雁の巣球場 | 町田ロッテと野球散策

町田ロッテと野球散策

いやぁ、野球って、本当にいいものですね。

今年はスケジュールが合わず、1試合のみに終わってしまいそうな毎年恒例のウエスタン観戦。



2年連続の「雁の巣詣」となりました。昨年はドラゴンズ戦でしたが、今年はカープ戦です。天神から西鉄バスは高速経由で、独特な地形の砂州のようなところ(砂州でよかったっけ?)---かつては飛行場だったらしい雁の巣に入ります。村上龍「半島を出よ」では隣国の特殊部隊が密航してたどり着いたのはここ雁の巣。

今では平和に野球が行われています。





暑さは尋常ではありませんでした。到着は試合開始直前、しかし2回裏時点でもう汗だくだくとなってしまいました。

【カープ・スタメン】
(三)安部友裕
(右)中村憲
(中)土生翔平
(指)ライネル・ロサリオ
(一)栗原健太
(二)庄司隼人
(左)高橋大樹
(捕)白濱裕太
(遊)上本崇司
先発投手、今村猛。

【ホークス・スタメン】
(中)釜元豪
(三)川島慶三
(右)塚田正義
(指)バーバロ・カニザレス
(一)猪本健太郎
(遊)高田知季
(二)勧野甲輝
(捕)山下斐紹
(左)安田圭佑
先発投手、岩嵜翔。

…だって2回終了時点ですでに1時間経過しちゃったんですもの。カープ先発の今村投手が本当に不安定でした。ランナーを四球でためて、痛打されての5失点はちょっと厳しいっす。シーズン終盤あたりには是非とも上にいていただかないといけない投手です。頑張れ、今村猛!

一方ホークス先発は「マリーンズキラー」となった岩嵜投手でした。マリーンズファンとしては「あの岩嵜が!?」と目を疑ってしまうのですが、おそらくマリーンズ以外には勝っていないのか、それゆえのファームか。ただ、格が違いました。カープ打線をしっかり抑えての5回無失点でした。


ブルペンがよく見える、素敵な球場です。ホークス側では江尻慎太郎投手やエディオン・バリオス投手がいたのですが、カープ側のメンバーが…

今井啓介投手、江草仁貴投手、中村恭平投手、梅津智弘投手、九里亜蓮投手という一軍でもよく見たメンバーでした。み、みんな二軍だったのか…


ついこの前ヤクルトからトレードでやって来た川島慶三選手、早速ゲームに出ていました。チームにももう馴染んでいたように思えます。
そしてホークスで注目したのは、「謎の外国人」カニザレス選手(残念ながらかに座ではない)。外国人枠は一つ空いているはずなのですが一軍レギュラー陣がほぼ不動のホークスではなかなか使いどころが難しいのでしょうか、数試合一軍で出場したのみでほぼファーム暮らしが続いている選手。
これがまたけっこう打ちます! ちょっともったいない選手。


試合は灼熱の中たんたんと進みます。選手は、本当に頑張っています。そんな中6回、カープの反撃はありました。

ロサリオ選手、6号!!

…そうか、彼もファームでした。ダイヤモンドを1周し、神に感謝してのホームイン。



しかしまぁ、本当に暑い。観客も球場裏の日陰に避難します。


…一人で見ているのであれば無理しちゃうのですが、やはり家族観戦なので撤退も視野に入れて見なければなりません(いや、私もけっこう集中力が切れてしまってロサリオがペルドモに見えたりカニザレスがゴセージに見えたり…)。

バルデスならともかくゴセージですから重症です(どっちでもええわ)。


したがって、7回表、カープ安部選手のタイムリーを見届けた後に、「勇気ある撤退」を決意しました。そう、この日はこの後、ヤフオクドームですから。

帰りの西鉄バスは、快適でした。

◆◇◆

そういえば昨年も、最後まで見られなかった雁の巣でした。ロッテ浦和ですら中座した事のない我が家ですが、やはり西の夏は恐ろしいです。

そんな炎天下でも一生懸命なプレーを見せる選手は、プロアマ問わず本当に凄いと思います。


(7月23日・雁の巣球場)
●カープ
000001100=2
○ホークス
14000000X=5
【勝】岩嵜翔(5勝1敗1S)
【敗】今村猛(2勝1敗3S)
【S】エディオン・バリオス(2勝0敗1S)

【本塁打】
(広)ライネル・ロサリオ6号①




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