いろいろ欲張る旅 | 町田ロッテと野球散策

町田ロッテと野球散策

いやぁ、野球って、本当にいいものですね。

 奥田英朗の小説に『東京物語』というものがあります。この小説は1つの章がある一日の出来事で成り立っており、主人公(おそらく若き日の奥田自身)は・・・とにかくいろいろなことを一日にしてしまうのです。たとえば1978年4月4日・・・これはキャンディーズ解散の日なのですが、この日の主人公の一日も濃密でした。もしかしたらキャンディーズの解散コンサートに行っただけかもしれませんが、その章に書かれる1978年4月4日の出来事(外での出来事、心の中での出来事)の記述が実に濃密なのです。人間、とある一日でそこまでいろいろと書けることがあろうものか・・・私は、次第にそれだけ意味のある濃密な一日を送りたいと思うようになりました。集中して気合いを入れれば、24時間でできることというのはかなりあるのではないか、と。

 もしかしたら、そんな旅をしてしまったかもしれない3月21日です。かなりいろいろ欲張ったので、駆け足で一日を振り返ります。


 岐阜羽島のホテルから木曽三川の間を縫って三重まで行き、朝食は桑名の手づくりおにぎりをいただきました。蛤の町なので、しぐれ煮も有名な桑名。具に入ったしぐれ煮(たぶんあさり)が実においしかったです。


 そして墓参り。野球ついでにお墓参りというのも不謹慎でしょうか。(お彼岸の墓参りついでのナゴヤドームということにしておいてください)


 それから町田のライフワークとなっちゃった「焼き物巡り」で四日市。「萬古焼(ばんこやき)」を購入。


 それからこちらも町田のライフワークとなっちゃった「名水百選」巡りでやはり四日市(どちらかと言えば菰野町寄り。菰野と言えばスマイリー西(オリックス)の母校!と即答できるのが野球バカ)。なお2個前の写真でさらっと触れた「木曽三川」(木曽川・長良川・揖斐川)のうち2つ(揖斐川以外)は実は名水。したがってこの日だけで名水は3つ制覇したことにします。「名水百選」残りは91か所。


 お昼は一気に新東名・岡崎サービスエリア(愛知県)まで行き親子丼。名古屋コーチン、美味でした。私はここでさらに名古屋感を出すべく「八丁味噌親子丼」にしました。しかし先月オープンしたばかりの岡崎SA、かなり混んでいました。すぐに座席を確保し、混む直前に注文できたのはかなり運が良かったです。


 静岡県に入り、息子と絶景を堪能(浜名湖)。

 
 息子と絶景堪能未遂・・・(清水の薩埵峠(さったとうげ)。晴れていれば駿河湾を手前に抱く富士山を見ることができるスポットだったのですが)


 そしてマリーンズの勝利を知った後、お買い物。イオンってどこにでもあるのですね・・・


 最後、しっかり渋滞にはまります(実は予測もしていましたし事前に情報も得ておりました)。御殿場あたりで20km、そして大和トンネルあたりで15km・・・3連休最終日なのでこれは仕方がありません。
 それでも日付が変わる前に帰宅できました。いやぁ、朝にはまだ岐阜羽島にいたとは信じられませんでした。ただ、さすがに少し疲れました。せっかくの休日旅、いろいろと詰め込んでしまうのは悪い癖かもしれません。もうちょっとゆったりしたいと思います。付き合ってくれた妻と息子に感謝です。