雨の幕張、太朗大忙し | 町田ロッテと野球散策

町田ロッテと野球散策

いやぁ、野球って、本当にいいものですね。

 実は昨日もマリンスタジアムへ行っていたのですが、チケットを買ってから一昨日まで、この日の試合はデーゲームで行われるものとばかり思っていました。というか、9月の土日にナイターやりますかね。

 パ・リーグの他の2試合はデーゲームで、すでにソフトバンクが負けていました。もしマリーンズが勝てば首位とのゲーム差を縮められるという状況でした。とは言え我が子は翌日幼稚園のため、そんなに遅くまでは球場に居られないという状況での観戦となってしまいました。ナイターだと気づいていれば、たぶんチケットを買ってすらいなかったと思います(とは言え5000枚のチケットにアクセスするのはけっこう大変で、そんなの気づくことなく必死で購入してしまった、というのもあります)。

 

 試合開始直後、いきなり降ります。そして菅野(だと思う)の時に、中断となります。

 

 そして、再開します。が…

 

 試合再開後にまた降りが強くなり、またまた中断(マーティンかな?)。この時は思わずプレートアンパイアの村山さんに向かって「太朗止めて!」とつい叫んでしまったのですが…なんと太朗ちゃんが試合を止めた直後に雨は止み、「中断なしよ」となってすぐに試合再開となります。太朗ちゃん、完全に雨に振り回されていました。

 

 序盤から雨天による中断で時間が取られてしまいました。そして2-2の同点で迎えた7回裏で、時刻は20時になろうとしていました。

 「中座」する決断をしました。いくら野球バカでも、我が子を寝かせなければいけません。明日は幼稚園です。ところが…

 

「ここで帰ろう」

「7回裏を見届けて帰ろう」

 

 の2択、野球バカは愚かにも後者を選んでしまいました。(自身「こうなったら最後まで観よう」を選ばなかった自分を褒めていますが)

 

 二死となり打席には9番柿沼でした。前の打者の藤岡が気持ちよく瞬時に三振に倒れていたので(褒めていません)これはあっさり帰路に着けるかなと思ったのですが、柿沼の打球はセンター前に抜けます。芝生を走るボールから出る水飛沫が実に鮮やかでした。しかし続く加藤が初球(だったと思います)をあっさり打ち上げ、「さあ帰るか」となります。

 ところがなんとセカンドとセンターがお見合いし、これがツーベースになります。やはりセンター西村の前に着弾したボールが飛び散らした飛沫も美しかったです。おいおい…となります。ここで帰れる野球バカは、相当な聖人君子です。人間、そこまでできていません。したがって「もうちょっといよう」となるのですが、マーティンは一塁も空いていたこともありフォアボールで満塁。

 

 で、菅野の代打、清田です。すでに20時はだいぶ過ぎてしまっていました。

 …ぼてぼてのショートゴロでした。まぁ、そうですよね。

 しかし一塁に駆け込む清田のタイミングが実に絶妙でした。判定はアウト、しかしこれはどう見ても「リクエスト案件」です。案の定井口監督はリプレー検証を要求します。

 

 コナンタイムでさらに時間は経ちます。スタンドのリボンビジョンにはこんな感じで、注意書きがなされます。また谷保さんからも「大声での応援はご遠慮いただきますよう…」的なお願いアナウンスもありました。ただ…

 

 ちょっと無理でした。思わず「よっしゃ!」と叫んでしまいます。だってアジャも美馬もそうじゃんと思いながら。判定が覆り、セーフ。マリーンズは勝ち越します。

 そして安田が打席に立ったところで、帰ることにしました。ここまで2安打がいずれもタイムリーの安田なので観たかったのですが、帰ることにしました。ただカメラをしまって合羽をビニールに入れたりしている最中に起こった出来事で、完全に手が止まってしまいました。

 安田、猛打賞となるレフトへのタイムリーは見事でした。これで、4打点。さらに…なんやかんやあって代走の和田康士朗まで帰ってくるという驚きの展開となりました。

 やっと、安心して帰ることができました。結果として「決意」から30分近く遅くなってしまいましたが。

(※とはいえ今の住まいは町田でなく千葉なので、帰宅は早かったです。ちゃんと眠れました)

 

 その後のマーティンの3点タイムリー単打は見ていません。終わってみたら9-2でしたね。私はフォノも今季初マスクの江村も見逃してしまいましたが、これはまあ仕方がありません。(フォノは現地で観てこそその魅力を味わえるものですが)

 

 やはり、安田の復調が嬉しいです。この日のヒットはいずれも逆方向でした。逆らわず、うまく運べたのではないでしょうか。実は「そろそろ4番を外されるのではないだろうか」と不安ではあったのですが、この日は見事に輝きました。勝利を呼び込む打撃が本当によかったです。