出張明けでもマリン!
カープ戦ということでつい惹かれてしまいました。かなり旨かったです。
もちろんこの日も真っ赤な球場についたのは2回表。すでに1点先制されていました。何と天谷選手に先頭打者ホームランが飛び出したとか。カープにとっては、松山竜平選手が負傷するという不測の事態にありますが、この天谷選手はカープ再浮上のキーパーソンとなるかもしれません。
【カープ・スタメン】
(右)天谷宗一郎
(二)菊池涼介
(中)丸佳浩
(一)ブラッド・エルドレッド
(左)ライネル・ロサリオ
(三)小窪哲也
(遊)木村昇吾
(捕)白濱裕太
(投)ブライアン・バリントン
【マリーンズ・スタメン】
(中)荻野貴司
(遊)鈴木大地
(一)井口資仁
(三)今江敏晃
(右)角中勝也
(二)根元俊一
(左)チャッド・ハフマン
(捕)金澤岳
(投)石川歩
到着直後のマリーンズは、とても流れが悪かったです。前半は内野守備が再三再四乱れてのもったいない失点でカープに2点目を許し、攻撃ではピリッとしないバリントン投手からチャンスを得るも二度の併殺で逸機。ここはさすがに井口選手、心配になりました。根元選手がもうちょっとちゃんと投げれば良かったのかもしれませんが、たしかにいつもの井口選手の守備とはちょっと違っていました。何かあったのだろうかとあらぬ不安ばかりが頭をよぎりました。
しかし4回裏は伊東勤監督の勝負師の顔を見ました。二死ながらランナー二人、打席は…よりによって石川投手に回ってきました。
スパっと代えます。驚きました。
たしかに良くはなかったものの3回の失点はちょっと不運、そして4回表はゼロで抑えてこの裏も江村直也選手を相手にキャッチボールをしていたのです。
勝負師が送り出した代打クレイグ・ブラゼル選手、見事に結果を出して1点返したのですから、これは見事でした。
その1点はたしかな足掛かりとなり、5回裏、ついに逆転!
角中選手のホームラン、一斉に沸きました!さらに6回にはランナーを置いてまたまた鈴木選手三塁打。よし今日も勝てる!!
…だから早計だってば。それが野球。驚異の7回表は、きっとカープが今シーズンを振り返る際のかなり派手なハイライトとなるでしょうか。間違いなく、画期的な一本でした。
マリーンズは5、6回をしっかり抑えてアピールした木村優太投手が素晴らしく、7回は益田直也投手。満を持しての逃げ切り態勢…だったはず。それが覆されるのが面白いのではありますが、益田投手にとっては痛恨のグランドスラム被弾でした。打ったエルドレッド選手もさることながら、このカードでマリーンズはその前の丸選手を全く止められませんでした。ああまたまた逆転…
しかし先日の阪神戦のような試合もありますのでまだまだ分からないこの試合。
ただこの日は、赤い情熱が勝りました。前日に勝ち越しを許して敗戦投手となった中田廉投手は一転して見事な投球。
そしていぶし銀・中東直己選手には今季1号のダメ押しツーランが飛び出します。
最後はもちろん、キャム・ミコライオ投手。久しぶりに登場。まさかのリリーフカー乗車拒否でした(笑)よほど気合いが入っていたことでしょう。
もうこうなると、この赤い勢いは誰にも止められません。球場を支配せんばかりのカープの「気」は、グラウンドからだけではなく対面のスタンドからも伝わります。
やっぱりカープ、凄い!!
赤く染まるレフトスタンドが待ちにまった瞬間。
ついに訪れます!!
◇◆◇
決して調子の上がらない両者ですが、この空気をスタンドで味わえるのは野球ならではです。マリーンズファンとしてはなかなか苦しい負け方となってしまいましたが翻って見れば若手のチャンスでもあります。チーム状態が悪い時に出て来られないでどうするよ若手!!
かつて背番号60の成瀬善久投手が現れたシーズンを思い出しました。
「勝利に乗っかる」ファンではありたくないので、この状況も敗北も感じるかのように受け止め、止まずチームを応援していきたいと思います。そしてこれからも野球そのものを感じたいと思います。
マリーンズファンの私ですが、カープの連敗ストップの瞬間に立ち会えたことは貴重な体験をさせてもらえたとすら思っております。これこそ、野球。
(6月15日・QVCマリンフィールド)
○カープ
101000420=8
●マリーンズ
000131000=5
【勝】小野淳平(1勝1敗0S)
【敗】益田直也(4勝1敗0S)
【S】キャム・ミコライオ(0勝0敗12S)
【本塁打】
(広)天谷宗一郎1号①、ブラッド・エルドレッド21号満塁、中東直己1号②
(ロ)角中勝也3号②
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