しかし野球がちゃんと見られたのはこの日だけという、雨に祟られまくった1週間でもありました。
この日は午前9時から、大学野球。全国の春季大学リーグを制した代表がここ神宮に集まる「第63回全日本大学野球選手権大会」、普段見る事のできない大学チームを見る事ができるので、かねてから楽しみにしていました。
初日はここ神宮と東京ドームで開催。それぞれ4試合、合計8試合が行われました。神宮会場では、以下4試合が行われました。
(第一試合)
北東北大学野球連盟代表、富士大学。たしかマリーンズ・相原勝幸二軍マネージャーの出身大学。
対するは九州六大学野球連盟代表、福岡大学。タイガースのルーキー・梅野隆太郎捕手の出身大学です。応援団もろとも「はかた号」で来たのではないかと勝手な想像。
投手戦。あるいは貧打線。この解釈は難しいところですが投手好きとしては前者の見解をいつも取ってしまいます。9回表まで、0-0のスコアレス。
その裏、ワンチャンスを築いた福岡大が内野ゴロで三塁走者を還してサヨナラ勝ちでした。
負けたものの、富士大の多和田投手・・・写真の通りもの凄いやわらかい体を使って低めにけっこうな速球を放ります。ちょっとびっくりしました。
(第二試合)
今年一度見た事がある神奈川大学は、神奈川大学野球連盟代表。圧倒的な強さでこのリーグを制しました。主なOB、加藤大輔か。
九州地区大学野球連盟代表、西日本工業大学。聞いたこともない大学でした。それでも連盟を制し、連盟を背負って神宮にやってきている大学なのですから、必死で戦います。
ただ今年の神奈川大学、本当に強いです。大会1号となるホームランなどで圧勝、8回コールドでした。
(第三試合)
さすがは広島の学校です。チャンテはカープそのもの、得点したらもちろん「宮島さん」。ただそれは大量ビハインド直後に何とか1点を返したシーンの話。
初回から道都大、猛攻で5点先制。その後も主導権を握って8-1、7回コールドでした。遠方の大学ゆえあまり応援もなかった道都大でしたが、しっかり実力を見せました。
(第四試合)
北海道学生野球連盟代表、苫小牧駒澤大! そんな名前の大学があったとは!!
高校はとっても有名です。まさか駒大苫小牧高校の付属大学!?
スタメンを聞くと、ほとんどのメンバーが駒大苫小牧高出身。まさに「持ち上がり」です。
しかし・・・・・・1安打完封負け。
勝ったのは愛知大学野球連盟代表、愛知学院大でした。先発の是枝投手がまさに「軟投派」、球速こそさほど出ないのですが少ない球数で次々に打者を料理してしまうのです。そして5-0の8回は自身にとっての最終イニング、残した余力で魅せたのが・・・なんと三者三振ショー!!
ちょっと覚えておきたい投手でした。
ただ苫小牧駒大、5回3失点でしたが先発の吉岡投手は魅力的な速球派でした。140km/h台後半のストレートと120km/h前後の変化球のコンビネーション、ハマればもう打者は沈黙するしかありません。
◇◆◇
なんと、4試合ぶっ通しで見てしまいました! 神宮滞在時間、約10時間!!
さすがに途中、頭がおかしくなりそうでした(笑)。それでも初めて見る大学はやはり新鮮、これからもまだ見ぬ選手たちの魅力に触れる喜びを味わい続けたいものです。
連盟の名にかけて戦わんとする代表はこうやって記念撮影をしてから試合に臨みます。今年初めて見る選手権大会でしたが、実はすでに63回も行われています。
前に記事にしましたが、前回覇者は上武大学。主将・三木亮選手が率いたチームです。
夏の全国の覇者は、15日の日曜日に決まります!
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