園川一美の肩幅 | 町田ロッテと野球散策

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いやぁ、野球って、本当にいいものですね。

 ネタに事欠くもので(笑)、またまた「リリーズ神田スタジアム」さんでの新年会の話。しかも、「10・19」の連投になってしまいます。

 昨日記した通りここで「10・19」のDVDをオーロラビジョン(で、いいのか?)で見て、見事に魅了されてしまったのですが、やはり25年前の記憶はあやふやなものでした。というより、大して認識していなかったのではないかと思ったのです。当時私は西武ファン、オレステス・デストラーデ の足の長さや田辺徳雄 の濃い髭の口元は鮮明に覚えているのですが、対戦相手の選手のディテールというものはほとんど認識しないものです。

 園川一美 の肩幅がそうでした。園川といえば細身の左腕投手というイメージがあり、ちょっと眉毛の濃い脇役俳優のような顔もよく覚えています。しかし・・・こんなにすごい肩幅をしていたとは。


 ちなみに園川は引退後は何年か投手コーチを務めました。そして、実物にも会っています。最後に見たのは・・・多分、7年前の飯能でした。

 西武ファンにとっての園川は本当に地味で、しかもかなり楽勝に思えたものです。そして実際に、よく炎上していました。だから、上記以上の印象は大して残っていませんでした。

 ただ後年マリーンズファンになってから振り返る園川一美は違いました。本当に魅力的な記録を残す人でした。13失点で完投したことがあるとか、防御率6点台で最多奪三振とか、ジム・トレーバー に追いかけられたりとか。弱いロッテにおいてしっかりローテーションを守り、年に何回かは神が舞い降りたような見事な投球。

 通算勝利は76勝。うち14勝は完封というのは率にして18%、決して低い数字ではありません。

 通算敗北は115・・・借金39!!!! それでも他の投手を出すよりかは園川のほうがはるかに勝算があるという当時のロッテの投手事情が成せるわざだったとも言えます。

 だからこそ、渋くて面白いパ・リーグだったとも言えます。お客さんは大して入らなかった当時のパ・リーグでしたが、振り返るとその魅力に気付くというのも皮肉なものです。


 「対戦相手の選手のディテール」に話を戻しますが、今ではけっこうじっくり見ているからか、金無英 の股下や甲藤啓介 の袖とかはしっかり思い出すことができます。



山井大介 のサングラスの形は?

福井優也 のホクロは左か右か。



 ・・・まだまだ、修行が足りません。


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