誰もが通る道(5・4QVCマリンフィールド) | 町田ロッテと野球散策

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いやぁ、野球って、本当にいいものですね。

 凄まじい試合でした。しかしこういう試合もあるからこそ、いつまでもプロ野球は面白い!

 9-8、マリーンズ負けてしまいました・・・。


【ライオンズ・スタメン】

(三)渡辺直

(右)大崎

(左)栗山

(二)浅村

(指)中村

(中)木村

(一)米野

(捕)上本

(遊)永江


【マリーンズ・スタメン】

(中)荻野貴

(遊)鈴木

(指)井口

(三)今江

(右)角中

(一)大松

(左)ハフマン

(捕)吉田

(二)根元


 マリーンズの先発は石川歩投手。ここまで毎回安定した投球を見せており、相手も中継ぎが急遽先発に回ったというマイケル・ボウデン投手だっただけに・・・実は安心しきっていました。ところがそんなものが裏切られることはしょっちゅうあるのがプロ野球でもあります。石川投手、審判のゾーンの狭さに苦しんだというのもあるのかもしれませんが、それ以前にあのカーブを狙い打たれてしまっていました。2回に上本達之選手のタイムリーで先制された後の3回、渡辺直人選手は直球には目もくれなかったのにカーブが来たところでしっかりとらえます。そして栗山巧選手がその渡辺直選手を還すタイムリーとなる三塁打としたのも、そのカーブでした。5回持たず4失点・・・ただ、誰もが通る道、通らねばならぬでもあります。石川投手と吉田裕太捕手の若きバッテリー、次は修正してくれることでしょう。


 試合中盤は記憶でブログを書く私泣かせのものでした。しかし0-4からの逆転は見事でした。3回は二死無走者から荻野貴司選手がツーベースで出塁すると鈴木大地選手、井口資仁選手がしっかり見極めて歩き、今江敏晃選手内野安打で1点。さらに角中勝也選手、価値ある2点タイムリー!

 4回に登場したのは中郷大樹投手でした。古巣との対戦初登場、そして慣れ親しんだマリンに「敵」として初登場。幾分か、やりづらかったでしょうか。中郷投手が知らないチャッド・ハフマン選手と吉田裕太選手は仕留めて難なく二死までたどり着くも、マリーンズの猛攻はまたも「二死無走者」からでした。根元俊一選手がヒット、荻野貴選手四球、暴投挟んで鈴木大地選手の同点タイムリー。中郷投手は井口選手を敬遠で歩かせたところで降板となってしまいました。そして残したランナーは、今江選手がきっちりタイムリーで勝ち越しのホームを踏みます。

 しかし僅差は四球が多分に絡んだ試合では簡単に吹っ飛びます。8回表まで6-6・・・


 8回裏の鈴木大地選手の2ランホームランで8-6! もう勝負あった! と思ったのは私だけではないでしょう。何せこの段階で勝ち越せば、マリーンズには防御率0.00の新クローザーがいるのですから。





 その西野勇士投手にとっては辛いマウンドとなってしまいました。連鎖反応とも言えなくもない四球を連発し、米野智人選手、炭谷銀仁朗選手に痛恨のタイムリーを浴び、今季初失点の試合となってしまいました。その裏マリーンズは代打攻勢をかけてランナー2人を出すも、最後は高橋朋己投手に抑えられて試合終了。4時間超えの試合・・・おかげでブログ更新もこんな時間になってしまいました。

 2014年クローザー西野勇士投手にとっては初めての失敗。これもまた、誰もが通る道。そうやって、選手は強くなっていきます。


 いずれも、今年のマリーンズに欠かせないスターターとクローザー。同日にこの道を通ったのが却ってよかったと思います。


 ただ明るい材料もあります。1番荻野選手と2番鈴木選手がともに猛打賞。開幕から苦しんだ1,2番がここにきてしっかり復調しております。これはかなり心強いものでもあります。


 まだまだ5割。ここからやってくれればいいのです!


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