最近、やたらと階段を登りたがる我が子。駅でもエスカレーターが真横にあるにも関わらず「かいだん」を選びます。楽しいのでしょうか。
そんなに階段が好きならば。
それではと思い、我が子の足腰を鍛えるべく、お城に行ってみようと思いました。えてしてお城というものは、登ります。敵に攻め入られないよう、あえて険しくしているものもきっとあるでしょう。身近なお城・・・そうだ、千葉氏の居城が近所になかったか。
モノレールで、県庁前駅まで行きます。そこから数分でしょうか。てくてく階段を登り、やってきたのは亥鼻公園。そして、天守。
桜の名所として知られる亥鼻公園ですが、近年は桜の老齢化が深刻のようで、徐々に寂しくなっているような話を聞きます。桜の季節よりやや早めに来てしまいましたが、桜に囲まれる天守は絶景でしょう。
しかし、暫く巡って、重要なことに気付いてしまいます。妙に天守が、綺麗すぎるのです。なおこの天守、中に入る事もできます。
中は、千葉市郷土博物館。通称「千葉城」という事ではありますが、かつて千葉氏が住んだお城(性格には「猪鼻城」というらしいです)はこれではないようです。戦後、天守風に建造された博物館、という事です。中は千葉界隈の歴史を振り返る事ができ、武将の甲冑や刀なども展示されています。我が子、案の定怯えます。
最上階からの見晴らしは、なかなかいいです。
なお亥鼻公園の敷地内に、「猪鼻城跡」という石碑があります。竹林に囲まれて立つ石碑。ここに本当にお城があったのは事実のようです。