ヌケヌケを抜ける | 町田ロッテと野球散策

町田ロッテと野球散策

いやぁ、野球って、本当にいいものですね。

 

 昨日はプールに行っていました。我が子はプールがかなり気に入ったようで、閉園まで遊び尽くしました。
 レンタカーを返し終えてから帰宅した時点でマリーンズは8-0でした。まだ3回にも関わらずです。びっくりしました。そして帰宅直後に見たのが、安田の鮮やかな3点タイムリーでした。これまた見事な打球でした。なおこの日の安田は猛打賞の活躍で、ようやく2割の真ん中付近まで打率を上げてきています。先発の石川が勝ったもののややだれた感じがあったのが気にはなりましたが、上位が負けてくれない状況においてはとにかく勝って食らいつくことが大事です。一方、守りでは和田康士朗が光りました。この日は代走ではなく途中の守備からの出場でしたが、6回と7回には俊足を存分に活かした華麗なスライディングキャッチを見せてくれました。というに6回のそれは(カメラワークも手伝ったかもしれませんが)本来はセンターの福田秀平が捕るのではないかという打球を、なぜか右からフレームインしてきたライトの和田が捕ってしまうのです。これは驚きました。かつて『週刊少年サンデー』に連載されていた野球漫画『ジャストミート』に出てくる坂本天馬という外野手の守備を思い出しました(センターの坂本がピッチャーフライまで捕ってしまうという無茶苦茶なシーンがあったと記憶しています)。こういう守備が実際に観られるというのも、野球のだいご味です。もっと見たい選手です。
 先日、元阪神の呉昇桓が「日米韓通算409セーブ」という偉業を達成したとのことです。これは中日で活躍した岩瀬の記録を抜いて「アジア新記録」を達成したということなるようです。呉と言えば思い出されるのは、2015年の甲子園での交流戦です。マリーンズは9回表2アウト満塁、1点ビハインドでした。投手は当時のクローザー呉昇恒で、打者は角中でした。そこで飛び出したのは、逆転満塁ホームラン…阪神の勝利を祝うはずだった黄色いジェット風船が甲子園の空を覆いました。
 いやぁ、あれはすごい試合でした。
 
 ところで昨日の日本ハム戦の話に戻りますが、今年のハム戦は勝ちと負けを繰り返していました。相撲用語では「ヌケヌケ」と言います。そしておとといマリーンズは勝ったので「ヌケヌケの法則」で言えば昨日は負ける日でした。ところが大勝で、マリーンズは10戦目にしてようやく勝ち星を連ねることができたのです。本当に、よかったです。