6月1日、山口投手は本当に先発しました。
【ベイスターズ・スタメン】
(中)荒波翔
(二)柳田殖生
(右)梶谷隆幸
(一)トニ・ブランコ
(左)多村仁志
(三)アーロム・バルディリス
(遊)山崎憲晴
(捕)黒羽根利規
(投)山口俊
【マリーンズ・スタメン】
(左)荻野貴司
(遊)鈴木大地
(右)角中勝也
(三)今江敏晃
(一)クレイグ・ブラゼル
(二)根元俊一
(中)加藤翔平
(捕)江村直也
(投)藤岡貴裕
マリーンズ先発は今ではチーム内で最も安定しているのではないかと思える藤岡投手。初回から4回までいずれも先頭打者をヒットで出塁させてしまいますが、生還を許したのは3回のみ。多村選手、三塁線突破のタイムリー。KABA.ちゃんのように手を振ってレフトスタンドの歓声に応える姿が微笑ましかったです。
…そんな事を言っている場合ではありませんでした。マリーンズ打線、何と7年ぶり先発の山口投手の前に沈黙。驚いたのは、山口投手がこれほどまでに多彩な球種を扱うピッチャーだったかという点。かつて我々が見た「山口大劇場」は、荒れたストレートが全く決まらず、入れに行った棒球をスコンと痛打されるというシーンばかりでした。その山口は、いませんでした。
というか、別人じゃね?
思うに、黒羽根捕手の見事なリードがあったと思います。やる気スイッチをどこからか探したか、山口の新境地を見出だしたか。恋人の知られざる側面を見つけたような…
6回無失点。参りました。
藤岡投手は8回途中まで投げて失った点はわずかに1点でしたが、それが最後まで重くのしかかった0-1、なんともやり切れない敗戦投手となってしまいました。それでも特筆すべきはその球数。これまでであれば平気で5回までに100球を超えてしまうものでしたが、この日はベイスターズの早打ちもあってか、かなり少なく抑える事ができました。
藤岡投手だって、新境地。
それにしても黒羽根捕手。ようやくベイスターズに一本立ちできそうな捕手が現れたのは喜ばしい事です。
…あとは他球団に流れないよう、フロントには気をつけてもらいたいものです。

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