不覚だった・・・まさか千葉に球審で敷田が来ていたとは。仕事場へ行くために乗り換えで使った武蔵浦和で、どうして全部うっちゃって海浜幕張行きのしもうさ号に乗らなかったんだ私。
ま、フツーそういうわけに行きませんわね。
◇◆◇
野球日和の千葉。先日の讀賣戦が雨で流れて喋り損ねた清水直行さんの解説でした。そして・・・なんでしょうこの真っ赤なレフトスタンドは!! やはりカープファン、凄いです。
【カープ・スタメン】
(中)丸
(二)菊池
(右)松山
(一)キラ
(遊)梵
(左)エルドレッド
(三)堂林
(捕)石原
(指)田中
・・・一番・丸佳浩選手と二番・菊池涼介選手の打率の低さがやや気になりましたが、それ以外のバッターの打率がもの凄いことになっていたカープ! もう5割6割は当たり前という感じでした。
そこにきて先発は前田健太投手。前回登板は思い切り打たれていましたがそろそろ開幕に向けてギアを全開にしてくる頃でしょうか。
【マリーンズ・スタメン】
(中)伊志嶺
(二)根元
(指)井口
(一)井上
(左)角中
(右)清田
(遊)鈴木
(三)クルーズ
(捕)金澤
・・・オギタカ、は?
どうやらまた膝を痛めたとのこと。ここまで好調できていただけに、これはかなりショックでした。おお、今年こそシーズン通して活躍してほしいと願っていたのですが。とにかく無理せず、開幕までに間に合わせてほしいと思います。
先発は唐川侑己投手。前回のソフトバンク戦ではスコンスコン打たれてしまいましたがこちらもシーズンに向けて修正を期したいところです。
初回、いきなり井上晴哉選手は前田健投手との初対戦を迎えます。マエケンが背負った一死一・二塁のピンチで迎える対決・・・井上選手の打球は強烈なピッチャーライナー、これがゲッツーとなってしまいました。しかししっかり振り切ってのもの、井上選手は臆することなく臨めていたのではないでしょうか。
そして3回、スタメンマスク金澤岳捕手がオープン戦初めてのヒットで出塁すると、盗塁(というよりかはエンドラン失敗か?)。そして根元俊一選手がうまく打球を運んでタイムリー、マリーンズが先制します。
しかし4回でした。実は「・・・カープ、優勝するんじゃないか!?」と思ってしまいました。2番菊池選手が俊足を活かしてバントヒットで出塁、これは本当に速かった!
そして驚いたのは、直後のスチール。金澤捕手、握り直しがあったかもしれませんが二塁へ送球することすらできませんでした。さすがは・・・「韋駄天菊池」でした。さらにこれを4番キラ・カアイフエ選手がすかさず還すのです! 打ったキラ選手も見事でしたが菊池選手の足でもぎ取った1点とも言えます。まさに理想的な展開でした。今年は春からキラ選手がいるというのはカープにとって心強いものだと思います。
とは言え唐川投手、失点はこの1点のみで5回を投げ抜きました。前回登板よりはるかに内容はよかったです。「修正できたと思う」・・・そう、それこそオープン戦の使い方です。このまま開幕を迎えてほしいと思います。神宮のヤクルト戦で同様のピッチングができれば、期待値は高まります。
ただ・・・2番手の木村優太投手はせっかくチャンスをもらったにもかかわらずちょっと苦い結果に終わってしまいました。菊池選手にヒットを打たれるとボークを犯して二塁に進めてしまい、キラ選手は仕方なくウォーク。そして梵英心選手にしっかりタイムリーを打たれて失点。さらに犠牲フライでもう1点献上・・・中継ぎも競争が激しいのでこれでは左のメリットがあっても出直しを余儀なくされるかもしれません。
それは、他の中継ぎ投手がこの日はしっかり結果を出してきたのでなおさらです。7回の上野大樹投手、8回の西野勇士投手、9回のカルロス・ロサ投手は好調カープ打線をしっかり抑えます。とくに8回の西野投手、本当に球がよく走っていました。
さて攻撃陣。前日のオリックス戦同様ホームベースが遠かったです。前田健投手は5回1失点、2番手の横山竜士投手(なんと20年目!)は無失点。3番手は角中勝也選手へのワンポイントというシーズンさながらの起用となった河内貴哉投手(額の後退の進捗がちょっと心配・・・井口資仁選手の後輩なのに)、そして4番手には讀賣から人的補償でカープに移った一岡竜司投手。
「んはぁ!」
エラく気合いの入った投球でした。そして圧されたか、清田育宏選手が・・・・・・この日初めての「卍」を食らってしまいます。プレートアンパイア・敷田直人氏、渾身の「逆卍」(つまり見逃し三振のコール)を繰り出しました。これは今年もキレッキレ。
そして8回でした。カープのピッチャーは三大「いい加減床屋行きなさいよと言いたくなる投手」の一人、キャム・ミコライオ投手。なんと、散髪してスッキリしていました。たださすがに髭は剃っていませんでした。賢明です。だって剃ったらもう誰だか分からんし。そのミコライオ投手とはもちろん初めての対戦となったのが、途中出場のルーキー吉田裕太投手でした。ここはさすがにミコライオ投手に軍配が上がり、吉田選手のバットは出ていけませんでした。見逃し三振。
・・・え?ええっ!?
ここでプレートアンパイア、まずは右腕を横にまっすぐ突き出します。そして幾秒か後に・・・思い切り左手アッパー!
おお。
新作です。華麗すぎるぞ、「ため卍」!!
◇◆◇
試合は9回、中田廉投手から井上選手がこの日2本目のヒットを放つも最後は角中勝也選手がこの日3つ目の「卍」(左打者なので「正卍」)を食らって試合終了。まさか「卍」でフィニッシュとは・・・の敗戦。1-3。
マリーンズファン的には「卍見られたからまいっか」とも言えず、ちょっと打線が心配になります。井上選手こそ好調を保っていますが、なかなか得点に至りません。さらに荻野貴司選手の欠場もちょっと心配になります。
ただ唐川投手をはじめとした投手陣は開幕に向けて順調な仕上がりを見せてくれましたので、ひとまずこちらは「よしっ!」と思えました。
今日もカープ戦。今日こそ、マリンに行きたいと思います!

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