仕事帰りに千葉駅で降りて中央図書館に寄るも、到着は閉館15分前。慌てて借りたい本を探します。本当はゆっくり見たかったのですが予定外の残業だったのでやむなし。
やはり世界。感覚で書架から選んだ本です。むろんこの著者についての情報もなく、ただ「タイトルが面白そう」というだけで選んでみます。しかしながら本来、本と言うものはそれくらい自由な感覚で選んでもいいのだと思います。
著者は60歳を超えたばかりの女性。そして一人旅を行い、表題にあるハノイ(ベトナム)、そしてインド、ルーマニア、ハンガリー、スロバキア、チェコ、ドイツ、フランスと旅します。
すごいのは、宿はほぼ「現地調達」という点。外国でそれをするのはなかなか勇気が要ります。『深夜特急』の沢木耕太郎もそうでした。
私はまだ外国へ行ったことがないのでそれが実に簡単なことか、あるいはかなり危なっかしいことなのかがよく分からないのですが、「行ってしまえば何とかなる」と言われているような気がしてなりません。
まあ「ひとりだからできる」というのはあるかもしれませんが。
それにしても、旅の本は本当に面白いです。
「行った気」になれます(笑)。