[短篇小説][怪奇] 黴 kabi | 妄想小説日記 わしの作文

妄想小説日記 わしの作文

わたしの妄想日記内にある”カゲロウの恋”の紹介するために作った
ブログです

昔は雨が多くて雨季も長かったせいかカビがすぐ発生したものだが近頃は雨が少なく降ったと思ったらゲリラ豪雨のような短時間で多量の雨が降り再び乾期になり晴の日が続く。カビは生存する適温、湿度を持ち特定の湿気が必要のようだ。カビは菌であり生物だから移動する

もので食事もする。食料を見つけたら居座りなければ移動する、湿気があり食べ物を置いていてもカビが生えないのはそのような理由があるからだ。

 

2025年、気温は30度を越え6月でも35度が平均となり7月では40度平均に迫った人類はどの家でも空調設備や除湿液を備えカビの発生を抑え食料がなくなったカビは姿を消した。白カビや青かびなどはチーズなどに使うので食品工場ではカビを培養するが培養する過程で新人作業員はカビ菌の入ったガラス管を間違え牛乳が黒くなってしまう。作業員は間違えたのを知ると牛乳からすべて廃棄しビニールに入れて生ごみとして捨てた。牛乳を食料としてカビは進化し膨張

する自我を持ったカビはチーズ工場の廃棄物置き場から裏にある雑木林へ移動した。

 

皮膚を腐らせ蛆に喰われると人は痛みを感じない、カビもまた食料品や生物を構成する組織を腐らせ分解し食料とする。木陰で丸くなり寝ている猫の背中にカビの一部が張り付くとカビは増殖した。猫が痛みを感じた時はすでに遅く脳は最後に食べられるから抵抗する暇もなく

猫は姿を消してしまう。

 

「ジョニーを見なかった?」

「猫は2,3日家を空ける時があるから遠くへ遊びに行ってるんだろう」

「そのうち帰ってくるさ」

 

山間部にあり農業を営んで生活する本橋家の一人娘はゆかりはアメリカンショートヘアとメインクーンの混血、グレーのジョニーを弟の様に可愛がっていたがご飯というと飛んでくるジョニーが今日は来ない

事に異変を感じたのである。

 

おわり

 

この物語はフィクションであり実在の

人物団体には一切関係ありません