【LMD】ドッグライフコンサルタント・松本秀樹より #１５

犬と旅をして１６年以上
その間に
▪︎愛玩動物飼養管理士１級
▪︎愛玩動物救命士
▪︎小動物飼養販売管理士

▪︎犬と住まいるコーディネーター
▪︎ホリスティックケアカウンセラー

・防災士（人間用）
の資格を取得しながら、
約３万頭以上の犬と飼い主さんを見てきた僕が

《ドッグライフコンサルタント》として
【もっと犬に愛されるコツ　L・M・D（＝More loved by my dog）】
をなるべく簡潔にお伝えします

第１５回目のテーマは【「しつけ」ではなく「タスク（課題）」】です

僕が、ご契約いただいたご家族全員に、最初にお伝えするのが

「ベーシックタスク１４」　です

これは、この１４個ができるようになると、応用も含めて大概は困らなくなるよ〜

という、下記の基本的な課題１４個です

・名前　・Look up　・おすわり　・ふせ　・ゴロン　・ハウス

・全身スキンシップ　・スタンド　・おいで　・はなせ　・抱っこ

・待て　・トイレ　・薬

（各詳細は、次回以降に詳しくお伝えします）

「おすわり」や「ふせ」・・・要は【しつけ】のことね

ちがうんです

この１４個を僕が「しつけ」ではなく、あえて「タスク（課題）」と

名付けたのには理由があります

「しつけ」という感覚だと、例えば、

わんちゃんに「おすわり」をしてもらいたい場合、

こんなイメージで、

〈ママがわんちゃんにおすわりを教える〉

感覚ですよね

これだと、ママがわんちゃんに対して、最初から完璧に「おすわり」を教えることができるプロフェッショナル、先生でないと失敗しますよね

そうではなく、

「おすわり」という課題【ママが「おすわり」と言うと、わんちゃんが座る】

に対して、

ママとわんちゃんが協力して＆

〈座らせる側〉と〈座る側〉に役割分担をして、

「おすわり」を成功させる・乗り越える

という感覚でいてほしいからなんです

そうすることで、

上手くできなかった理由として、「うちの子はできない」「うちの子がバカだから」と、わんちゃんだけのせいにするのではなく、

「私のタイミングが悪かったかな…ごめんね」

「私がもっと集中させてから合図を出せば…もう１回やろう！」

と、人間側に原因があるかもと考えることができ、わんちゃんの評価を下げたり、無駄に叱らずに済み、

信頼関係が崩れることもありません

（わんちゃんを叱っていいのはこんな時だけです⇨第８回「叱る」）

ここでL・M・D

わんちゃんに何かを覚えてもらいたい時は、

そのタスク（課題）というハードルへ向かって（上図のように）

わんちゃんと足を紐で縛って、２人３脚ならぬ【２人５脚】で

息を合わせて飛び越えるつもりで覚えてもらいましょう

なので、

成功したら「褒める」のではなく、力を合わせてタスク（課題）というハードルを２人で飛び越えられたのですから

「一緒に喜んで」くださいね

ご静聴ありがとうございました

ーーー《これまでの【L・M・D】アーカイブ》ーーー

第１回目「犬の名前」　　第２回目「リーダー論」
第３回目「給料」　　第４回目「給料の支払い方」
第５回目「ルール作り」　　第６回目「昔とった杵柄」
第７回目「誉める」　　第８回「叱る」
第９回「【誉める（一緒に喜ぶ）＞叱る】にするコツ」
第１０回「実は間違っているしつけ・トレーニング」
第１１回「通称：無駄吠え」　　第１２回「熱中症」

第１３回「避妊・去勢ってするべき？しないべき？」

第１４回「動物愛護精神」