木村優太とともに見守る西野劇場(4・8京セラドーム大阪) | 町田ロッテと野球散策

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いやぁ、野球って、本当にいいものですね。

 最終回。しかも、僅差リードでの守り。もちろんマウンドに立つのは、守護神です。テレビ中継においてはベンチ、しかも勝利投手の権利を保持したまま降板した投手が試合の行方を見守る姿が映るのはよくあることです。チームの勝利とともに自身の勝利がかかる場面を、見守るのです。さあ、どんな心境でしょうか。ハラハラです。

 ましてや、プロ初勝利がかかる投手にとってはなおさらです。
 木村優太の瞳の動きが尋常ではなかったのを、私は見逃しませんでした。

 木村優太、プロ初勝利本当におめでとう!

◇◆◇

 今季、たぶん西野は本調子ではないでしょう。2-1リードの9回裏、もちろん登板するのは西野です。しかし前日の同点の場面で登場して痛恨のサヨナラ負けを喫してしまったばかりの、西野です。西野にとっては汚名返上する機会でもあります。
 しかし先頭の安達にはいきなり一、二塁間を抜かれます。2アウトまでこぎつけるも、平野恵一に四球を与えて一、二塁。打席には、オリックス打線で数少ない好調打者、坂口智隆。

 この場面、木村はきっとそうだったと思いますが、町田の茶の間の私も・・・祈る思いでした。

 「もし仮にここで勝利を逃したら、木村は生涯勝てないのではないか・・・」

 そこまで考えてしまいました。4月8日のこの京セラの9回裏こそ、木村の野球人生の分岐点であるとオーバーにも考えてしまいました。

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 苦節7年・・・入団当初はギザユニ、ビジターであればグラデユニだったはずです。栄光のドラフト1位で入団した木村優太ももう29歳・・・ここまで未勝利だったのです。
 2015年シーズンは先発唐川が大量失点をして降板してしまったハム戦において途中まで好投、結果的に敗戦投手となってしまいましたがこの日のオリックス戦の先発マウンドを勝ち取りました。
 3回に先制を許します。平野恵一のタイムリーでした。そして四球2つもあってなおも一死満塁というピンチを背負います。ところが・・・
 4番中島裕之、5番竹原直隆との対決はかなり見応えがありました。
 中島にはクロスファイアで三振!
 竹原には、落ちる球で空振りを奪っての三振!

 見事でした。木村、そんな素晴らしい球を持っていたのか!!

 その後ワンチャンスで結果を出した4番今江も見事でした。
 投手では木村同様に苦労した金森がしっかりセットアッパーとしての働きをし(未だ防御率0.00!)、先日のハム戦では木村の後を受けて登板して打たれて木村の自責点を膨らませてしまった松永もピンチを凌ぐ!
 チーム一丸をなって、木村を勝たせようという気持ちが見えました。

 そして9回裏、件の場面。




◇◆◇

 坂口、初球に手を出し、サードフライ!
 木村優太、見事勝ちました!! 

 ただ、2勝目も3勝目も・・・もっともっと、勝って下さい。まだ、始まったばかりです。あえてこう書き残したいと思います。

 木村優太、200勝まであと199勝!

(4月8日・京セラドーム大阪)
○マリーンズ
000020000=2
●バファローズ
001000000=1
【ロ】○木村(1勝1敗)-金森-松永-カルロス・ロサ-s西野(1敗4S)
*田村
【オ】●松葉(1勝1敗)-マエストリ-海田-塚原-榊原
*山崎

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 外は冬の雨・・・・・・

 それにしても本日の関東地方は寒かったですね。まさに日野美歌の世界でした・・・
 ただ職場では「今夜は帰らない帰りたくない」なんて思うわけもなく、定時きっかりに退社してしまいました。だって録画観戦があるんだもの。

 そんな関東地方だったので、浦和のファームはもちろん中止でした。


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