久々の戦国東都 | 町田ロッテと野球散策

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いやぁ、野球って、本当にいいものですね。

 昨日は神宮球場に行っていました。実は、久しぶりの東都大学野球観戦です。3000人上限とは言え有観客試合として開催に至り、昨日は開幕試合でした。

 今年はコロナウイルス対策もあり、野球のみならずあらゆるスポーツがイレギュラーな運営を強いられています。東都大学野球も春は中止になり、秋についても遅れての開催となります。そして一日に3試合を挙行し、朝9時から第一試合が組まれます。そして3試合も行われるので夜にヤクルト戦を行う「プロアマ併用」運用は難しいようで、神宮でヤクルト戦が火曜、水曜に行われる週については東都大学野球もお休みとなるようです。

 第一試合は中央大学と東洋大学との対戦でしたが、朝9時の試合に間に合わせるのは千葉県民にとってはかなりハードルが高く、到着時にはすでに終わっていました。したがって、観られず…この試合をいちばん観たかったかもしれません。まぁ、これは仕方がありません。

 観始めたのは、藤岡の亜細亜大学と吉田の立正大学との対戦からです。久しぶりの東都なので、知っている選手が誰一人いない状態での観戦となります。ただ亜細亜側に座ってしまったのも関わらず「藤岡もうちょっと打ってほしいよね」とか口走ってしまい、慌てて口を噤みます。なお同じ時間で仙台で戦っていた藤岡はこれを知って、というわけではないと思いますが3安打猛打賞でした。仙台の試合については触れません。この試合が終わってから第三試合が始まる間だけパリーグTVで観ていましたが、その段階ではまだ1点差でまだまだ希望が持てる状態でした。

 浅村に2本目と3本目を放り込まれてしまって「ああもうだめだ…」となってしまった頃に行われた第三試合は、伊藤義弘氏の國學院大學と古谷拓哉氏の駒澤大学との対戦でした。最後まで見応えのある試合でした。が…

 

 試合終了、まさかの19時でした。さすがに3試合詰め込むと、こうなってしまうようです。皆さん、本当にお疲れ様でした。

 

 誰も選手を知らない中で観た東都ですが、こんな選手に出会います。

 

 亜細亜大の岡留投手。沖縄尚学出身の3年生とのことです。注目したいのはこのフォーム、ヤクルトの山中を思わせ…

 

 ながらなんとオーバースロー!

 思わず「上かいっ!」と口走ってしまいました。この投手、ちょっと注目し続けたいと思います。

 

 ちょっと野球をフラットに観てみたくなったとき、アマチュア野球はもってこいです。贔屓とか勝ち負けとかはひとまず脇に置いておき、ワンプレーをじっくり味わうのです。「おお、そこを守るか!」とか、「センターの返球、すごく冷静だったな」とか、まさに野球の「原点」に立っているかもしれないと勘違いできてしまうのです。そこが、いいですね。

 

 浅村に3発放り込まれた仙台の試合をフラットに観られるようになるには、1000年くらいかかるかもしれません。