今季のマリーンズ、些細なワンプレーで何度か勝利を逃しているのではないかと思うようになりました。少なくとも過去2度。
3月28日、ホークス戦。柳田の内野安打はVTRを見る限りではアウトでチェンジかと思われたのですがこれが生きてしまい、内川タイムリーの呼び水となってしまいました。
4月2日、ファイターズ戦。谷口の振り逃げはまたしても2アウトの状況。しかし直後に打たれてしまいました。
そして今日。1-1の9回裏二死無走者、ハーフスイングは竹原が見事に止めました。塁審杉永はセーフのジャッジ。直後にデッドボールで出塁。その後ワイルドピッチで二進した後に駿太にサヨナラタイムリーを打たれての敗戦でした。この回に登場した西野、そこまで取ったアウト2つは見事なものだったので、本当にもったいなかった敗戦でした。
ただ。絶対的にオリックスにおいて「「寸分の差」とは言えない」優れていたものがあったと見ます。それがこの日のキャッチャー山崎勝己。正捕手・伊藤光に代わって先発マスクを被りました。
打撃ではもちろん2回のタイムリーが光りました。
リード面は、よくわからないので触れないことにします(笑)。
唸ったのは、キャッチングでした。
6回表、オリックス先発の西は1アウト二、三塁というピンチ(マリーンズにとってはチャンス)だったのですが西は後続を断って見事に凌ぎます。そこでの山崎のキャッチングは見事でした。西が力み、球がだいぶ暴れてあっちこっちに行っていたのですが山崎は派手に体を動かしてしっかり止めるのです。ワンバウンドも「捕る」というよりかは「伏せて止める」。大きく外れた球も「ミットを当てて前に落とす」。絶対に逸らさない・・・これが、投手を楽にしました。西は、安心して威力のあるフォークを投げられます。
まさに、ベテランキャッチャーの味です。
キャッチャーの話になるとマリーンズはちょっと苦しいかもしれません。開幕間もないかもしれませんがマリーンズのキャッチャーには「マリーンズは里崎が昨年で引退・・・」という枕詞が必ず付きまとってしまいます。それはそれで仕方がないのかもしれませんが今のマリーンズの若い捕手は、いかに早くこの枕詞を払拭するかが大きなテーマと言えるかもしれません。
そういう意味で、9回裏は象徴的すぎました。二死から竹原が上記の通り死球で出塁、そして次打者の時にフォークが逸れてしまい竹原はスコアリングポジションに進んでしまいます。
そして外野は前進守備。
無情にも、決勝打はその頭を越える・・・
◇◆◇
実はこの項は「マリーンズキラー・竹原」に絞って書くつもりでした。2回のバファローズの先制点は竹原の二塁打がきっかけですし、最終回もあのハーフスイングを止めたプレーが結果的に大きかったのです。事実、ホームベースを踏んだのはいずれも竹原でした。
明日のマリーンズは左腕・木村。間違いなく竹原は明日もスタメンに名を連ねることでしょう。
いつまでもいいようにやられている場合ではありません。
ただそれ以上に、山崎というキャッチャーに魅せられました。マリーンズファンの私ですが、この日ばかりは山崎を綴らせていただきたい、そう思ったのです。
(4月7日・京セラドーム大阪)
●マリーンズ
001000000=1
○バファローズ
010000001x=2
【ロ】石川-●西野(1敗3S)
*吉田
【オ】西-○佐藤達(1勝)
*山崎
◇◆◇
お天気が悪かったので行かなかったファームですが、なんと田中英祐が先発。またしても田中を見逃してしまいました。。。
しかも田中、勝っています!! 苦しむマリーンズの救世主となりえるか?
(それ以上にカープが苦しんでいるのが気になりますが・・・)
(4月7日・ロッテ浦和球場)
●ライオンズ
000000000=0
○マリーンズ
00200000X=2
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