【作品情報】
監 督 エドワード・ドミトリク
出 演 マーロン・ブランド、モンゴメリー・クリフト、ディーン・マーティン、マクシミリアン・シェル、バーバラ・ラッシュ、リリアン・モンテヴェッキ、ホープ・ラング、ドラ・ドル、他
上映時間 １６７分
ジャンル 人間ドラマ>戦争映画
原 題 「THE YOUNG LIONS」
販 売 DVDのみ
DVDジャケット（数種のうちの１つ）
映画ポスター
【あらすじ】
戦争に巻き込まれていくドイツとアメリカの青年たち３名を主人公に、戦争の不条理と人間の生きる意味を説く長編人間ドラマの１本。
第２次大戦開戦前夜のドイツ、アルプスのスキーインストラクターのクリスティアン（マーロン・ブランド）は、アメリカからの旅行者・マーガレット（バーバラ・ラッシュ）と恋仲になっていた。
越年パーティーが開かれた夜、パーティー会場はナチス賛美で盛り上がりを見せ、マーガレットはその異常さに退席する。
ナチス党員でも、政治的にナチスを支持している訳でもないクリスティアンだったが、「ナチスはドイツ国民の生活をよくしてくれている」という考えは持っていた。彼にとって彼女がナチスやヒトラーを毛嫌いしている意味が全く判らなかった。
やがて第２次世界大戦が勃発。
クリスティアンは、快進撃を続けパリを目指すドイツ軍の中に中尉として参加していた。
やがてパリ入城を果たし、パリの象徴の１つたる教会の階段の上で、上官であるハイデンベルグ大尉（マクシミリアン・シェル）と固い握手の記念撮影をする。
二人とも若いｗｗｗｗｗｗｗｗ
左）マクシミリアン・シェル 右）マーロン・ブランド
ドイツ軍がパリ入城を果たした頃、アメリカでは参戦に向けた徴兵活動が活発であった。
ブロードウェイで歌手として名を成していたマイケル（ディーン・マーティン）も徴兵検査に参加していたが、裏では手をまわして徴兵回避をしようと画策していた。
その徴兵検査会場で、ユダヤ人のノア（モンゴメリー・クリフト）と出会って意気投合する。
そのままマイケルの催す夜のパーティへと誘い、そこでノアに女友達のホープ（ホープ・ラング）を紹介したが、ノアは彼女に一目惚れをし、彼女の家の前まで送ってそのまま告白をし、結果結ばれて付き合うことになる。
パリでのクリスティアンの任務は、レジスタンス狩り。
年端もいかない少年も逮捕する事があった。
逮捕された者の家族が毎日の様に泣き叫ぶ光景を目の当たりにし、任務に嫌気がさしてきたクリスティアンは、「戦場に送ってほしい」と上官に転属を願い出る。そんな時、ただ連行せよとの命令で逮捕した少年をゲシュタポが拷問する声を聴き、自分の任務やナチス信奉について疑問を抱き始める。
マイケルとノアは、陸軍歩兵部隊で新兵訓練を受けていた。
ノアはユダヤ人という事で何かと目を点けられ、中隊長や軍曹、仲間の一部からも「いじめ」のような処遇を受けていた。
マイケルのとりなしでノアも押し留まり事なきを得ていたが、ホープの誕生日の際、大切に貯めていた２０ドルを仲間が盗んだ事から、その相手に対し「拳による決闘」を申し込む。
決闘をきっかけに、ノアは小隊の仲間から受け入れられ、またいじめを黙認していた中隊長は軍法会議にかけられ、全てが好転していく。その陰にはマイケルの暗躍もあった。
それぞれ全く関係しなかったドイツとアメリカの青年たちの人生は、敗戦間近のドイツ国内で交わる事になる。
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あらすじ書くだけで大変じゃーーｗ！
とにかく内容は濃い人間ドラマ。
マーロン・ブランドとマクシミリアン・シェルの若い事ｗ
そしてマーロン・ブランドの凛凛しい事＾＾
モノクロ映画なので…
この凛凛しさをカラーで観られないのが残念＾＾；
金髪で、如何にも…な容姿のマーロン・ブランド。
あと１０年ほど後に生まれたら、もしかしたらドイツ将校役がハマり役の俳優さんの一人になってたかもねｗ
パリでクリスティアンと恋仲になるリリアン・モンテヴェッキ演じるフランス娘・フランソワーズが、ちょいと「マドンナ」似＾＾
ノアと付き合い結婚するホープ役のホープ・ラングはなかなかのべっぴんさん＾＾
ドイツ人１名と、アメリカ人２名の人生の栄光と挫折、紆余曲折のようなものが折り込まれ、クリスティアンの凋落ぶりも痛々しい反面、ノアの生命力あふれる生き方、それを静かにサポートしている様なマイケルの「兄貴」ぶり。
戦争シーンもそれなりにはあるけれど…
人間ドラマとして面白い作品です。
ブルーレイ化して、画像をきれいにしたのが見てみたいね＾＾