ビハインド番長 | 町田ロッテと野球散策

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いやぁ、野球って、本当にいいものですね。

 ソフトバンク戦は昨日こそ負けたものの、このカードはここまで3勝1敗1分けという驚異的な分の良さを発揮して現在首位のマリーンズ。そして私は…木曜日の勝利の余韻に未だに浸っていました。この日のことを書こうと思いつつも延長10回の激戦を後にしてからの疲労はとんでもないものだったようで、起床したらもう会社へ行かねばいけない時間になっていたという状況でした。

 今日は休日です。本当であればこの日は我が子の野球チームの練習(幼稚園児なので野球的な遊戯というのが正しいかもしれないのですが)この日に限って雨が降ってしまったので、本当に久々の「ただの休日」になってしまいました。たまにはこういう日も必要なのかもしれません。したがって掃除などをして過ごしたのですがおもちゃをしまいきれない我が子に対して怒ってみたり…

 掃除も終わったので、先日の話でもゆっくり更新しようと思います。

 

 
 幕張新都心で我が子を放牧していました。一般的には平日だったので、わりと空いていました。
 そして…
 
 マリンスタジアムに着きます。
 
 そして知っての通りマリーンズはとんでもないスコアでこの試合をものにし、同率首位に躍り出たのです。最後の結末はソフトバンク椎野のサヨナラ暴投という、なかなか考えられないものでした。しかしながら…
 
 サヨナラのホームを踏んだのはベテラン鳥谷でした。二塁から一挙にホームまで駆け抜け、頭脳的なヘッドスライディングで椎野のタッチを掻い潜ってのホームインは実に見事でした。まさに、激走です。
 なお、この試合でもう一人、印象に残った選手がいます。
 
 先発・岩下の後を受けて登板した「フォノ」です。この時、0-2のビハインドでした。今季からマリーンズのブルペン陣に加入した「フォノ」こと小野郁(ふみや)はここまでビハインド場面ではいいのですが僅差のリード場面などの際どいところではちょっと使いづらい感じでした。この日は、ビハインドでした。そして、案の定見事な投球でした。
 先頭打者の川瀬との対決から見事でした。150km/hを超える速球で押し切り、最後は150km/h表示だったのですが、レフトスタンドにいる私から見ても若干落ちたような気がします。この不思議な球で川瀬は三振に倒れます。そして中村晃も打ち取り、最後はスラッガー柳田です。この人類を超越したとも言われる強打者に対しても真っ向勝負を挑み、最後は三振締め。
 正直、びっくりしました。ビハインド番長フォノについてはこの状況であればきっと抑えてくれるだろうと思っていましたが、内容が圧巻でした。そして直後の7回裏、マリーンズは追いつきます。
 ビハインドでの登板なのでホールドもつかず、直後に味方が逆転でもしない限り勝ち星もつかないわけですが、こういう投手は絶対に必要です。これ以上の失点を許してはいけない場面においてこれだけの投球をしてくれれば、その裏の攻撃につながってくれるというものかもしれません。
 田中靖洋が離脱してしまった今、小野は実に貴重な存在です。