【L・M・D】ドッグライフコンサルタント・松本秀樹より。#7 | 松本秀樹の三度の飯より犬が好き!by アメブロ

【L・M・D】ドッグライフコンサルタント・松本秀樹より。#7

犬と旅をして15年以上クラッカー

▪︎愛玩動物飼養管理士1級
▪︎愛玩動物救命士
▪︎小動物飼養販売管理士
▪︎ホリスティックケアカウンセラー


の資格を取得しながら、
約3万頭以上の犬と飼い主さんを見てきた僕がドッグライフコンサルタントとして
【もっと犬に愛されるコツ L・M・D(=More loved by my dog)】
をなるべく簡潔にお教えしますアップ

第7回目のテーマは《誉める》ですひらめき電球

「犬のしつけ」というと、どの本やサイトを見ても
《誉め方》と《叱り方》という言葉が出てきます。
叱る方は、皆さん比較的上手くできるんです。
おそらく、そこに〈怒り・イライラ〉というエネルギー(感情)が込めやすいからだと思います。
(《叱る》は次回に説明します)
以外と《誉める》方が難しいというか、犬に伝えづらいんですよね。

例えば、僕・松本秀樹を誉めてください。
・・・
・・・
・・・
いや、あるでしょ!?どこか誉めるとこ!!
「15年以上もレギュラーを外されずに頑張っているね~。」
「本気で、犬と子供の未来を考えて活動していて偉いね~。」
え~みぞおちがこそばくなってきたので止めます。。。

そうなんです、誉めようとすると理由がいるんです。
理由を言葉にするから誉めることができるんですね。

では、わんちゃんに言葉や文章の意味が伝わりますか?
無理ですよね。

なので、
誉める=「一緒に喜ぶこと」と覚えてください。

「イエーイ!やったね~!!2人で《おすわり》できたね~!!」
・・・2人で???
おすわりをしたのは犬だけではなく、ママ・パパさんがおすわりという仕事を
「おすわり」って依頼した(声にした)ところから含めて全部「おすわり」なんです。

犬と飼い主さん2人で力を合わせて「おすわり」に挑み、成功したわけです。
だから、お互いの顔を見合わせ「イエーイ!」と叫びながらハイタッチをしている感覚で
声をかけてあげてもらいたいんです。

この感覚、この感情、このエネルギーが
言葉や文章の意味が伝えられない犬に伝わるんです!

このエネルギーさえ込められていれば、言葉はなんだっていいです。
「そうだよ~!」「偉いね~!」「上手だね~!」
その都度、変えたって構いませんよ。

で、忘れないでもらいたいのが
一緒に喜んでから、給料(オヤツを与えるやおもちゃで遊ぶなど)を支払うようにしてくださいね。
(なぜかは、いつかお話ししますね。)

この順番
【仕事を依頼する⇨犬が成功する⇨一緒に喜ぶ⇨給料を支払う】
(LMD基本ルーティーン①)をしっかり覚えておいてくださいね~。

ここで
ドキドキL・M・Dドキドキ

愛犬との暮らしが長くなり、賢く成長し、愛犬がそんなに困ったこともしなくなってくると
信号待ちや子供に触られている間中、愛犬が勝手に「おすわり」をしていても
それくらい、うちの子なら当たり前だし・・・
と、
いつもすることを、いつものようにしている愛犬に慣れてしまう。

では、愛犬はなぜ給料も見せていないのに、
勝手に依頼されてもいない「おすわり」という仕事を成功させているのか?
それは、他でもないあなたと一緒に喜びたいからなんです。

考えたくもありませんが、
愛犬は後何年、あなたと一緒に暮らせるでしょうか。
後何回、あなたと一緒に喜べるでしょうか。

今となっては当たり前でも、簡単なことでも、
なぜだか上手くいかなくて、失敗を重ねて、やっと、やっとできた
あの初めて「おすわり」ができた時のように一緒に喜んであげてください。

そうすることで、犬は自分に自信を持ちます。
より賢く、より冷静になり、よりあなたの言葉に耳を傾け、
あなたと何かに挑みたいという気持ちに満ち溢れます。

こうなると、
人と犬との理想的な関係です。
犬にとって、あなたのそばにいること、
もっというとあなたの存在自体が《給料》となり、
あなたと見つめ合い、一緒に喜ぶことに命をかけてもいいと本気で思っています。
そんな愛犬は、こちらも命をかけてでも守ってあげたくなるもんです。


ーーーこれまでの【L・M・D】アーカイブーーー
第1回目「犬の名前」 第2回目「リーダー論」
第3回目「給料」 第4回目「給料の支払い方」
第5回目「ルール作り」 第6回目「昔とった杵柄」