【作品情報】
監 督 ライアン・ジョンソン
出 演 デイジー・リドリー、アダム・ドライバー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、キャリー・フィッシャー、マーク・ハミル、他
上映時間 152分
ジャンル SF>アクション>人間ドラマ
原 題 「Star Wars: The Last Jedi」
【あらすじ】
スノーク最高指導者が率いる帝国の残党が結成したファーストオーダーは更に勢力を強め、それに対抗する反乱軍は、レイア将軍(キャリー・フィッシャー)率いる部隊のみであった。
しかもその戦力は微々たるものだったが、そんな彼らの秘密基地のある星にハックス将軍(ドーナル・グリーソン)率いるデストロイヤー艦が数隻飛来する。
基地を捨て決死の脱出行を試みるレジスタンス部隊。
一方、マスタージェダイ唯一の生き残りであるルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)の潜伏する小島にたどり着いたレイ(デイジー・リドリー)は、.ルークにレジスタンスに復帰するよう要請するが、ルークは全く応じようとしない。
レイは島に留まり、説得を試みようとするが、ルークは明らかに何かを怖れ避けている様子だった。
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スター・ウォーズシリーズ…
今まで映画もCGアニメも関連作はほとんど観てきたけれど…今作は、色々な部分で今まで以上に「予想外」な展開をしたね。
例えば…
Ⅳ「オビ=ワン・ケノービの死」
Ⅴ「ルーク、私はお前の父親だ!」
Ⅵ「妹?それはレイアだね?!」
こういう言葉や展開自体に驚かされる…このどんでん返しこそが「スター・ウォーズ」であるといっても過言じゃない位、いくつかの大きな驚きの展開を潜ませているこの作品群。
今作でも、何度もここでエンディングでイイかもと思ったシーンがあった^^;
終わるかな?終わるかな?と思いながら観てても、また次のシーンが出てきて「あら?」と思ったりしたね^^
今作では、ルークとレイの関係。
今までの流れで行けば…
そこも期待を裏切るし…
シスたちの運命。
そこもある意味予想外。
あんまり書くとネタバレになるし書かないけどね^^
なるべくネタバレしないで、観に行きたくなる感想。
それがしろくま・まちゃるの感想文ですw^^
そもそもこのシリーズを観てて思うのは…
ジェダイの立ち位置は何?ってところや…
ジェダイって辞めれるんや…ってところ。
昔々の設定では、ジェダイは「フォースを護る者」であり「フォースを研究・探求する者」だったのが、必要に応じて「正義の為に」共和国の守護者として戦い始めた。
当初は、あえて言うなら寺の利益を守る為に戦った「僧兵」のような存在。
でも自分の所属する陣営やその政治が常に正義の立ち位置にいるとは限らない。
誰かにとって正義でも、誰かにとっては悪となりうる。
国による陰謀は、国益が前提であって、国民の利益に比例するとは限らない。
もちろん国益が常に正義ではありえない。
さらに言えば、国を守る為に、国民を犠牲にする事もある。
平民目線で言えば、「国民がいないと国は成り立たない」やけど…
政治家目線では、「国は国民が守るべき存在であり、国あっての国民である…」
そうなっちゃうんよね。
そんな意味合いから考えても、政治にも関与する部分があるジェダイが一貫して正義を貫けるとは思えない。
まして、修行して熟達したものがシスの誘惑を受けダークサイドに寝返る事も(よく)ある。
しかもその数は、腕の立つ者を中心に意外と多い。
むしろ熟達したジェダイの方が、シスからの誘惑が多いんよね^^;
星によってはジェダイを「戦いを持ちこむ存在」として忌み嫌うシーンもある事やしね。
ジェダイの立場については…
能力開発や技術向上を重ねて、幼い時期からパダワン見習いとなり…
やがて一人のマスターに就くパダワンとなり…
更にパダワンから一人前のジェダイとなり、更に経験を積むと、弟子を取るマスターとなる。
その後、場合によってはジェダイ評議会の一員となるかどうかは、能力と技術と人間性と運次第?
評議会員のマスターと、弟子取りのマスターの意味は違うそう。
それならジェダイマスターとマスタージェダイで意味が違うんかねぇ?
「エピソードⅢ」最終版のオーダー66によって、クローン兵に不意を突かれて次々と殺されていくジェダイ。
でも「殺す事は至難の業」と言われたジェダイたちが、不意を突かれたとはいえクローン兵にいとも簡単に殺されていく不思議。
場合によってはビームを跳ね返す事なくハチの巣にされる(エピソードⅢ)
パルパティーン議長逮捕時に、4人ものジェダイを引き連れて行くマスター・メイス・ウィンドゥも、あっという間に連れたジェダイたちをやられてしまう^^;
そういう意味では、まだジェダイの存在や立ち位置って揺れてるね^^;
絶対の存在のような時もあり、いとも簡単な存在な時もある。
風前の灯となったジェダイにも同じことが言えるかもね。
まだまだ少し修正要素がある中で、どんどん広がっていくスター・ウォーズの文化。
最終的に、どういう形態を見せるのか…そこが楽しみね^^