【作品情報】
監 督 ドン・マイケル・ポール
出 演 トム・ベレンジャー、チャド・マイケル・コリンズ、デニス・ヘイスバート、メンデルス・マソーン、他
上映時間 98分
原 題 「SNIPER:LEGACY」
【あらすじ】
世界各地で、特殊作戦任務に就いていたアメリカ軍士官が一人ずつ暗殺されていく。
中には、トーマス・ベケットの名前もあった。
暗殺された彼らの共通点は、10数年前のアフガニスタンにおける救出作戦に参加していた事だった。
犯人の特定は出来ていないが、その射撃の腕は超一流であり、アメリカ軍関係者でも数は限られた存在であった。
現在では、あれほど忌み嫌っていた狙撃兵の訓練課程の任務に就くブランドン・ベケット一等軍曹は、上官である狙撃部隊長の少佐に、父の死を知らされる。
少佐は、大佐(デニス・ヘイスバート)の命により、暗殺犯の行動を読んで、次の犠牲者となる最後の生き残りである海兵隊特殊任務群の部隊長の作戦行動地であるシリアへ、少数部隊を率いて暗殺犯狙撃に向かう。
ブランドンは作戦チームから外されたが、それは少佐による同一作戦への単独参加の命令でもあった。
ブランドンは父を殺した暗殺者を掃討すべく、一人シリアに潜入行動する。
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「山猫は眠らない」という邦題は、原題である「SNIPER(狙撃手)」とは全く関連はないように見えるが…どこか情景の浮かぶ、イイ題名と感じられる。
しかし…4作目以降ともなると…邦題の副題も「???」な感じもあるけど、
それ以上に、原題の方も「やっちゃった感」が満載になってきてるね。
「RELOADED」とか「LEGACY」とか…
他の映画でよく使われたそれをそのまま持って来てるね。
日本でもよくあった「エピソード0」とか、そういう現象に似てるね。
この映画は、続編であるという設定に関係なく、それなりに楽しめる作品になっている。
ブランドンが、伝説の狙撃手の血を引いた「センス」がある事を除けば、続編設定がなくともそれなりに観れる仕上がり。
C級映画やVシネ級の映画ではあるけど…内容は決して悪くないと思う。
「山猫は眠らない」1作目のファンには酷評されている続編たちやけど…
決して内容的には悪くないと思う。
これがもし、ハリウッド大作として作られたなら…
ブランドンを始め、キャストが有名人が入って来る位で…
脚本や演出、カメラなどは、そこまで悪くないんよね。
名前が特定できないけど…少佐役の方も、軍用ベレーを被ると一気にシャキッと見れる感じやし…
大佐役のデニス・ヘイスバートは、「メジャーリーグ」シリーズで「ブードゥー教を信奉する心優しき黒人パワーヒッター役」だった役者さん。
世間の酷評よりは、4作目も5作目もそれなりに楽しめた。
やはり自分の眼で観てみないと、世間の評価が作品の出来と同じとは限らない事がよくわかりますな。