コロナで入院したのは最初個室だったがいつまでも綺麗な個室というのは新しく来るコロナ患者のために開ける必要がありベッドの移動が必需、そこで移動になったのは6人部屋の旧病棟にひとりだけ。看護師がくるのを嫌がっているようであまり看護師の姿はみない。ひとりでトイレへ行くのを禁止されているようでおむつを穿かされている。そのせいで尿意を催したら看護師を呼ばねばならない。外ではヤンキーのお兄ちゃん二人の話し声がする、やってきた看護師はサーファーみたいなロン毛の看護師なアルバイトかと思えた。普通看護師はズボンやパンツを下してしょんべんをさせてくれるがこの男は容器をわたしに渡すだけで何もしてくれない、部屋からでると2度とその顔はみなかった。つうか看護師を呼んでも夜はあまりこない、朝は普通に女の看護師がきたが夜は廊下を機械の走る音や窓際で工事をする音や人の歩く音などが聞こえ騒がしかった。窓から山が見えた。
二日後になるとまたベッドの移動で新社屋の病室に移った。
骨折で入院したうちのおやじの話によると山が見えるのは北向きで患者を北向きに寝かせるのは何事かと看護師に文句を言うと看護師は
「そうなんですよ、北向きの病室に患者さんを寝かせたくないのですが、なるべく早く違う病室へ移動できるようにします」
看護師も理解している北向きの病棟、過去に自殺でもあったのか?