お食い初め | 町田ロッテと野球散策

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いやぁ、野球って、本当にいいものですね。

いよいよ我が息子が生後100日を迎えました。そして食べ物に困らないよう、古来からの風習である「お食い初め」をやります。よくわからないなりに。
そうと言いながら「ちゃんとやる」にこだわったため、港に行きます(笑)。お食い初めは目出度いイベントです。したがって、「鯛の尾頭つき」が必須となります。インターネットで調べると「スーパーで予約しておくといいわよ」とゼラス・ウィーラー氏のように教えてくれるわけですが、それは「つまらん」と大滝秀治ばりの意地を張ってみたくもなります。そこで「漁港で鯛を仕入れる」べく、下田を目指しました。夜明け前に家を出て、まだ日が昇る前に天城越え。
ところが下田に、鯛はありませんでした。鯛と言ってもここは、金目鯛の名産地。たしかにウマそうな金目鯛はいっぱいいました。しかし「お食い初め」にはやはり真鯛を焼きたいのです。

結局下田は通り過ぎ、弓ヶ浜のサザエ店で蛤(しかも三重のやつ・・・桑名か!?)を買って地元にトンボ返り。

 

愛媛産。無事、手に入れることができました。イオンで(笑)。

そして、この大物を捌きます。なお私、鯛を捌くのは初めてでした。そこで役に立ったのは、先日衝動買いしてしまった『魚の本』(講談社刊)でした。
なんと、うまくできました。およそ10年ぶりに使う「鱗取り器」でガリガリと立派な鱗を削ぎ、内臓を抜きます。できるものですね。
 

 

しかしこうなります(笑)。さすがに魚焼きグリルでは無理がありました。かなり悔やまれました。

 

ともあれかくもあれ、なんとかお食い初めを成立させることができました。魚以外は、妻が作ってくれました。お吸い物には三重の蛤。そして蒲鉾は、帰り道に寄った小田原の「鈴廣」。

決して、スマートかつ洗練されたお食い初めではないわけです。しかし遮二無二力技で無駄に労力を用いた「お食い初め」というのもいいでしょうと勝手に思ってしまいます。
それが、我が家のメモリーの一つでもあります。