まさかのWチェン | 町田ロッテと野球散策

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いやぁ、野球って、本当にいいものですね。

 

 …びっくりしました。

 まさかあのチェン・ウェインがマリーンズに入団する日が来るとは思いませんでした。

 

 中日のチェンを観たのは、2010年のナゴヤドームでした。オープン戦で、立浪引退試合の次の日だったと思います。そしてこの年は中日は日本シリーズに進出してマリーンズと戦い、チェンは千葉マリンスタジアムで先発しているのですが(相手はマーフィーだったかな?)、その試合に限りチケットが確保できずに観ることができていませんでした。そのチェンが、マリーンズに入団します。スイッチヒッターだったようですが、今は「左投げ右打ち」とのことです。ああ、竹原以来ですね。まぁ打席に立つことはないとは思いますが。

 いや、あるか。日本シリーズのセ・リーグ球場!

 そう、マリーンズは終盤でソフトバンクを差して優勝すべく、先発の一員としてチェン・ウェインを獲得したということ(らしい)です。たしかに、実績は十分です。そして優勝してクライマックスシリーズを勝ち抜けた暁には、日本シリーズです。まぁチェン・ウェインの打席を楽しみにして日本シリーズを迎えるわけではないのですが。

 それにしても、個人的にはこれまで「チェン」と書いていたのを「チェン・グァンユウ」としなければならないのが少し面倒です。「ぐぁ」は「guxa派」と「gwa」派に分かれるかもしれません。台湾から来る選手はけっこう昔からいましたが、ひと昔前までは漢字の読みも日本風でした。「郭泰源」は「かくたいげん」でしたし、郭源治(かくげんじ)、李来発(りらいはつ)、高英傑(こうえいけつ)、呂明賜(ろめいし)でもありました。面白いのは「荘勝雄」で、前記法則で言えば「そうしょうゆう」とすべきところなのですが、まさかの「かつお」。これは日本の国民的人気アニメも手伝ってかなり定着し、スポニチの4コマまんが(コジローさんのやつ)ではたしかワカメちゃんも出てきた記憶があります。そう考えると蔡森夫(ツァイ・シェンフー)の「もりお」も、ロッテルールとしては全然アリだったわけです(※なおかつて南海にいた「王天上」は台湾の人ではなくフランク・オーテンジオというアメリカ人でした)。したがってグァンユウは陳冠宇なので「ちんかんう」、ウェインは陳偉殷なので「ちんいいん」…ああ、却って言いづらいのか。
 いずれにしても「Wチェン」です。カープの「Johnson & Johnson」は解体しましたが、こちらはWチェンです。ところでこれまでスコアボードに「チェン」とのみ記していた球場はちょっと悩ましいかもしれません。圧縮して「チェン・グァンユウ」全部入れていた球場もありますが、これからはこちらがスタンダードになるわけです。まあ「スパンジェンバーグ」に対応しており、かつ地方球場開催皆無の2020年なので心配はいらないかもしれませんね。いっそ、漢字にするのもいいかもしれないですけどね。
 いずれにしても「Wチェン」が楽しみです。
 
 
 
 「W浅野」みたいな言い方をしてしまいました…知らない人はお父さんに聞いてみてください。