QVCマリンフィールド(68) | 町田ロッテと野球散策

町田ロッテと野球散策

いやぁ、野球って、本当にいいものですね。



 満月の美しい夜でした。



 試合はルーズヴェルト・ゲーム。激動の7回、8回でした。そんな展開で呉昇桓投手が9回を「石直球」でしっかり抑えたのは見事と言っていいでしょう。この試合のヒーローは、ほかならぬ呉投手だったかもしれません。ただその激動の7回、8回の始まりはやはり7回表、マリーンズが背負った二死満塁のピンチにおいてマット・マートン選手の左中間への打球に果敢に飛び込んでキャッチしたチャッド・ハフマン選手の驚異のビッグプレーだったことも忘れてはなりません。

 負けてしまいましたが、野球好きにとってはかなり見応えのある試合でした。

 

 そんな阪神戦から1枚。

 



 マリーンズのクレイグ・ブラゼル選手とタイガースのトーマス・オマリーコーチ。オマリー氏と言えばかつて「ハンシンファンハ、イチバンヤー!!」と絶叫したかつての阪神優良助っ人。それまで阪神伝統の微妙な外国人選手が続いていた中で、ランディ・バース以来の素晴らしい選手でした。マット・マートン選手が現れるのはオマリー氏からかなり遅れてのつい最近の事です。

 そういえばヤクルトにもオマリー氏がいたことなんて、もう忘れられているか。

 

 ブラゼル選手は、かつて阪神に4年ほどいました。入団は西武で、第二球場で球場施設の窓を割るほどのアーチを放った男でもありますが1年で解雇。そこからちょっと日を空けて入った阪神では大活躍でした。2010年には47本塁打、117打点でベストナインにも輝いています。

 

 個人的にはマリーンズ戦、小野晋吾を相手にしたときに自打球を3度食らって相当痛そうにしていたにも関わらずその打席で打ったホームランが印象的。そんなブラゼル選手がマリーンズに来たのは昨年シーズン途中、これは驚きました。今年は全試合活躍することはなかなか叶いませんが、そのポテンシャルは魅力です。出番あらば、期待してしまいます。

 なおオマリー氏とブラゼル、阪神在籍時にはオマリー氏は阪神の人ではなかったので直接の接点はなさそうです。ただやはりかつて日本で成功した選手、今でも外国人選手の支柱として、球団の垣根を越えて慕われているのがわかります。

 外国人選手が日本のプロ野球に関わる歴史は古く、今ではチームに外国人選手は欠かせません。ただ異国の地で活躍するのはそれほど簡単ではなく、メジャー経験豊富な選手でも日本の野球に対応ぜきずにすぐ帰ってしまった事も数多くあります。逆にマイナー経験しかない選手でも真摯に取り組んだ結果、日本野球のレジェンドとなったケースもあります。そこには渉外スカウトの慧眼もあるのですが、やはり選手のケアが大事となります。オマリー氏の存在は、タイガース助っ人にとってはかなり心強いものでしょう。

 

 ブラゼル選手・・・もう「オマリーチルドレン」でも構わないから(笑)再び輝いてほしいと思います。


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