JR東日本の各駅で、キャンペーンとして打ち出している北陸のカニ。富山、石川、福井というカニどころの魅力がアピールされています。当然ではありますが年中食べられるわけではなく、漁ができる時期が決まっているようです。したがって「解禁」という表現になります。
漁の時期は、冬。
越前ガニを求めて、福井県まで来ます。かなり久し振りの福井・・・これまで福井には二度ほど来たことはありますが、目指したのはいずれも東尋坊という、「何か悩み事でもあるんですか!?」と心配されてしまうような、これまでの福井経験。
越前海岸、海岸線のすぐそばまで山地という、かなり急峻な海岸。ここから海岸沿いの国道を三国方面へ抜ける際、福井市に入ったあたりだったか・・・崖崩れによって道が閉ざされ、片側通行の迂回路が海上に設けられていました。
道の駅越前。館内には大きな水槽、温泉、そして温水プールがあります。かなり大きな道の駅です。
そして。
もちろん、蟹です。
ただし越前がにではなく、雌のせいこがに。「ブランド蟹」として有名な越前がにも捨てがたかったのですが、お高いうえにボリュームも多そうだったので「高いのに残したらもったいないし」という、庶民の当然の感覚でもある「せこさ」で。雄に比べてかなり小さい雌のせいこがににしま・・・
というわけではなく、そもそもせいこがに目指してきました。越前がにもきっとおいしいのでしょうけど、せいこがには、その「卵」が実に美味とのこと。
こちらが卵。あまり詳しくないのですが明るいオレンジが「内子」と言って、未成熟の卵。暗いオレンジは「外子」と言って、産卵直前の成熟した卵のようです。
私は、「せいこがに丼」にしてみます。
言うまでもなく、美味! 舌に残る余韻はいつまでも残っていておくれと願いたいものでした。これはなかなか食べられるものではありませんが、是非ともまた来たいものです。
越前は海産物の宝庫。道の駅の物産館店頭では干物の販売。さらに中には越前がにが売られていたのですが・・・
1杯、5桁!
うーん、普段食べるのであればロシア産の冷凍でいいかな、と。
めったに食べられないからこそ素晴らしい、越前がに。
なお先述の国道で福井市内に入った際に飛び込んだ看板が「せいこ祭り」。
少し行くとそれが・・・
「松田せいこ祭り」
となり、よく見ると横に・・・
「あなたに会いたくて」
と書いてありました。運転しながら腹筋が崩壊しそうなくらいウケてしまいました。
なお福井といえばミラクルエレファンツ。
監督は、あの田中雅彦です!