******************************

『笑顔』


作:本田 美奈子


子供も、大人も、おじいちゃんも、おばあちゃんも、みんな、みんな 笑っている顔が素敵。


怒っている顔よりも、泣いている顔よりも、困っている顔よりも 笑顔が一番!!



きっと笑顔が幸せ呼ぶと、頭では分かっていても、

心では、なかなか分からない人が、多いんじゃないのかナ!?



心が開いて、心の目で、周りを見渡してごらん、

きっと、小さな幸せの芽が、見つかるよ。



そして、そこから少しずつ、笑顔が生まれてくる。


笑顔が生まれ始めたら、喜びに変わるのも、もうすぐ。


でも、人は生きていて、辛い時、悲しい時、涙が止まらず心が開けない時、

勿論、沢山あると思う。


そんな時は、あせらないでね。


自分だけが不幸ではない。


もっと、心が暗闇に閉じ込められている人達も、

沢山いることを、少しだけ思い出してみて。



自分の力で、心を開く人もいれば、誰かの愛で、心を開いてもらう人もいる。


気が付かないうちに心が開いてる人もいれば、歌や音楽で、心が開く人もいる。



それは、人それぞれだと思うの。


人は心が閉じたり、開いたり、いろいろな経験、

そして、沢山心で感じることによって豊かな心を持ち、

豊かな笑顔を育てて行けるのではないのかナ!?と私は思います。



自分自身、豊かな笑顔が増えたら、きっと周りに居る人達にも、

幸せ届ける事が出来るでしょう。



笑顔がいちばん


******************************

白血病のため、2005年に38歳の若さで他界された本田美奈子さんが

闘病中に書かれた『笑顔』という詩をご紹介させていただきました。


生きていられるこそ、笑顔になれる。

そんな基本的なことを心にズシンと伝えてくれる詩だと思います。


今日のあなたの笑顔が、

身近な人だけでなく、

すれ違う見知らぬ人も幸せにするかもしれません。




 今日も笑顔で行こう!!


「類は友を呼ぶ」法則のお話です。



_______



何の店でも、訪れたときに、「このお店は雰囲気がいいな」「このお店のスタッフはみんな感じいいな」と思うことがあります。



逆に「このお店は感じがよくないな」「このお店は活気がなく暗いな」と思うこともあります。



お客様は店の全体的な雰囲気をすぐに感じるものです。



サロンでも同じで、お客様はすぐにその店の雰囲気を感じ取ります。



このサロンの雰囲気をつくっているのは、そこで仕事をしている人とお客様なのです。



「店で働いているスタッフを見れば、経営者がどんな人かがわかる」「経営者を見ればどんなスタッフがそろっているかわかる」といった、「類は友を呼ぶ」ということわざのように、似た者同士や気の合ったものが自然とその店に集まるものです。



やる気に満ち溢れたスタッフが元々そのサロンにいれば、新しく入ったスタッフは自然とその雰囲気に染まっていくか、馴染めず居心地が悪くなって辞めていくかになります。



お客様も同じです。



店の雰囲気がよいと思うなら長く通ってくださるでしょうし、居心地が悪いと思うなら離れていくことでしょう。



そのように類は友を呼んでいくのです。



_______



一人のお客様が100回再来店する店づくり


石川佐知子 


同文館出版より



_______



「類は友を呼ぶ」法則で、忘れてはならないのは「引き寄せの法則」。



「引き寄せの法則」といえば、もう既に日本でも浸透している考え方です。



ただ、少し違う解釈をしている人も多い気がしますので、ちょっと紹介させていただきますね♪



「ザ・シフト」という映画の中で、ウエイン・W・ダイアーさんが、以下のことを語っています。



「“欲しいものを引き寄せる”と考える人がいるが、



私は全くそうは思わない。



“欲しいもの”ではなく、



“自分と同じもの”を引き寄せるんだ」



その通りです。



「イメージングすれば、何も行動しなくても、どんな願いも叶えてくれる!それが引き寄せの法則だ!」



ではありません(笑)



そもそも、まず見ていただきたいのが、今の自分です。



今の自分は、今までの自分が引き寄せたということに気付く必要があります。



今のお店の雰囲気も、今の自分の環境も、経済状況も、仲間も、先輩も、部下も、



居心地が悪かったら、自分が変わるかその場から去るしかありません。



ギャンブル大好き仲間と一緒にいたら、一人だけギャンブルしないでいると白い目で見られるので、その仲間との距離を置くか、自分もギャンブルをするかしかありません。



ポジティブでイケイケの経営者仲間といたら、自分だけ何もしないでいると居心地が悪いので、その仲間と距離を置くか、自分もそうなるように頑張るかのどちらかです。



そうした日頃の選択によって、今の自分がつくられてきたのです。



良くも悪くも、勝手にそうなったわけではありません。



多少居心地が悪くても、成長できると思ったらそれは辛抱が必要で、それがコンフォートゾーンの外に出るということにつながります。



いつも自分が行く居心地の良い場所(コンフォートゾーン)より一歩先にいくことにより、自分を成長させることが出来るのです。

トライには失敗がつきものです。



その失敗を跳ね返すのは、



さらにトライする意欲です。 



トライ・アンド・トライ、試み、挑戦の反復なしに、成長も成功もないのです。



エラーは、もちろん再びトライするための原動力になるのです。



Aに挑戦して、成功の見込みがないことを確認できるまで試みることができたら、



そこには、成功への「芽」が宿った、と思ってください。



ちょっとトライして、すぐやめる、の繰り返しからは、



たいした失敗もしないかわりには、



成功の芽が芽吹くこともありません。



そんなに無理して、もっとゆっくりいったら、という人がいるでしょう。



でも、トライ・アンド・トライは、



無理を承知のことではないのです。



むしろ、着実に一歩一歩ステージを上げていく普通の方法なのです。



ゆっくり、しかし、遅くはない進み方なのです。



_______


「試してみることで人生は開ける」


鷲田 小弥太 著


PHP研究所より


_______



10年以上前に読んだオグ・マンディーノさんの著書「12番目の天使」を思い出しました。



「絶対、絶対、絶対、絶対、あきらめるな!」



そしてもう一つ、



あの「HONDA」のCMで流れていたナレーションが響きますね♪



以下、ナレーションを書き起こしました。



___



頑張っていれば、いつか報われる。



持ち続ければ、夢は叶う。



そんなのは幻想だ。



たいてい、努力は報われない。



たいてい、正義は勝てやしない。



たいてい、夢は叶わない。



そんなこと、現実の世の中ではよくあることだ。



けれど、それがどうした?



スタートはそこからだ。



新しいことをやれば、必ずしくじる。



腹が立つ。



だから、寝る時間、食う時間を惜しんで、何度でもやる。



さぁ、昨日までの自分を超えろ。



昨日までのHondaを超えろ。


___



たたかう相手は、昨日の自分ですね。



そう考えたら、ライバルは自分を成長させてくれる仲間だったことに気付きます。



昨日までの自分を超えろ!の精神で今日も行っちゃいましょう。




『人生の壁こそが、未来への扉』



ひすいさんの本、『絶望は神さまからの贈りもの』の中のワンピースの尾田さんの話。



あのワンピースの尾田さんは、マンガを描いても描いてもボツになっていたそうです。



もうダメだと思い、気力がつき、自分の才能のなさに絶望し、倒れて体が動かなくなったときもあった。



漫画家になることをあきらめようとも考えるほど。



しかし、その時、担当の編集者の一言に、泣きくずれ、涙のあとに立ち上がり、描き上げた作品が、あの『ONE PIECE』



その編集者の伝説の言葉が、



『こんなに頑張って報われなかったヤツを俺はいままで見たことがない。

必ず報われる日がくる』



『人は、力尽きるところまで頑張ったとき、尽きることのない無限の力が湧き上がる』



トコトンまで頑張って、それでも結果は出ず、『もうダメだ』と力尽きるその瞬間に、人生を一変するシーンと出合うようになっている。



尾田さんほどの人でさえ、最初から才能があったわけじゃない。



『自分の心の中の井戸を信じ、掘って、掘って、掘って、掘った先に、自分の可能性の源泉に出会う』



ひすいさんの言葉は、本当は心に響きます。



人生の壁こそが、夢への扉。



あなたの『壁』は何ですか?

その『壁』が、未来への『扉』だとしたら、どんな『扉』だと思いますか?



問題が起きたことが問題ではなく、その問題をどう捉えるかが問題です

_______



そうか!壁は「扉」だったんだ!



その壁が厚ければ厚いほど、その扉の向こうには素晴らしい景色が待っている♪



何回も挑戦して、成功しなかったらどうなるか?



自分が成長していきます。



では、日本一といえるほど挑戦して、成功しなかったらどうなるか?



日本一、成長していきます。



では、世界中の誰よりも挑戦して、成功しなかったらどうなるか?



世界中の誰よりも、その分野において成長していることでしょう。



「失敗と成功があるのではなく、成長と成功があるのだ」と、福島正伸先生も言ってます。



自分があきらめようかと迷うところは、みんなもあきらめるところ。



そこでふんばるからこそ、人よりも成長していくのですね。





よく、いろんな人が「運が良くなる方法はないですか?」「幸せになりたいんです」って質問してきます。



でも、その前にどんなことが起これば自分は「快」なのか、どんな状態でいることが自分の幸せなのかが具体的になっていない人が多いのも事実です。



それだと、レストランに入って何も注文しないで「お腹空いたー」「美味しいもんを食べたいー」って言っているのと同じです。



「何で料理が出てこないの!」って怒っても「ご注文はされてますか?何をお召し上がりになりますか?」って聞き返されてしまいます。



自分自身が何を食べたいのかわからないで、お腹が空いたって言っているのではお店の人もこまるし、つまりは運だって困りますよね。



もしかしたら、運はあなたのまわりで手を差し伸べようとしているかもしれない。



なのに「運が良ければやる。悪ければやらない」っていう発想でいたら、どんな機会があっても逃しちゃいます。



こうなりたい、こうだと幸せなんだっていう自分にとって幸せを認識できる状態、つまり「快」のイメージを具体的にし、まず行動を始める。



_______



運の強化書


山崎拓巳 著


SBクリエイティブより



_______



料理屋さんでオーダーするのに似ていますね♪



そして、たとえば中々思うように結果が出なかったとしても、それを口に出して言ってしまうと、そう言いたくなる現実が押し寄せてきます。



「何でお客さんが来ないんだろう」は、「お客さんが来ない」現実がさらに深刻になります。



そういう時は、今来てくださっているお客様に焦点を当て、「ありがたいな~」と口ぐせのように言うと良いのです。



「ありがたい」現実がさらに増します。



運がいい人は、言葉遣いも意識していたのです。



自分が言われて嫌な言葉は人にも言わない。



なぜなら、運というのは“人が運んでくる”もの。



運ばれるから“運”ですよ。



運を味方にするとは、周りの人を味方にするのと同義ですね。



デール・カーネギー(アメリカの実業家、作家、自己啓発の権威)は言いました。


「2年間他人に好かれようと努力するよりも、


2ヶ月間他人を好きになった方が、


ずっと多くの友人が得られるだろう」


この言葉の意味、ちょっと考えてみてください・・・。


いろんな事にも通じると思いませんか?


“人に好かれたかったら、人を好きになる”


“人に信用されたかったら、人を信用する”


“与えてもらいたかったら、先に与える”


“笑顔も挨拶も自分から”


逆に、怒っている人は、怒りたくなる出来事がより起きたり、


奪うことばかりしている人は、奪われるようになっているのです。


これが不変的な宇宙の法則なのでしょう。


与える人は、与えられる。


その与えるものに磨きをかける必要はあります。


価値のないものを与えても喜びは少なく、当然与えられるのも少なくなります。


そのためにも、学び、勉強し、社員教育などに力を入れている企業が伸びているのは当然のこと。


得るものを変えるためには、まず与えるものを変えなくてはいけないという、シンプルすぎる法則。

圧倒的他者貢献ですね。


斎藤一人さんのお弟子さんである“千葉純一”さんの著書よりご紹介させていただきます。



_______



これは最近になって一人さんに教わったことですが、「もらったものよりちょっとでいいから、いいものを返す」ということをやって、世の中はうまく回るようにできているんですよね。



例えば、シャネルっていうすごく有名な高級ブランドがあるでしょ。



そのシャネルの50万円のバッグを買おうとしている人がいるとします。



普通に考えたら、バッグ1つに50万円って、ものすごく高い。



だけど、シャネルのバッグを買いたいと思っている人は、そのバッグに50万円以上の価値があると思っているから買うんですよね。



じゃあ、どんな場面でその価値が発揮されるかって言うと、同窓会なんかにシャネルのバッグを持っていくと、かつて勉強で勝てなかった友達にも、今ならバッグで勝てるわけ。



その人にとっては、50万円出した価値があるんですよね。



そういうふうに、商人だったら、値段以上に価値あるものを売る。



サラリーマンだったら、もらっている給料以上の仕事をする。



同じように、感謝の気持ちを表すときにも、私はちょっと多めに返すことを基本としています。



例えば、誰かに10のことをしてもらったら、11でもいいから、してもらったことに上乗せしてお返しすること。



このプラス1が大事。



(中略)



何かしてもらったら、お礼をするのはあたりまえ。



成功するかどうかは、プラス1の上乗せがあるかどうかの差なんです。



_______



斎藤一人 お金に嫌われない大成功の仕組み


千葉純一 著


マキノ出版より



_______



「来たときよりも美しく」という遠足の決まり文句。



実は、人生においても大切なことだったのです。



受けたことに気づかない人。



受けたものを返さない人。



受けたものを小さく返す人。



受けたものと同じくらい返す人。



受けたもの以上に返す人。



これが、成功している順で、後になるほど成功者でしょう。



さらにスケールを大きくすると、「生まれてきたときより、きれいにして還る」



インディアンは、つねに7世代先の子孫のことを考えて自然と共に暮らしていたのだそうです。



アメリカ先住民の古老の言葉に、



「自分自身のことでも、自分の世代のことでもなく、来るべき世代の、私たちの孫や、まだ生まれてもいない大地からやってくる新しい生命に思いをはせる」



とあります。



今、僕らが生きているこの星は、未来の僕らの子孫も生きていくかけがえのない星です。



インディアンは、バッファローの群れの中から、年老いたものを狙います。



若いもの、子供がいるものは、絶対に狙いません。



バッファローの子孫も途絶えてしまうからです。



それが分かるようになるまでに3年。さらに、矢が当たるようになるまで3年の年月がかかります。



そうまでして、自然の連鎖を狂わせたくなかったのです。



「来たときよりも美しく」



「受けとったものよりも、プラス1のお返しをする」


「相手の予測を上回る」


大切ですね。

小林正観さんのお話です。



_______



【勝ち負けではなく、喜ばれる存在になれるか。



それだけを考える】



私たちはみな、「人に迷惑をかけずに生きなさい」と教えられます。



けれど、どんなに頑張っても私たちは、人に迷惑をかけずに生きることはできません。



だから、子どもに「迷惑をかけないで生きなさい」と教えるよりもっと重要なことがあります。



それは「喜ばれる人になりましょう」ということです。



喜ばれる存在は、勝ち負けで人生を組み立てるのではなく、自分が喜ばれる存在になるという方向へ舵をきったら、あとは日常的な3つの実践をするだけです。



①五戒(不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句)を言わないこと。



②トイレ掃除をすること。



③嬉しい、楽しい、幸せ、愛してる、大好き、ありがとう、ツイてるの7つの言葉を言い続けていくこと。



「こうしなくてはいけない」という枠を自分の中から外し、自分の枠を広げていくといいと思います。



そして、ただ目の前の人や現象を大事にしていけばいいのです。



_______



感謝ではじまる幸せの習慣


小林正観 


宝島社より



_______




生きることができるのは、「今」だけです。



どんなにお金を持っていても、どんなに偉い人でも、過去や未来を生きることはできません。



「今」の連続が「未来」であり、未来にいったところで、そこにあるのはその時の「今」です。



「今」を大切にしているか?



「今」やるべきことを大切にしているか?



「今」目の前にいる人を大切にしているか?



まだ来ぬ未来に想いを馳せる事もいいですが



今日というこの一日を大切に生きることの方が、遥かに大事だと思います。



身近な人、目の前にいる人を喜ばせている人は、どこにいっても喜ばれる存在になっていきます。



勝ち負けの世界ではなく、喜ばせる世界は、ストレスもありません。



喜ばせる世界はウキウキやワクワクやという「光」を感じます。



だから世界は、そういう人を放っておかないのでしょう。



最後に徳川家康さんの言葉で締めますね♪



「人間はの、最も多くの人間を喜ばせたものが、最も大きく栄えるものじゃ」




運のいい人と過ごすことの重要性が書かれています。



_______



自信のある人とつながりを持つと自信が強くなるのと同じように、運のいい人と過ごすと、自分は運がいいと思えるようになる。



人生で最も大きな希望が、ビンゴや競馬、宝くじで経済的に安定することだという人たちに囲まれているとしよう。



彼らは自分がどれだけ運がいいと思っているだろうか?



こうした人々は、自分には不運しかやってこないと思いがちで、あなたの運の考え方にも影響する。



この例を挙げたのは、私が子どもの頃にこんな大人がたくさんいたからだ。



あなたはそのワナに引っかからないように。



ラッキーに見える人に囲まれるような機会をつくろう。彼らと交流して、彼らのラッキーさから学ぼう。



彼らが自分で運をつくることができるなら、その方法を学び、それを自分の人生にも取り入れよう。



仕事や人間関係、健康面で最も運がいいとあなたが思うのは誰だろう?



その人たちとの距離を縮めて、彼らをあなたの幸運のネットワークに入ってもらうにはどうすればいいか、考えてみよう。



_______



どんなときも絶対折れない自分になる自信の秘密50


リチャード・ニュージェント 著


前田雅子 訳


CCCメディアハウスより



_______



運がいいと思っている人は、運がいいと思えるような出来事にアンテナが感知します。



運が悪いと思っている人は、運が悪いと思えるような出来事にアンテナが感知します。



その昔、松下電器(現パナソニック)の松下幸之助さんがまだ面接をしていたころ、応募してくる人たちにこんな質問をしたそうです。



「あなたはこれまでの人生を振り返って、運が良かったですか?」



この質問に、「はい」と答えた人は即採用したといいます。



逆に、どんなに学歴があっても「いいえ」と答えた人は採用しなかったそうです。



その結果どうなったか・・・。



そのとき採用した人たちが30歳~40歳になって脂がのってきたとき、会社の業績もグンと伸びたといいます。



この質問の真意は、



「人間はともすれば、うまくいけば自分の腕でやったと思いがちである。



それが、驕りに通ずる。



だから、事がうまくいったときには、運が良かったと考え、うまくいかなかったときには、運がないと思わず、腕がなかったと考えたい。



そうすれば、自分の力を上げざるを得ない」



という松下幸之助さんの言葉にあるように、運が良かったと言える人は、自分の力で生きてきたという態度ではなく、周りの力に支えられてきたという感謝の気持ちがあるのです。



運が悪かったと言う人は、自分は一生懸命やってきたけど、周りや環境のせいで上手くいかなかったと深層心理で思っているそうです。



上手くいったときは周りの人のおかげ、上手くいかないときは自分の力不足。



そんな生き方がかっこいいですね。

リオデジャネイロオリンピック体操競技団体総合での金メダル獲得に貢献した“白井健三”さんのお父さまの著書「子どもに夢を叶えさせる方法」よりご紹介いたします。



_______




2013年の世界選手権で床運動の金メダルを獲得してアントワープから帰国した健三は、祝勝会に出席しました。



そこでも、司会をお願いしたテレビ局のアナウンサーにインタビューを受けました。



「健三君、跳馬は4位で、もうちょっとでメダルでしたね。あと一つ順位が上だったら・・・惜しかったですね」



そう振られた健三は、こう返しました。



「僕の跳馬は完璧でした。金メダルを取ったうれしさよりも、跳馬で完璧に跳べたことが嬉しかったです」



金メダルを取れたかどうかは、あくまで結果に過ぎない。



世の中の人は何色のメダルを取るのか、そこに注目しているのかもしれないけど、自分は大会までにコーチから教わったこと、学んできたことを完璧に出せたほうに価値を見出せる。



つまり、取り組んできた成果を本番で発揮するという意味では、床運動よりも跳馬のほうが良かったと言うのです。



その結果が、4位だったという認識。



ライバルと熾烈な争いを繰り広げるのがスポーツですが、要は自分の納得のできるパフォーマンスができたかどうかが、達成感につながると言いたかった。



そして、「そのことに17歳で気づけた僕は、幸せでした。この経験は必ず今後に生きると思います」と締めくくったのです。



_______



子どもに夢を叶えさせる方法


白井勝晃 著


廣済堂出版より



_______




床では「シライ/グエン」「シライ2」「シライ3」、跳馬では「シライ/キム・ヒフン」「シライ2」といった技の名前にもなっている白井健三さん。



やはり、競争相手は「自分自身」だったのですね♪



「読書のすすめ」清水店長の著書「まず、人を喜ばせてみよう」に、こうあります。



「隣と比べてやっちゃうと、なんでも苦しくなりますよ。



誰にでも得意なことっていうのがあるんです。



自分のスペシャリストの部分でがんばればいいんです。



そこをいたずらに他の人の知識を持ってきて、他の人になろうとしちゃう人は苦しいんですよね。



競うんだったら、自分と競いましょう。



比べるんだったら、昨日の自分と比べましょうよ」



人間の悩みの大半は、人との比較、比べるからだと言われています。



あの人より足が遅い、



あの人より背が低い、



あの人より学歴がない、



あの人より、あの人より、って・・・



商売をやっていてもそうですよね。



あの人は100店舗だけど、自分は1店舗。



あの会社は社員が千人いるけど我社は二人。



でもそれって、どうでもいいことですよね、本来。



本当に大切なのは、今、目の前の人を喜ばせることと、昨日の自分より成長することですね。