るーるるるるーるー♪
戰評を書くにあたってどこをクローズアップするかはほぼ明白である場合もありますが、人によって割れる場合もあります。引き分けの試合の場合は後者である場合が多いかもしれません。
やはり私は、角中勝也選手のオープン戦初ヒットを挙げたいと思うのです。
【バファローズ・スタメン】
(遊)安達
(左)平野
(一)T-岡田
(指)高橋
(二)ベタンコート
(中)坂口
(三)山本
(捕)山崎勝
(右)川端
先発投手は三大「いい加減床屋行きなさいよとツッコミを入れたい投手」の一人、井川慶投手。サクマドロップを上げたくなります。火垂るの墓かい。
【マリーンズ・スタメン】
(中)荻野貴
(二)根元
(指)井口
(一)井上
(右)清田
(左)ハフマン
(遊)鈴木
(三)細谷
(捕)吉田
新人選手が25年ぶりに4人も一軍スタートするのではないかとも言われている今季のマリーンズ、したがって一方では生き残りをかけて結果を残さねばならないという選手も出てきます。そんな選手も入るこの日のスタメンだったと思います。開幕まで2週間ジャスト・・・残された時間はあまりありません。
その2週間後に照準を合わせて先発マウンドに上がったのは、開幕投手が予定されている成瀬善久投手。本来であればそろそろロングイニングを投げたいところだったのですが痛かったのが前日の讀賣戰雨天中止。マリーンズには、投げさせねばならない投手がまだまだいるのです。
その中で「1番・荻野貴」はそのポジションの足固めを順調にできているのではないかと思います。初回、その好調ぶりを発揮してショート強襲の内野安打で出塁、そして盗塁も決めました。そして4番に入った恐るべきドラフト5位、井上晴哉選手の犠牲フライでマリーンズが先制します。
バッテリーは成瀬投手とルーキー吉田裕太捕手。落ち着いて導いていました。ピンチを迎えてもうろたえることなく、打たれてもシーズンに向けてどう生かすかという姿勢も見えます。当然ながら今年初めて組む投手たちとの確認作業の積み重ねとも言えますが、その状況でしっかり自身のできることを実践できているのではないでしょうか。交代後は先発の成瀬投手とベンチで打ち合わせする姿も中継で映し出されました。
かつ、若い捕手もお母さんのような眼差しで見つめるベテラン里崎智也選手の姿も。
このバッテリーは4回表、T-岡田選手と高橋信二選手の連打で失点こそしましたが結局5回1失点。成瀬投手の球数・・・なんと60球だったそうです。三振を獲るよりも「打たせて取る」というピッチングが功を奏した形です。うん、順調に開幕に向けて進んでいると見ていいのではないでしょうか。
投げる方では6回から古谷拓哉投手が2イニング。先発ローテーションの一角を予定されている古谷投手、ホームベースを斜めに横切らんばかりの球が素晴らしかったです。やはりT-岡田選手には打たれましたが右打者、左打者それぞれ抑えて2回無失点。こちらももうちょっと長いイニングで見たい投手です。しかしまぁスリムになったT-岡田選手、今年は活躍するでしょうね。あんなにバットコントロールの上手なバッターだったでしょうか。
そして8回からは前日に先発させるつもりだったという藤岡貴裕投手。こちらはいきなり8番に入る山崎勝己選手にうまく流されてのヒットを浴びてしまいますが140km/h前後の直球メインで凡打の山を築き、こちらも2回無失点。スライダーがほとんど決まらなかったのはやや不安ですが藤川球児投手ばりに「まっすぐだけでいくぜよ」というピッチングも魅力ではあります。
そして7回、アレッサンドロ・マエストリ投手から角中勝也選手が今オープン戦初のヒットを放つのです。ショート安達了一選手の横をわずかに抜くヒット。さらに続く鈴木大地選手もヒット。両者ともなかなか調子が上がらなかったのですが、ひとまず1本出たのはよかったと思います。そもそも実力はある両選手ですから、ここから開幕に向けていい感じで上昇カーブを描いてほしいと思います。
ベンチの立花義家コーチ、安堵の笑顔でした。
試合は1-1で引き分けとなりました。マリーンズはこの日もマルチヒットの清田育宏選手がチャンスメークをするのですがその好機を二度も逃したのがちょっと心配ではありましたが。きっとシーズン中では「きぃー!!」となっていたかもしれませんが、ここはオープン戦でよかったとしちゃいます。
週末はカープ戦。そして・・・・・・いよいよ2週間を切っちゃったのですね!! 野球バカの「野球のために仕事をする」という本末転倒な半年がいよいよ始まります!

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