先日読みました。多々、気付かされました。
 
本人が「やりたい」というから野球をする、というスタンスは貫こうと思います。もし嫌になったら、無理強いはしないようにしたいと思います。どんな子にも向き、不向きはあるのですから。
 
…と書いたところで、レアードがインドのチームでプレーすることになったというニュースに驚いております。

謎の表題はさておき、教育の話。

 

今朝は『プロ野球ニュース』(再放送)のない朝でした。これから半年、ずっとそんな朝ばかりとなります。

朝食を食べながら、我が子は言います。

 

「高校を出て、野球で失敗したら、大学に行く」

 

…朝からなかなかディープなことを言います。初めから失敗することは考えなくてもいいと思うけどな。

ただ、食卓に私は新聞を置いていて、我が子は日経新聞の「小1で塾『早くない』」という記事のタイトルを見ていたようです。

 

「この『早くない』は、『早くない?(↑)』、それとも『早くない。(↓)』、どっち?」

 

すごい8歳です。記事を読んだら、これは後者の「早くない。(↓)」でした。少子化にも関わらず、またひと昔前よりも学歴がさほど重視されないようになっても学習塾は活況だということです。中には枠が埋まってしまって入れない子もいるとかで。塾に通う小学生が目指すのは、中学受験です。小学生の我が子なりに、「小1」という文字だけ見て「自分ごと」と感じたようです。ただ「塾に行きたいか?」と聞いたら、「やだ。遊びたい」とのことでした。

 

少し、安心しました。

 

実は昨日までハヤカワ新書の『教育虐待』という本を読んでおり、自身が子供に勉強を強いていたりしないだろうかと自問自答していたところでした。そんな自覚症状はもちろんないのですが、知らぬ間に「勉強せえ」とか言っていたりしないだろうか、と不安にもなりました。もちろん我が子が自分で「塾に行きたい」と言えばそれは行かせるのだと思いますが。

 

正直、大学に行こうが野球を続けようが、どうでもいいとまでは言いませんが、我が子に決めてもらいたいと思うわけです。

試験に勝つテクニックを学ぶよりかは、興味のあるものに向かって自分で探検していくほうが楽しいに決まっています。

 

単なる野球バカになりそうな気も少ししていますが、まぁ好きなことをさせておこうと思いました。

人生、野球だけじゃない。

我が子はきっと、私の知らない世界を見せてくれるであろうと思いながら。

 

 

 

 

田原俊彦さん、最近見ないですね。

我が子、本日8歳の誕生日でした。

8歳になったので誕生日らしく、将来何を目指すのかを(親としては)真面目に聞いてみました。

 

「メジャーリーガー」

 

…だそうです。

月並みですが「英語頑張らんとね」と言っておきました。頑張れ。

 

ただ、10月22日と言えば、言わずと知れたイチローの誕生日です。偉大なる先駆者と同じ誕生日なので、もしかしたら彼はその夢を成し遂げてしまうかもしれません。ロビンソン・カノもこの日です。

日本でもレジェンドがいます。横浜大洋の名二塁手・高木豊がそうです。今では『プロ野球ニュース』やYouTuberとしての顔のほうが目立っていますが、守備の名手です。

 

調べてみたら、ちょっとおもしろいことに気付きました。

先日マリンで日本ハム戦を観た時、我が子は目ざとく、同じ誕生日の選手を見つけました。それが…ハンソンでした。ものすごい髪型をしたショートです。そして、ちょっとさかのぼったところにバーヘイゲン(マリーンズ戦はわりと打たれるピッチャーだったと記憶)、ずっとさかのぼったところで、1978年ホームランキングのミッチェル。なぜか日本ハムの助っ人が3人も集まっていました。これってすごくないですか、と思ってしまいました。

 

我が子は野球の申し子なのではないかと、産まれたときから実は思っていました。

何度かこのブログで書いたような気がしますが、我が子が産まれた日は真中満がドラフトでやらかした日です。

 

やっぱり、思います。

これって、すごくないですか。

我が子の野球チームの練習の合間に、スマホをチェックしました。

見事に、日本シリーズのチケット当選を勝ち取りました!

 

6時間後、無効になりました…。ああ、儚き命かげろうのごとし。

 

今週は幾度もそれを覚悟していたため、現実感が伴わないということはないです。「谷保ブースト」も、ここまででした。勝負事ですので仕方がありません。いよいよ明日から、静かな日常が始まります。我が子は私と野球盤で遊ぶのを楽しみにしているそうです(この日の8回表あたりでその希望を明かされましたが)。

 

これでマリーンズは13年連続で日本シリーズ進出を逃しています。箸にも棒にもかからないくらいの成績の年もありましたし、今年のようにあと少しのところまで来た年もありました。でも、やはり優勝しなければいけないのだと思いました。谷保さんの「千葉ロッテマリーンズ、優勝でございます」は遂に一度も実現しませんでしたが、来年からはまた新たな形でシーズンを迎えるわけです。

想像しえないわくわく感が、きっとあるでしょう。そう期待します。

 

それでも今年のマリーンズは、2位には終わりましたがとても面白い戦いを見せてくれたと思います。唯一優勝予想をした権藤博氏が変人のように思えた開幕前でしたが、終わってみれば権藤さんの予想はわりといい線をいっていたのかもしれません。ただそれでもけが人は出ましたし、終盤はコマ不足に陥ってしまいました。ファイナルステージではブルペンデーを強いられたマリーンズに対し、勝ちパターンのリリーフを複数パターン設けられるオリックスの強さを見せつけられました。来年は、ここの層の厚みのが強くなればもっと面白くなるかもしれません。年間通して同じ人が活躍しなくても、入れ替わり立ち替わりで誰かが勝利を呼び寄せる活躍をしてくれるというスタイル。一軍・二軍みんなで戦う2024年になるといいですね。

 

終わってしまいましたが、今年一年随分と楽しませてもらったと思います。

マリーンズの皆さん、本当にお疲れ様でした。

在宅勤務、子どものプール教室の送迎バスのお迎えを経て、いつものようにナイター中継を観ます。

今日は、あと一本が出ずに敗戦となってしまいました。個人的には、ここまでずっと頑張ってくれた西村が打たれたのだから仕方がないとは思います。悔しいですけれども。ここぞの場面でしっかり打つ若月に軍配が上がったということだと思います。

 

オリックスがこれで日本シリーズ進出王手となりました。マリーンズにとってはいよいよ窮地となりました。

明日、マリーンズの2023年が終わるのか。あるいは、ここから劇的なちゃぶ台返しを見せてくれるのか。

 

そわそわ土曜日となりそうです。