QVCマリンフィールド(20) | 町田ロッテと野球散策

町田ロッテと野球散策

いやぁ、野球って、本当にいいものですね。

 もう26年前の、すごく元気をもらえるメロディの曲はプリンセス・プリンセス。絶対にその世代ではないであろう今の高校生が、一生懸命奏でます。習志野高校の5番打者・松島選手の打席。


野球場へ行こう!~町田日記~
 先日(2013年7月27日)、QVCマリンフィールドに行ってきました。「第95回全国高校野球選手権千葉大会」・・・

 決勝。

 到着は試合開始30分前の午前9時30分頃でしたが、入場券を求める列はすでにレフトゲート前まで伸びていました。そして並んだ直後もそれははるかに伸び、漸く券売所へ上がる階段に差し掛かろうというときには幾重にも蛇行し、ものすごいことになっていました。そして球場にはなんとか試合開始直前に入ることができました。ところが内野スタンドは4階席含めてぎっしり満員! 試合開始直後には外野スタンドも開放されての決勝戦となりました。


野球場へ行こう!~町田日記~
 習志野高校、ついにここまで来ました。対するは、昨年優勝校の木更津総合高校です。臙脂の習高、オレンジの木総、それぞれ一塁側・三塁側スタンドを彩ります。そして願いはただ一つ、甲子園切符。


 私にとっては(実は)意外でしたが、高校野球が好きな人は本当に多いのです。日本の夏には、高校野球があります。決して快適な環境で観戦できるわけではないのにもかかわらず、日本人は高校生の戦いを見るために球場へ来ます。これは、世界的に見れば本当に独特な夏の光景、独特なスポーツへの親しみ方であると思うのです。


野球場へ行こう!~町田日記~

 試合はどちらに転ぶかわからぬ展開。2回に一挙に「レッツゴー習志野」に乗って猛攻を見せた習志野でしたが木更津総合も負けずに反撃。早くもリリーフマウンドに上がった習志野のエース松山投手を攻略してしまうのです。それが、決勝・・・これまで通りに行かぬ戦いは両校にとって同じか。


野球場へ行こう!~町田日記~
 それにしても、木更津総合の千葉投手・・・前日の準決勝で専大松戸を相手に194球(かな?)を投げた直後とは思えぬ見事な投球でした! 中盤以降は習志野打線をしっかり抑えてしまうのです。ランナーを出しても落ち着いたマウンドさばき、野手に対してアウトカウントをしっかり確認する仕草も堂に入っていました。


野球場へ行こう!~町田日記~
 木更津総合高校、2年連続の地区大会優勝! 本当に、強かった!


野球場へ行こう!~町田日記~
 去年も見ましたが、目いっぱい体を反らせて目いっぱいの声量での力強い校歌斉唱も、本当に見事でした。


 戦は、終わる。


野球場へ行こう!~町田日記~
 勝者の涙。


野球場へ行こう!~町田日記~
 敗者の涙。


 高校野球はグラウンドの20人のみならず、ベンチ入りできなかった野球部員もスタンドのチアもブラバンも父兄も戦うのです。

 その夏、一方は終え、一方はまだまだ続きます。残酷なもので、それは必ず訪れるものなのです。ただ彼ら彼女たちにとっては、一生忘れられない夏になるに違いありません。


 世界でいちばん、熱い夏。



野球場へ行こう!~町田日記~
 両者の熱い戦いに、拍手。


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