沖縄に移住してもう19年経ちました。この間に、カート仲間もできてレースも再開できたし、南国ライフを楽しんでいます。ですがレースも2012年に大きな病気してしまい、泣く泣く引退・・・病名が判明するまで10日ほどかかり、そこから緊急入院しましたが、最初の2週間で20kgも一気にやせ細り、それまで維持してきた筋肉がほとんど落ちてしまい、特にカートレースは首周りの筋肉がプロレスラー並みに強くないと首を支えられずにまともに走れません。これで大好きだったレースを諦めざるを得なくなり、2ヶ月入院、その後も3ヶ月ちょっとは自宅療養で、ウォーキングなどできる自主的にリハビリ始めました。

レース現役時代からトレーニングは習慣化しているので、リハビリ自体は辛くはなく、今もその時々のコンディションや自己目標に沿ってメニューを工夫しながらトレーニングは続けています。

 

で・も・ね・・・

 

自分にとってレースだけが、レースでお互いマシンの限界目一杯のところで、心理戦、マシンのバランスや特性、戦術、そういうすべてを尽くしてバトルしている刹那の自己開放といういうか自己集中の時間を失ってしまい、トレーニングも目標や動機を失いがちになりかけた数年前から音楽趣味を20年ぶりに再開したんです。
 

居住地の沖縄には、周りに誰一人として音楽仲間はいません。それで自分で演奏を打ち込み、ギターとベース、弾けるものは弾いて、歌とコーラスはもともと大好きでしたから、とにかくたった一人でできる、DTM・宅録を始めました。

 

しかし一人で宅録やってるだけって、寂しいわけですよ。自分以外誰も聴いてくれないし、誰かと一緒に歌ったり演奏したりする楽しさや臨場感が、音楽を演る側にとっての最大の醍醐味だと思うのですが、それが充たされない。

 

それでOK Musicという音楽SNSが当時ありまして、そこに一人多重録音で、カーペンターズとかGAROとか、好きな曲を歌ってハモって公開し始めました。

 

今回の主役、Tropfennotizさんは、男女2人のユニットで、2人とも作詞作曲しますし、演奏もやります。そのTropfennotizさんの楽曲はどれもクォリティがすごくて、なんでメジャー・デビュー、でないとしても、各種フェスでそれなりの名声があって然るべきでしょって、実力派でした。だから彼らのオリジナル曲が公開される度、必然的に(お気に入りアーティストに登録するから)毎回聴いて、聴くと感動したりびっくりしたりで感想を書き込んだりしてるうちに、お互いの曲公開でコメントのやりとりをさせていただくようになった方たちです。

今でも僕は沖縄で一人で音楽やってるので、ここ何年かいろんな方とコラボさせていただけるようになりましたが、すべて県外の方ですから、ネット経由の友達というわけです。

 

しかしTropfennotiz(以後、トロフェンさんと略称にさせていただきますね)のお二人は、僕が急に帰省することになり、そしたらたまたま別の音楽SNS友達の方のCD発売記念ライブで5曲ステージで歌う機会をいただきまして、なんとそのライブに足を運んでくれた3人のうちの2人なんです。

 

ネットで、タイピングされた文字のやりとりと、歌声しか知らなかったのに、初めてお会いできて最初の一言目から、全く初めて会った気がしない・・・そんな貴重なご縁のあるお二人です。

 

これまでに何枚もアルバムを出されていましたが、先日最新作を購入できました!それがまた素晴らしい出来で(僕ごときが偉そうに言うか・・・(-.-;)、届いてからリピートして聴き込んでいるのが今、現状です♪

 

ちなみに、視聴もできるので、ぜひ聴いてみてください。
僕が絶賛しているのもご理解いただけるかと思います。

 

 

 

今回のニューアルバム、実はちょっと驚きながら聴いています。というのも、今までのトロフェンさんのアルバムは、それぞれテーマ性もあるし、曲のバリエーションもよく工夫されていましたが、常に「この音がトロフェンです!私達の音楽です!」って基本というか土台が同じスタンスにあったように感じていました。う~ん、抽象的でこれじゃわかりませんね。
例えていうと、ZARDやEvery Little Thingのような、ロックをベースに女性ヴォーカルがドラマティックに歌う。そして例えにあげたZARDやELTはヴォーカルがどこか日本人好みを意識してなのかたまたまなのか、ちょっとアイドルチック、よく言えば可愛いらしさ、逆にいえば芯の強さが声に足りてない・・・そういうイメージを持ってます。あ、僕は、似たようなスタイルの洋楽と比較しているので(洋楽も邦楽も僕は同じスタンスで聴いているから)、ZARDやELTの歌がパワー不足って言うつもりはないです。むしろどちらもファンでした。
しかしですね、トロフェンのヴォーカル、グラアクさんの歌声は、芯が強く、深く正確なヴィブラートの使い分ける歌唱力という点で、メジャーの2組の歌姫より個人的にはもっとうまいって思っているので、こまかくしつこく書いちゃったわけです。

 

そんなイメージが僕の中で定着するほど、グラアクさんの歌はブレずに、トロフェンの歌姫、フロントレディってイメージが確立してたんですよ。

 

楽曲のサウンド作り、そしてストラト遣いである相方のインテリ先生がまた、ほんとは何でもできる方なんですが、トロフェンのオリジナリティを確立して突き詰めていくんだ・・・(って僕が勝手に曲作りから想像してるだけで、御本人はそこまで頑固?じゃないかもですが)てな感じで、ギターアレンジやソロフレーズはほんとに幅ひろいんだけど、それでもアルバムの中の曲では、明確にトロフェンスタイルというのを意図されていると、常々受け止めていました。

 

それが今回のニューアルバムでは・・・

 

1曲目の曼珠沙華、これが今まで僕が持ってたトロフェンのイメージに忠実な曲。これまで聴いてきたトロフェンのスタイルからスムーズに新しいアルバムに入れる。

曲の特徴としては、和楽器バンドにも通ずるとこもある、ドラマティックで派手目なロック・サウンドに太棹の三味線の音(グラアクさんの演奏だと思います)がはいる、和ロックのミドルテンポ曲

 

2曲目「私らしく」ここからいきなり意外なイントロ。タツローさんやCharさんのようなキレがよく軽いテイストのカッティングからのJ-Popテイスト。強さより可愛らしさが感じられる歌メロと歌声。間奏も通常メタル・ハードロックテイストのギターソロが多いハズだったんですけど、軽めのソプラノSAX?っぽいソロ。ここで「今回のアルバムはこれまでとちょっと違うかも」って。もちろん後半のギター・ソロはインテリ先生らしいガツンとロックテイストのが入ってますが

 

3曲目「制御不能」

この曲は80年前後の洋楽・邦楽のロックのコード展開、サウンドメイクにとても通ずるところがあって、今までのトロフェンさんのアルバムでは敢えてこういう「◯◯風」みたいな作りをしないみたいな(良い意味で)プライド?意地?によるものなのか、なかったんですよね、こういうなにかの曲を連想する構成の曲つくりが。キャッチーなサビの繰り返しで、カラオケがあったらここで合唱になりそうな曲でした。

 

4曲目「藤色図鑑」

単発先行で聴かせていただいたとき、季節に合わせて藤の花をイメージされてたと書かれていたような記憶がある曲。

パワーバラードはこれまでもアルバムでいくつか入っていましたが、この曲では今までよりも空間系のエフェクトを深めに使って、ちょっとレトロな響きを感じるバラードに仕上がってます。以前のアルバムだったら、多分もっとドライなエレピになっていそうなんだけど、この残響の中で響くグラアクさんの歌声が、強さだけじゃないんだって奥行き出してるようで、曲はむしろオーソドックスなスタイルなんだけど、それをトロフェンのサウンドに落とし込んでいるところが新鮮でした。

 

5曲目「Ready or not」

これもイントロですぐびっくり!Deep Purpleの「Speed King」を連想しちゃいました。ギターのサウンド、ハモンドっぽいオルガン、重たいバスドラの音・・・「Speed King」を知ってる人なら、あの雰囲気に日本の女性ヴォーカルが自由にそのサウンドの上で歌ったらこんなにイカしてるんだ!って感心するんじゃないでしょうか。
少なくとも僕だったら原曲のイメージに引きずられてこんなに自由に歌えないです。何より、トロフェンは他と違うってとこだけ尖らせるのでなく、いろんな背景も知り尽くした上で自分たちのトロフェンの楽曲にしてみせるって気概を感じる1曲でした。ちなみにギターソロも、リッチー先生を彷彿させる奏法ですので、Deep Purpleファンにも聴いてほしいなぁ

 

6曲目「夏空、海月雲」

最初にLPレコードプレイヤーのスクラッチノイズから入る、こういうSEを使うのもトロフェンさんの今までのアルバムにはなかったような気がします。

今回、ダウンロード販売だけにされる予定だったのを、僕が歌詞カードやアルバム・ジャケット見ながら聴くのが好き、なんてわがままいったせいか?届いたCDはタイトル写真のようにLPレコードのようにデザインされてました。

アナログ盤時代の邦楽ロックっぽいアレンジ、サウンド。そこだけ聴いていると違和感まったくないんですけど、以前のトロフェンさんのアルバムだと、例えスローテンポ、ミドルテンポの曲でもどこか疾走感やハードロックなスピリットが強く前に感じる曲作りだと(勝手に)思ってたんです。が、この曲で、それだけじゃないのよ、やりゃできるんだからって一発くらった感じでした

ちなみにグラアクさんの歌声には、パワーというか芯があると書きましたが、それを活かす意図もあってか、だいたいハモリも上下ハモリメインで、あまり3声4声で、ナイアガラコーラスやドゥワップみたいな多人数コーラス使ってこなかったんです。この曲でもそういう個性を活かすというとこはブレてなくて、がっつり歌っている間は歌に、ギター・ソロではギターに、自然に耳を持っていかれるという、二人の惹きの強さを改めて感じるバラードになってます。

 

 

7曲目「Butterfly Effect」

ピッキングハーモニクスをバリバリ使ったインテリ先生らしいギターリフから始まる疾走感たっぷりの曲。1曲め同様、このアルバムより前のトロフェンサウンドらしさ全開の曲。

バッキングコーラスで「バタフライ」ってリフレインしてるんですけど、そのハモリコーラスでもヴィブラートは一糸乱れず深さもテンポもシンクロさせてて、歌の上手さを感じられる、さすがのアレンジ。

歌詞の譜割りでは今まで字数を無理に詰め込む作詞・曲つくりはされてこなかった印象があるんですけど、この曲では珍しく「何かが違うと」のとこで今風に「ちが」を1音にまとめてるのも、おっって感じたとこでした。

 

8曲目「Life goes on」ここでもクルマのエンジンをかけるSEから入る、6曲目のように、今までのトロフェンサウンド・曲作りを更に間口広くした感じで始まります。そして曲がまた良い・・・ちょっとシャッフルしてるリズムにギターのリフもいつものメタル系じゃなく、カントリー風なお茶目で軽い音色。アコギのストラミングもこの曲調を自然な感じにしていて、曲名のLife goes on・・・まさに無理して作らず、生きるままに、そのときのアイデアを曲にしたという作風。こういうのも以前のアルバムにはなかったスタイルだなと。

 

9曲目「コレット・ミラー」

これも新しいトロフェンさんって感じたイントロでした。ブルースじゃんって。歌に入るとしっとりしたバラードでPOPなテイストからの、得意の転調、そこから元のVerseへの戻り方が、戻るタイミングのちょい前のコードとテンポの入れ方からしてカッコいいんですわ・・・味わい深い1曲。

間奏のツインリードはしっかりインテリ先生のロックギター。そこから一瞬のストリングスだけのバックにグラアクさんの歌で静かな世界に引き戻してからの、終盤へという、手練れの構成。歌メロ、かっこいいなぁ。

 

10曲目「サーカスが来た! (feat. akari)」

グラアクさんの掛け声がめっちゃチャーミングで、名曲「フ・ト・モ・モ」同様ライブうけするだろうなぁって曲。

僕もサーカスがテーマの曲をカバーしたことがありますが、僕のは昭和の古くちょっと寂れたサーカスだけど、こっちはショータイムの始まりに、初っ端から盛り上げるぞ!って。シンプルで重たいベースにギターのリフがいかにもロックなんだけど、しっかりサーカス・ショータイムというイベントに反逆・矛盾してない。

聞き所は多いけど、個人的にはグラアクさんの掛け声、合いの手が可愛くて推し!

 

11曲目「Travelogue (feat. Cocoon)」

ストラト遣いのインテリ先生らしい、ストラト~~って感じのギターから始まる曲。ギターに続いて絡むSAXもかっこいいです。曲名通り、旅をイメージさせるバックのアレンジ。そこに、これまた存在感・個性がひときわ強いCocoonのArikaさんの歌声も入ってくるのがまた効果的。僕は自分の歌が没個性というか、淡白になりがちなので、こういう個性にはいつも憧れがあるので、こんなキャラの違う仲間との旅の記録として聴いてみるととても羨ましさを感じる曲。

 

12曲目「antI Digital (feat. GULI菜月 & akari)」

バックに他の方もいるので当然かもですけど、この曲も以前のトロフェンサウンドから一歩殻を破った音色感じます。

「生きてる意味はない~」の最後のハモリの和声がめちゃ好み・・・僕もこういう曲やるなら、ここはそれまでのコードじゃなくてこうしたいって感じで和声の余韻を残した中ではいるギターのリフレインがまたいいんですわ。重たいリフもかっこいいけど、こういう中音域のリフの使い方のお手本!って感じ・・・ちょっとチクタク音がするアナログ時計のリズミカルな音を連想しました。アンチ・デジタルだからかな。

途中、グラアクさんの英語のverseがあるんですが、普段英語曲あまり聴いたことがなかったので、ここもカッコよくて聞き所でした。

 

以上、12曲、たっぷりの充実度がこんなお値段で購入できていいんだろうか・・・

 

今回の新作アルバムは、これまでのかなり的を狭めたトロフェンから、Deep Purple、スタイル・カウンシル、いろんな他の曲の良いエッセンスを借用するのでなく、消化して使いこなして見せる! これまでの実績・実力を証明してきたからこそ、次のステップでトロフェンの音楽的要素の幅を広げて行くんだって、意気込みと自信を感じるアルバムでした。

トロフェンさんも、次のフェーズに移行したんだなって。


今はストリーミング、DL販売、動画サイト、メディアが分散してかつてのように全国民が同じように特定のミュージシャンに熱中する時代じゃないとはいえ、オリジナル曲だけでここまでできるトロフェンさん、個人的にもっと全国区になってるはずって、自分のことじゃないのに妙に悔しくて、今回は友達のアルバム話しを長々と書かせていただきました。

 

 

 

 

いつもめっちゃステキなオケ&演奏していただいているTheWooさんから、1970年リリース、フィリーソウルの大ヒット曲「It's a shame」を歌入れてもらえませんか?ってオファーいただきました。

 

 

 

この曲はかなりロングヒットした曲で、僕が渡米して大学の学生寮に入った1979年でも、FMでよくかかってましたし、黒人の友だちも多かったので、学生寮の黒人フロア(といっても、白人と黒人を差別しているというより、自然にフロア単位でわかれちゃうんです)の友だちの部屋に、授業が終わって夕食後によく遊びにいって、「このバンドはこいつの弟がギャングで、この写真のこれ、盗品だぜ」とか、悪いことはだいたいこの時期に教わった気がします。

 

そんな貴重でおもしろいときに、この曲や、他にもThe Wispers、スタイリスティックス、チャカ・カーンとルーファス、Pleasure、とにかく有名どころからマニアックなレアものまで、いろんなブラックミュージックのレコードを聴かせてもらってました。

 

当時、黒人フロアにいくと、夕方はタイムの曲が、白人フロアにいくとREOスピードワゴンかSTYXの曲が大音響でかかってましたね。まだMTVが開業するより前のことです。なので音源はもっぱらレコードか、FM。
因みにアメリカってFM曲が充実していて、ちょっとした田舎町でも音楽のジャンル別に専門のFM曲が10位は受信できました。これがシカゴやLAなどの都会になると、35-50局くらいから好きなジャンルのFMが選べました。

 

今はサブスク時代に変わっているので、FM局がどれだけ生き残っているのかわかりませんが・・・当時は僕にとっても貴重な音楽をしる情報源でした。

 

さて、今回カバーした「It's a shame」

1970年リリースだけあって、原曲のままだと歌やグルーブはサイコーなんですがさすがにオケのサウンドやアレンジは古さを感じます。

それをTheWooさんが、ジョージ・ベンソンのちょっとフュージョンっぽいギター&サウンドで御機嫌なオケを用意してくださいました。

 

僕の歌は主メロの下パートはまだしも、ファルセットパートがめちゃキツくって、以前やったスタイリスティックスや、EW&Fのフィリップ・ベイリーパート並に厳しかったです・・・

なので喉の調子をうまくあげられたタイミングで、通しじゃなくて部分録りを積み重ねて、なんとか最後まで仕上げました。だからこれ、ライブじゃ歌えないですね(どうせ1人で歌う曲じゃないし)

 

しかし僕がギターを弾かないオケってだけで、こうもオケがカッコよくなる・・・

昔はショック受けたり、才能の無さを恨んだりしましたが、一度才能ないわ・・・と開き直ってみると、「弾ける曲はしかたないから連取してなんとか自分で弾く。弾けない曲はあきらめる、または弾ける人に頼る」という選択肢がはっきりできて、これまたたいしてうまくもない(けど大好きな)歌とコーラスに専念できるという幸せな状況になってきてるのかなと。ステキな音楽仲間のおかげですね。

 

それから撮影。

今、カメラ機材を入替中のため、今回の動画はiPhoneで撮影しました。iPhoneでも画質はまったく問題ないですね。操作性というか、歌入れ時にiPhoneに音源うつしてそこから音モニターしてることも多いので、モニターと撮影が同時にできなくなるってことが一番困ってるところ。
あと、画質のよい背面カメラを使うので、そうするとビュー画面が自分から見えないんですよね。これも不便なところ。現状、iPhoneの後ろが窓ガラスなので、夜撮影なら窓ガラスに小さくiPhoneの画面が映り込むのでそれで確認しながら撮影しています。

 

便利なのは、Apppleウォッチつかって、以前からiPhoneの音源を手元でリモートコントロールしていたんです。それがカメラとして使う場合カメラにもリモコンが使えることです。

以前使っていたデジタル一眼レフにリモコンはあったんですが別売で、持ってるやつがあってなくて使えなかったんです。

 

そのデジタル一眼、フルサイズのけっこう良いボディだったのですが、持っていたレンズ群(7本ありました)がどれも古くて、銀塩フィルム時代のマウンドばかり。マウントコンバータも売ってるので、新しいカメラに付けられ派するんですが、画質・焦点距離・明るさともに変わってしまうし、AFの反応スピード、手ぶれ補正などいろんな面で古いレンズももう入替えた方がよかろうと判断しました。

 

先日、終活も兼ねた断捨離で3回にわけて着物・腕時計・宝飾品・絵画などネットで比較してみつけた買取業者に出張買取に来てもらって、そこそこの値段になったので、カメラ+レンズキット(35mm換算で29-210mmズーム)に買い換えることにしました。

今回はフルサイズでなくAPS-C、少し小さな受光素子でボディのグレードは下がりますが、撮影画像の画素数は同じだし、何よりデジカメ時代だけあって、ボディの物理的な構造以上にAFや露出センシング、画像処理の速度が圧倒的に速くなってる世代のミラーレスボディを選びました。

 

ボディも小さく軽くなるし、装着できるレンズもフルサイズ対応より安価で揃うし、ネットで販売している写真の要求スペックもクリアしているので支障でないし、良い買物になりそうです。問題は・・・在庫切れで納品まで約2ヶ月待ち・・・今時そんなのデジカメごとき?で納期待ちなんてあるのかとびっくり。

 

それまではちょっと不便だけどiPhoneで撮影、やりくりしようと思います。

 

 

 

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ハワイ島とオアフ島では気候もすごく異なるし、沖縄と直接比較しにくい点も多いが、沖縄に移住して20年弱、ずっと思ってることがある。


それは、観光立県を目指すといいながら、青い海と空だけに頼りっきりで、県やエリアとして明確なビジョンをまとめられず、単発・散発的なイベントで終わっていること。


しかも、大きな根源から目を背けて安易なほう、土建業的側面ばかり優先されていて、マネタイズや体験の選択肢がまったく増えていないということ。


具体的に言えば、この手のちょっと贅沢な旅行において、富裕層と女性の経済的決定権は非常に大きい。ところが、沖縄は、晴天率が全国でも特に低いのに、雨が降ると行く処がほとんどない。
そして女性がちょっとオシャレして、お金を使いたくなるところがほとんどないままなのだ。


夜になると、よく言えば親しみやすい県民達も利用する居酒屋と、コンビニしか開いている店はなくなる。台風中に沖縄に良好で来たことがあるが、そういうときはホテル内のカフェ、プール、バーはどこも人でいっぱいで、プールでチェアに座る空きすらなくなる。それなのに、台風の中外へでかけても、ユニオン(最安値レベルの地元系スーパー)か居酒屋しか空いていない。


そして台風シーズンの停電についても、沖縄電力の怠慢(もしくは恣意的に台風のたびに停電させて人工代稼ぎするため)としか思えないほどの脆弱性。毎年台風で電線が切れ、速くて半日、場所によっては数日の停電もめずらしくない。さっさと計画的に電線の地中化をすべきだ。


この電線問題は、観光立県のくせに、映える写真を撮る上でも本当に邪魔だ。沖縄本島は南北に細長い島なので、島の中央の比較的高い位置に高圧送電線が見える。ただでさえ、それを避けるアングルを探さなければいけないのに、身近なスナップ写真を撮ろうにも、東南アジアらしい貧相で跡づけでたこ足配線になった無様な電柱・電線が大概写真のフレーム内に映り込む。
首里城公園内や、海中道路など、電線を気にせず撮影できる場所を探すほうが難しいほど、旅行者目線がわかっていない。


以前、県の建設部の方にもこの話しはしたことがあるが、「予算がかかる」の一言で、自分が上席にいる間に実現できなくとも、今後10年かけてでも順次電線地中化ができる事業案を起案するといった、自ら動く意識がまったくなく、下から上がってくる稟議書にハンコ押して前例のないことは減速全部却下するだけで非常に高額な報酬を得て(しかも僕が嫌いな自分の地位をすごい偉いと勘違いしている)これじゃダメだ・・・と諦めたことが、これ以外でも少なからずあった。


現在は円安と人件費の向上、インフレ等で、沖縄県内の観光産業だけでなく、平均所得が全国最低レベルの一般庶民の生活費まで値上がりがとても早く進行している。
それなのに、観光面でのソフト面でのクォリティはほとんど同じままで、県外資本によるホテルなどの建物だけは増えていて、値段も爆上がりしている。


世界の観光地でも観光客への入場税的なものを採用しているが、沖縄も円安の今こそ導入すべきだし、空路が那覇空港に限られ、制空権についても米軍がほとんど押さえているため、県外からの誘客にも空港増設など少なくない投資が必要だ。


それに合わせて県内物価水準があがれば、貧乏な県民はさらに相対的貧困化が進むので、観光施設は県民価格も導入検討すべきだ。というのは、県民の貧困が改善されないため、県内で営業できる業態が大手チェーン店とクォリティの高くない(せんべろに頼る)居酒屋とコンビニしか商売にならない状況になっているからだ。


米軍基地反対も(実際、日本政府は沖縄だけに負担を押しつけすぎている。本土の人間は遠隔地なので、地政学を楯に本質をしらずに政府に便乗しているのも実状からみたら間違いなくある)、子育て支援も、自民党の裏金体質も大きな問題だが、沖縄のマスメディア、特に2大新聞は、反戦や戦争体験からくる非軍事化ばかり煽り一部の読者に迎合するだけで、中立性もメディアとして骨のある(ある程度県民自身痛みを覚悟しなければできないレベルの)提言能力もゼロだ。新人記者のインタビューを以前みたことがあるが、洗脳されてるのか?とすら思える公正思想からずれた怖い回答してた。

 

福島瑞穂じゃないが、戦争は悪だ。誰だって嫌だ。でも、だからって反対して、さらには準備対応する人達まで貶めるような発言を平気でする。大規模災害があってもこういう人達は自衛隊は助ける優先順位さげさせたいくらいだ(自衛隊の方々はそんなこと絶対しないけど)


県民自体も、非常に地理的にガラパゴスなので、狭いエリアに親戚一族が密集して暮らしており、必ず親族内に賛成派と反対派、利益相反するものがいるので、一族として、県として、意見をひとつにまとめずなぁなぁでやらざるを得ないという県民性も強い。そう、ここが国や米軍がつけいる隙でもあるのだ。


これの改善は実は沖縄県民のほとんどには見えていない重要な伝統・慣習が邪魔になっている。そう、墓守りだ。沖縄は日本ではめずらしく、仏教・神道などでなく、いわゆる祖先崇拝や自然崇拝などのアニミズム系の文化が残っている。島国ゆえ、陸路による日常的な他県との交流も少ないので、それが一般県民の常識として伝統文化が濃く残っている。


このこと自体はすばらしい伝承でもあるのだが、現代の拝金資本主義の社会では、沖縄が貧困のまま、国やアメリカに利用されるだけの土壌になっている。
つまり、祖父母や両親が働き手の男子を、仕事もない沖縄に縛り付けて外ヘ出したがらないのだ。出してもせいぜい数年で、それが大学からだとしたら、社会人として幅広く密度の濃い競争者会での経験なんてほとんど実力がつかないまま「早く戻ってきておくれ」の縛りで沖縄にUターンする率が他県より圧倒的に高い。
なので沖縄の中小企業は、全国一低い賃金で応募しても応募者に困らない。


他にも酒や性欲などの快楽への依存性になりやすいとか(結果、飲酒運転や十代の妊娠そしてシングルマザー化が以上に多い)など、貧困が貧困を生む連鎖の源が、奇しくも沖縄古来の伝統が悪影響しているという辛い元凶になっている。


伝統文化は簡単に捨てられない。しかし、県の将来を考えたとき、せめてもう少し折衷案てきな人生観も考えるべきだと思う。
今、世界的に拝金資本主義(を煽動し利益を手にしている表に出ない支配層)が強くなりすぎて、各地で戦争、資源の奪い合い、労働力の搾取、生活物価のインフレ、リアルな物を産まず真の付加価値生産者の利益の上前をピンハネするだけの機関投機家(もの言う短期株主ね)、こいういう連中の欲が飽和して、局地戦が終われない状況になってきた。


ほんとうに民主主義・自由主義を土台にしつつ、資本主義・金儲けについての倫理的国際法整備、戦時下においては国内法より国際法を優先する、国連の解体と再構築とそれに伴う常任理事国の撤廃など、パラダイムシフトが必要な時期に来ていると思っている。
しかし、それができるのは世界的独裁者か、現世の因果を操作できるような超越者がいない限り無理なんだろうな・・・


とりあえず、国会議員や国政政治家の報酬と数は大幅に下げて、一般教員、保育士、介護士、勤務医、消防士、中小企業の労働者など、実際に付加価値を生む労働をする者ヘの報酬配分を上げることだけでも、ホントの政治家なら立安し、挑戦してみやがれ!(そんな根性ある政治家はいま一人もいないし、多数派政党にいないとそもそも議会で多数決で負けるわけだから)
となると、やはり、国もせっかくマイナカードとDX・デジタル推進するって言ってるんだから、マイナカードで、
1.ネットで選挙投票できる
2.ネットで各候補者の掲げた公約をそれだけ結果だした評価投票する
3.重要な案件は国会議員の多数決でなくマイナポータルで国民投票
の3つだけでも実現してほしい。


政治屋なんて、金まみれで「政治には金が必要」なって開き直ってるが、それならその使い道も全部後日でもいいから記録しておき公開しなよ。
できないでしょ、とても公開できる使い方してないんだから。民間なら懲戒解雇だよ。政治家もこういう連中は「遺憾です」っていうだけじゃなく、免職して、運転免許と同じく一定期間公職につけないようにすべきだ。民間ばっかり厳しくして、おかしいよね。


そうだ、あと政治家に求めたい変革は、
1.国政について世襲と親族は認めない
  世襲なら3世代、親族は3等親以内は政治家になれない


これも絶対実現させたい。憲法では職業選択の自由が認められているが、その憲法を作れるのが政治家なのだから、政治家は別枠にして、権力を維持・保持しつづけられないよう制限を設けるべきだ。
一般民間人や皇族に制限かけてんだから、政治家だけ制限なしなんて、しらじらしいこと言い訳にしないよね、まともな政治家なら。