【作品情報】
監 督 エチエンヌ・ペリエ
出 演 マイケル・ヨーク、ピーター・カールステン、アントン・ディフリング、アレクサンドラ・スチュワルト、
上映時間 101分
ジャンル アクション>戦争映画
原 題
【あらすじ】
1915年、イギリス軍は戦闘機の飛行高度をはるかに上回る高度を飛来し、爆撃をするドイツの飛行船「ツェッペリン」に手を焼いていた。
しかしイギリス情報部は、ドイツ側がそのツェッペリンをも上回る「新型ツェッペリン級飛行船 LZ36」を建造しているという情報をつかみ、その性能の全貌を把握しようと躍起になっていた。
ロンドンの防空司令部に勤務するドイツ系スコットランド人のジェフリー・リヒター・ダグラス中尉(マイケル・ヨーク)は、ステファニーという未亡人に入れ込んでいたが、実はステファニーは、情報部も把握しているドイツのスパイだった。
情報部は、彼女を通じてリヒターを信用させたうえで、ドイツへ潜り込ませ…新型飛行船について探らせる事を画策する。
彼女の為なら亡命も厭わない…軍を脱走したと見せかけて、ドイツ側を信用させ、何とかドイツへの入国に成功するリヒター。
ドイツでは、情報部のヒルシュ大佐(アントン・ディフリング)と陸軍のタウントラー少佐(ピ-ター・カールステン)が出迎え、彼の脱走・亡命について少し探りを入れた上で、イギリス・スコットランドのリヒターがよく知る風景の写真を見せてくる。
英国陸軍のジェフリー・リヒターダグラス中尉は、表向きドイツ陸軍ゴッドフリート・フォン・リヒター少佐として、LZ36飛行船の就航時期やその性能などを本国へ逐一知らせる任務を開始する。
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ツェッペリン飛行船を題材とした、架空のイギリス本土攻撃のお話。
以前「ヒンデンブルグ」と同じ時期に観てて、ほぼ内容を混同していたけど…
今回観直して、筋がはっきりしましたな^^
子供の頃に観てる映画って、なんか内容に興味がないと…すぐ他の映画と混同してしまいますが…
大人の今観ると、これはこれで面白い。
亡命してスパイになると見せかけて…二重スパイとして活躍する話。
しかも、活躍時期は、ほんと数日やな。
派手過ぎない、リアルなスパイの話としては「針の眼」「鷲は舞い降りた」で、ドナルド・サザーランドがやってるようなののや「ハノーバー・ストリート」みたいなのが、イメージ強いけど…
意外とこういう即席スパイのようなケースもあったみたいね。
敵国から、甘い誘いで誘われて…スパイになっちゃうケースや…
いろいろ陥れられてスパイになるケースもね^^;
もちろん今作でも亡命を促したドイツ側も安易には信用はしておらず…
思いっきり疑いの眼を向けながらも…
うまく利用するだけ利用して、さっさと殺しちまおう…的な感じ、悪役ですな^^;
むしろ冷戦時代のスパイ活動を、リアルに描いた作品と今作は似てる感じなのかねぇ。
少し前に観た「寒い国から帰ったスパイ」も流れ的にはこういう感じかね。
主人公のリヒターを演じるマイケル・ヨーク。
あんまり今まで観た映画では、馴染みがない俳優さんやけど…
しろくま・まちゃるが観た事のある映画では、超下ネタギャグ炸裂の「オースティン・パワーズ」全3作に出てはりましたな^^;
一応若い頃は二枚目的にやってはったみたいで、三銃士や四銃士でも主人公してはります。
でも知らないもんやねぇ^^;