たまに中日のことを書きます。中日は今シーズン、8年ぶりにAクラスを決めました。逆に言えば、そこまで長い間Bクラスだったのかと驚くばかりです。たしかに言われてみればそうかもしれません。ナゴヤドーム前矢田駅コンコースに綺麗に張られる選手たちのシートも、私が行く度に監督が違っていました。
ただそんな中日の今年の躍進を予想した奇特な評論家がいました。bayfmパーソナリティーのあの人です。さすがに彼が予想した優勝はなりませんでしたが、今年は実に充実した戦いを見せてくれたと思います。そんな中で、気になっている選手を2人挙げます。一人は「マスター」阿部。この人については前回書いたような気がしますので今回はもう一人のほうについて書いてみます。
深めに被った帽子からは表情がなかなか窺えず、たくわえた髭と長髪が実に個性的です。「プロ野球ニュース」で見る映像では、確実に目が陰で隠れます。
これは、次元大介ではないか！
アニメ『ルパン三世』のわき役・次元です。まさに名古屋の次元大介、それが…
祖父江（そぶえ）です。写真は先日の神宮球場で撮りました。傍らで我が子が「スワ活」をしているところで、こっそり「ドラ活」をしていたのは私です。絶対的抑えというわけでもなく、そこそこ打たれます。しかし今季は抑えとして君臨してくれたライデル・マルティネスが離脱した後にそのポジションをしっかりこなしています。
阿部といい祖父江といい、ビジュアルが渋い選手が実に多いのが中日です。
昨日、吉見一起が引退試合を行いました。吉見と言えば、2010年のマリーンズとの日本シリーズで中日の初戦の先発を務めたのを思い出しました。この試合は、夜行バスではるばる観に行きました。そう、2010年は中日とマリーンズの日本シリーズだったのです。また、このカードが実現するでしょうか。個人的にはセ・リーグはもうカープでも中日でもヤクルトでもベイスターズでもいいやと思っているのですが（ひどいね）、来年以降の中日は楽しみです。エース大野が言いました。
「弱い中日は終わりにして、これから強いチームにせなあかんと思う」
ここまで言って、FAしないよね。来年は大野がこのチームを引っ張ってくれるものと信じています。
最後に吉見に戻ります。引退試合のスピーチで実に印象に残ることを言ってくれました。
「いつ終わるかわからない人生、一日一日を大切にして…」
この言葉を吉見が言ったということを、私は絶対に忘れないと思います。素晴らしい投手でした。