あるいは相手が相手だったからでしょうか。今年を「脱・金満補強元年」と勝手に位置づけたい私としてはこのカード、金子千尋投手に肩入れしてしまうのは必然だったかもしれません。
オリックスバファローズ対読売ジャイアンツ。交流戦ゆえ、マリーンズファンとしては同一リーグのオリックスに負けてもらった方がいいに決まっているのに。
【ジャイアンツ・スタメン】
(一)中井大介
(二)片岡治大
(遊)坂本勇人
(左)フレデリク・セペダ
(捕)阿部慎之助
(三)村田修一
(右)亀井善行
(中)長野久義
(投)菅野智之
【バファローズ・スタメン】
(右)平野恵一
(二)原拓也
(三)エステバン・ヘルマン
(中)糸井嘉男
(左)坂口智隆
(一)T-岡田
(遊)安達了一
(捕)伊藤光
(投)金子千尋
◇◆◇
その金子千尋投手、何と9回までジャイアンツ打線にヒットを許しませんでした。
この試合が始まる頃、私はマリンからの家路真っ最中でした。そして帰宅後、速やかに京セラドームの中継にチャンネルを合わせたのは言うまでもありません。
テレビは、グラウンドに選手がいない京セラドームを映していました。そして悩ましげな男前監督、森脇浩司が映り…
マウンドには、平野佳寿投手でした。スコアは0-0。つまり、延長10回表がこれから始まろうという京セラ。
それは金子千尋投手の記録達成が遂げられなかった事を意味します。9回裏のワンチャンスで打席が回ってきてしまい、「サヨナラで記録達成を」かけての代打・駿太選手の起用となったのです。しかしここで無得点…
残念。
◇◆◇
そうなればノーヒットリレーで勝ちたいオリックス。それが金子千尋投手をノーヒッターにする事が叶わなかった打線のせめてもの報いとなるはずでした。
延長12回、0-1。現実は残酷でした。11回、3番手佐藤達也投手が片岡治大選手にヒットを許し、12回には馬原孝浩投手が亀井善行選手に被弾。そしてオリックス打線、ついに打てず。
金子千尋投手が腐らず来年もオリックスにいてくれる事を願ってやみません。敵チームではありますが、このチームに金子千尋投手がいる事自体が、球界を魅力的なものにすると強く思っております。

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